五月広場の起源は、ブエノスアイレスが設立された1580年にまで遡り、ブエノスアイレスは、この広場を中心に発展していきました。1661年、この場所に市の城壁が建てられましたが、続く1世紀の間は、広場は、あまり重視されずに過ぎました。1804年に、半分はマーケット、半分は「ヴィクトリア広場」となり、二分された状態は1883年まで続きました。1884年に、現在の形の「五月広場」が完成しました。
【五月のピラミッド】広場の中央にある白い塔で、1811年、五月革命1周年記念に建設されました。周辺には散歩道や庭があり、夜になるとライトアップされます。【カサ・ロサーダ】ピンク色の建物が、アルゼンチンの大統領府です。映画「エビータ」で、エバ・ペロン扮するマドンナが、この建物のバルコニーに立って「アルゼンチンよ泣かないで」を歌ったシーンで有名です。【マヌエル・ベルグラーノ将軍像】アルゼンチン独立運動の指導者であり、アルゼンチン国旗を作った将軍として知られています。【五月広場の母たち】毎週木曜日の午後、「五月広場の母たち」が無言の抗議行進を行います。1977年以来続いている抗議行進は、未解決の子供失跡事件に対する抗議です。(1976~1983年、アルゼンチンの軍部独裁政治時代に多くの子供達が失跡するという事件が起きています。)