シェイク・ザィード・グランド・モスクは、アラブ首長国連邦の首都アブダビにあるイスラム寺院です。真っ白な建物が青い空によく映え、周りはプールで囲まれているため、反射して水面に映る姿はとても美しいです。静寂につつまれた厳かなモスクは、最大4万人も収容することができ、世界で6番目の大きさを誇ります。モスクでは珍しいことに非イスラム教徒も入場を許可されており、イスラム教徒だけでなく世界中から、このモスクを一目見ようと人が集まっています。
歴史
当モスクは2007年、アラブ首長国連邦建国の父と呼ばれる、シェイク・ザィードのために建設されました。イタリアやドイツ、中国、モロッコなど世界中から職人と材料をあつめ、伝統的なイスラム建築と近代技術をあわせてつくられています。総工費は約550億円かけたと言われており、シャンデリアや円柱など内装にもたいそうこだわっています。中でも、世界最大のペルシャ絨毯は有名で、糸を1本1本手作業で丁寧に結んだカーペットは、大変美しく荘厳です。最初の行われた式典は、名前にもなっているシェイク・ザィードの埋葬儀式で、彼は現在もモスク内の墓地に眠っています。
見どころ
ドバイから車で約2時間、夜10時まで入ることができ、夜間はライトアップも楽しむことができます。毎日無料でモスク内のツアーを行っており、気軽に参加することができます。女性にはアラブの伝統的な衣装を貸し出してくれます。モスク内には、お祈りをするプレイヤールームに飾られた、世界で一番大きいペルシャ絨毯や、スワロフスキーのクリスタルをふんだんに使ったシャンデリア、約1000本の円柱など、芸術としても素晴らしい内装品が多数あり、訪れる人の心を癒してくれます。
