シドニー・オペラハウスは、1873年に完成しました。着工は1959年だったのですが、独創的な形状の建築物だったために構造設計等に困難が伴い、完成までに時間がかかったと言われています。設計は建築家のヨーン・ウツソンが手がけました。ヨーン・ウツソンは計画当時はまだ無名の建築家でした。しかし、シドニー・オペラハウスが完成した際には、その素晴らしさから一躍有名になりました。シドニー・オペラハウスは近代の建築物にも関わらず世界遺産に登録されているという、めずらしい建築物でもあります。
シドニー・オペラハウスの一番の見どころは、何と言っても外観の美しさにあります。貝殻やヨットの帆等を連想させる外観は独特の魅力があります。また、シドニー湾の突き出た岬に建っているので、青い水面と白い建物のコントラストが青空に映えて綺麗です。ちなみにこの白い外壁には、スウェーデン製のタイルが100万枚以上使われています。このタイルには、溜まった汚れが自然に洗い流されるようにと特別な設計が施されています。
どうしてこんなに新しい建物が世界遺産なんだろうと思っていましたが、ツアーに参加してガイドさんの話を聞いて納得しました。貴重な体験ができました。
日本人のガイドさんが、ゆっくり丁寧に説明してくださいました。
せっかくオーストラリアに行ったので、日本語でゆっくり、オペラハウスの歴史や建築美についてお話を聞けて大満足でした。
オペラハウスの構造の成り立ちがよくわかりました。外部と内部が別々に。楽屋のスペースがほとんどないこと。一部屋根がタイルでできていること等、日本語の説明でよく分かりました。