世界遺産 熊野古道・伊勢路 貸切エコツアー 地域で守る馬越峠の美しい石畳を巡礼者の想いを聞きながら歩く＜5時間／ご当地弁当付／尾鷲市＞byくまの体験企画

山は放っておくとすぐに草が生えて歩けなくなるので、常に管理が必要です。特に年間の雨量が日本トップクラスのここ尾鷲市では、雨により石畳が動いてしまうこともあります。峠は世界遺産ですから、私たちだけのものではなく『世界人類共通の財産』という認識で守っていく価値があります。保全する人の顔が見えることが、この地ならではの体験になると思っています。
※ガイドは一例となり指名は承っておりません。

世界遺産・熊野古道の登り口には道の形をした石碑があります。いざ出発です！

◆歩行距離：約5キロ
◆標高：325メートル
◆レベル：トレッキング初級

明治まで旅の安全を祈るお地蔵さんがありましたが、いつしか子供の夜泣き封じに霊験あらたかとされるようになりました。

一里（約4km）ごとに設けられた塚の跡が残っています。巡礼者たちは歩く距離の目安にしていました。

カメラに収めずにはいられない美しい石畳ですが、人の暮らしがあったからこそ保全されきれいに残っています。この道がどのように地域の産業や生活に関係しているか、その姿を保全するためにどのような苦労があるのか、保全活動や地域ならではのエピソードを聞きながら歩きます。また、個人では見落としてしまうポイントも。ハート型の石も嬉しい発見です。

そよ風に吹かれながらベンチで一休みしましょう。

巡礼者たちが一休みした茶屋の跡、江戸時代の句碑などがあります。ガイドからいろいろなお話を聞きながら、竹かごに入った郷土料理のお弁当「熊野古道薬草弁当」を食べましょう。

旅の安全を祈るお地蔵さんの周りは、かつては桜の名所でした。かつての巡礼者はここで沢の水を飲むことができました。

尾鷲市街が一望でき、正面には難所と恐れられた熊野古道が通る「八鬼山」が見えます。巡礼者はどのような思いで眺めたのでしょう。

滝が流れる岩をくりぬいた祠に、不動明王と役行者が祀られています。かつては修験者が祈祷をしていました。

尾鷲神社のクスノキは樹齢1000年越え！良縁・子宝にご利益があるとして親しまれてきました。熊野古道を歩き終えて何をお願いしますか？