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【タジキスタン旅行】行く前に知りたい!在住者による基本情報・交通手段・治安など徹底解説

中央アジアの最貧国と言われ、まだ新しい国であるタジキスタンは知名度が低く情報が少ないですが、自然豊かな高原に囲まれていて、首都を中心にどんどん発展中の魅力ある国です。

今回はそんなタジキスタンへの旅行前に知りたい最新の基本情報を現地在住の筆者がまとめました。

治安、天候、VISA、交通手段など、旅行に必要な情報ばかりなので、ぜひ最後までお読みください。

皆さんこんにちは!ライターMiruです。

皆さんはタジキスタンという国をご存じでしょうか。

まだ歴史の浅く、発展途上国であるタジキスタンは日本では知名度が低く情報が少ないですが、自然豊かな高原に囲まれていて、首都を中心にどんどん発展中の魅力ある国です。

そんなタジキスタンについて、現地在住者である筆者がタジキスタンについての最新基本情報をご紹介したいと思います。タジキスタン旅行を検討している方は、是非参考にしてみてくださいね!

タジキスタンってどんなところ?

タジキスタンは中央アジアに位置し、北にキルギス、西にウズベキスタン、東に中国、南にアフガニスタンと国境を接する内陸国です。国土の大部分は東部の「パミール高原」と連なる山脈からなり、平均高度は約3,000mと 世界で最も標高の高い国 と言われています。

1991年にソ連が解体し独立を果たし建国されましたが、1992年から内戦が勃発し1997年まで続いたことから、周辺国に比べ成長の遅れをとっています。

言語・民族など

民族は他の中央アジア諸国と異なり、ペルシャ系民族のタジク人が約80%と多数を占めています。公用語はタジク語で、ロシア語もたいていの人が話すことができます。首都や観光地、若い人には英語も多少伝わります。

イスラム教徒が9割以上を占めているムスリム国家ですが、戒律はそこまで強くなく、スーパーマーケットでもアルコール飲料が買えたり、髪を隠していない女性も多く見られます。

治安

タジキスタンはキルギスと並んで低所得国であり、ロシアなど周辺諸国への出稼ぎ労働者の海外送金によって、国の経済を支えている状況です。南には危険国アフガニスタンもあるため不安に思う方が多いのですが、タジキスタンの治安は比較的良く、外務省の海外安全ホームページを見ても、首都ドゥシャンベやウズベキスタン側の西部は危険度レベル1と最弱です。

※しかし アフガニスタンやキルギスの国境沿いは非常に危険ですので、用事ない限り行かないようにしましょう 。また、経済や政治が安定していないため、貧困層による窃盗などにも注意しましょう。深夜の一人歩きは避け、貴重品の管理も気を付けましょう。

気候・気温

高原が多いため標高によって気温や気候は異なりますが、首都ドゥシャンベは 夏は40度前後の猛暑となり、冬は氷点下まで下がり、気温差が激しい です。しかし乾燥しているため、夏もじめっとした蒸し暑さはありません。

晴れているときは日差しが強く、雨が降ることもある ので、サングラスや帽子などの日除けグッズと、折りたたみ傘があると便利です。またどの時期も 朝晩の気温差がある ため、夜は昼時から更に羽織れるものを持っておくことをおすすめします。

旅行日数とベストシーズン

観光のベストシーズンについて、年中観光は楽しめますが、上記から 過ごしやすく快適な気候で花木が美しいのは春の4月頃と秋の9月頃 です。 山を登りたい方は、6~8月の夏 に訪れても標高が高いため暑すぎず、高山植物が咲くのでおすすめです。雪山がお好きな方はあえて冬に訪れると美しい冬景色が楽しめます。

旅行日数ですが、 首都ドゥシャンベはエリアが小さいので1泊でも十分に観光名所を網羅することが可能 です。高原など地方の自然を楽しみたい場合は地域によりますが、1箇所ごとに1~2泊追加すると良いでしょう。

タジキスタンはフライトのアクセスも不便であり、中央アジアの観光大国ウズベキスタンは陸路で行けるほど近いので、一緒に回るパターンが人気です。折角タジキスタンまで来たならば、アクセスしやすいウズベキスタンも訪れてみてはいかがでしょうか。

タジキスタンへの行き方・VISA

行き方

現在、日本からタジキスタンの空港への直行便は運航されていません。日本からは2回乗り継ぎで、韓国とウズベキスタン経由、または韓国とカザフスタン経由が王道です。1回乗り継ぎで済む方法として、遠回りになりますがドバイ経由もあります。

VISA

タジキスタン共和国への入国にはビザ(査証)またはe-Visa(電子査証)の取得が必要ですが、 日本国籍の方で観光目的の30日間以内の滞在であれば、無査証で滞在が可能 です。

※注意すべき点が一つあり、 入国後10日以内に、国内にある「OVIR(査証・滞在登録局)」で滞在登録(有料)が必要 です。滞在登録は宿泊するホテルが代行しますが、簡易な宿等では行ってくれない場合があります。
ホテルで代行できない場合や知人宅等に滞在する場合には、ご自身で「OVIR」へ行き、滞在登録してください。

現地での支払い・通信・交通手段

支払い手段

スーパーマーケットやレストラン・カフェでは基本的にクレジットカード対応していますが、 タクシーや観光入場料、ツアー参加などは現金支払いがメジャー であるため、USドル・ユーロ・ロシアルーブルから両替か、ATMでのキャッシングで現金を下ろしましょう。空港を出たすぐの場所にATMや両替ができる銀行が並んでいます。

通信手段

ネット環境が良くないで有名なタジキスタンですが、年々改善されてきています。接続が良く国内どこでも繋がると言われているのが通信会社 「Tcel(ティーセル)」 のSIMカードです。プランも細かく、少ないギガ数から購入できるのが旅行客には有難いです。

またコスパが良く、現地在住者に人気であるのが通信会社 「Megafon(メガフォン)」 のSIMカードです。こちらも広範囲で使用可能で店舗が多く展開されているので便利です。

※基本的に購入したSIMは30日有効ですが、滞在登録しない場合は10日で期限切れとなるので、長期滞在される方はご注意ください。また、 支払いは現金払いのみ になります。

交通手段

首都ドゥシャンベには電車や地下鉄はなく、公共交通機関はバスのみです。市内の大型バスは綺麗で治安もよく、乗車時に2.5ソモニ(約40円/2024年4月1日現在)乗車時に支払うだけで難易度が低いですが、観光地のエリアは狭く徒歩で回ることも可能です。

中距離移動は基本的にタクシーとなります。初乗り運賃は10ソモニ(約130円/2024年4月1日現在)です。

国内長距離移動の場合は、バスかレンタカーとなりますが旅行初心者にはハードルが高く、現地ツアー参加が無難で安心おすすめです。ウズベキスタンなど他国まで出たい場合は、バスの他に鉄道があります。

タジキスタン旅行の基本はこれでばっちり!

いかがでしたか?今回はタジキスタン旅行に行く際に知っておきたい、タジキスタンの気候や治安、物価など基本情報をお伝えしました。

また現地での通信手段や交通手段などもご紹介したので、これでタジキスタン旅行の基本はばっちり!しっかり計画を立てて快適な旅を送ってくださいね。

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