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【ベトナム】ホーチミン最大規模ベンタイン市場の楽しみ方を徹底解説

ベンタイン市場はベトナムの首都ホーチミンの観光名所として必ず話題にのぼる定番観光スポットです。

活気に溢れる市場には雑貨、衣類、バッグ、グルメなどなどさまざまなベトナム名産品が揃い、たくさんのベトナムらしさに出会えます。

今回は、そんなベンタイン市場の楽しみ方を徹底解説します!

ベンタイン市場とは

べンタイン市場とは、 ベトナム・ホーチミンの中心部1区ベンタイン区レロイ通りに位置するホーチミン最大級のマーケット です。1ブロック分で約10,000㎡もの広さを誇る市場には約2,000軒ものショップが集まり、ところ狭しと並んでいます。朝は午前4時から夜は午後7時ごろまで営業しており、地元の人々の食料調達や旅行者のお土産探しの場として多くの人々の活気で賑わう場所なのです。営業後の夜は深夜0時ごろまで市場の外でないとナイトマーケットを楽しむことができます。

ベンタイン市場の歴史は数百年以上と長く、19世紀ごろには現在の場所とは別の場所に存在していたと言われています。かつてはベンゲー川沿いに位置し、ザー・ティン城近くの藁葺き木造建築の市場だったそう。フランス植民地時代以前の当時は、物資を運ぶ船と商人たちが行き交っており、 「川の渡場」という意味でベンタイン と名付けられたそうです。

しかし、フランス軍の制圧により城とともに市場も焼失してしまったのです。その後、市場のみすぐに再建されるも、いつ倒れてもおかしくないほどに老朽化が進んでいたため、1914年、現在の姿のヨーロッパ風建築様式の建物に再建されました。1985年に一度修繕工事が行われましたが、進み壁の亀裂やサビ、雨漏りなど老朽化が激しい部分も多くなったため、大規模改修工事が行われる予定だと最近発表されました。南部開放50周年となる2025年4月30日までには改修終了予定だそうです。

ベンタイン市場の回り方

ベンタインマーケットには4ヶ所の入り口があります。南門、東門、北門、西門とメインの入り口があり、 南門がベンタイン市場のシンボルでもある3面の時計台のメイン入り口 となっています。南門の入り口から入ると中央に大きな十字路があり、大きく4ブロックに分かれています。南門から右手前が第1ブロック、左手前が第2ブロック、右手奥が第3ブロック、左手奥が第4ブロックです。

  • 第1ブロック:アオザイ、衣類、コスメ
  • 第2ブロック:アオザイ、衣類、靴
  • 第3ブロック:食品、コーヒー、お茶、菓子
  • 第4ブロック:バッグ、陶器、グラス、ポーチ、コースター等雑貨
  • 第3-4ブロック奥:肉、野菜、フルーツなど生鮮食品、調味料

市場内は店舗数が多く、また似たような店舗ばかり並んでいます。さらに通路も狭いためどちらに進んでいるかわからなくなってくることも多々ありますので、迷子になったら一度中央十字路に戻ってお土産探しを再チャレンジすることがおすすめです。効率よく回るためにも、お目当てのものがどこにあるか大体の場所を把握してから回ることもおすすめです。

ベンタイン市場でゲットできるお土産5選

刺繍入りポーチ、巾着、小銭入れ

ベトナムらしい刺繍の入ったカラフルなポーチや巾着はベトナムの定番お土産の一つ。小さくカバンに入れやすいサイズから洋服も入る旅行のパッキングにも便利なサイズまであり、花柄やアオザイをきた女性の柄などデザインもカラーもバリエーションが豊富です。50,000ドン〜100,000ドンで購入できれば、値切り交渉成功です。

カゴバッグ

カゴバックも人気なお土産の一つです。東南アジアらしいデザインで、ショルダーバックやハンドバックなど旅行時のファッションのアクセントにも最適です。200,000ドン程が相場と言えるでしょう。

バッチャン焼き

ベトナムの伝統的な焼き物にバッチャン焼きがあります。首都ハノイから13kmほどのバッチャン村で作られる陶器で、15世紀頃からの歴史ある伝統工芸品です。こちらもお手頃な価格で購入ができ、小皿など小さいものなら10,000ドン〜30,000ドン、カップセットなど大きいもので200,000ドンほどだそう。

サンダル

カラフルでビーズなどの装飾のついたサンダルも日本ではなかなか見かけないデザインを見つけることもできます。ソールの色や革の色を選べるセミオーダーサンダルを作ることができるお店もあるようです。200,000ドンほどで作ることができます。

コーヒー

ベンタイン市場にはコーヒーを販売する店もたくさんあります。コーヒー豆を計り売りしていたり、個包装になったインスタントコーヒーを購入することができます。計り売りで100,000ドン/100gほど、インスタントで20,000ドンほどです。ベトナムコーヒーはコーヒーに練乳と砂糖がたっぷり入った激甘コーヒーであることも特徴的。ベンタイン市場のコーヒー屋さんの店先で座って飲むこともできるのも面白い体験です。

ベンタイン市場での注意点

値段交渉は必須!

ベンタイン市場での買い物は 値段交渉が必須 です。観光客もたくさん集まる場所なので、店員さんたちも英語はもちろん日本語や中国語など様々な言語で話しかけてきますので、お目当てのものを見つけたら値段交渉スタート!電卓に希望金額を入力してやりとりしたり、まとめ買いをすると大幅に値下げをしてくれたり。はじめは高値を提示してくることがほとんどなので、言い値の6,7割まで値切ることができれば大成功と言えるでしょう。事前に相場をチェックしてから、ショッピングに行くことをおすすめします。

また店頭に並んでいない商品も聞いてみるとどこか違う場所から大量に持ってきてくれることもあるので、勇気を持って聞いてみるのもおすすめです。値切り交渉は日本ではなかなかする機会がなく、初めは戸惑いもあるかもしれませんが、これも市場ならではの体験と思って、お店の方とのコミュニケーションを楽しみましょう!

スリに注意!

ベンタイン市場の 通路はとても狭く、隙間なく並ぶ商品と人の多さに足元や手元が見えにくい ことも多々あります。市場のお店の方もスリが多いから、カバンを前で持って、携帯電話も手で持たずにカバンの中に入れたほうがいいと言うほど、スリの多さが伺えました。市場の内部や入り口付近には多くの警察官も巡回していますが、スリ対策は必須です。目立たないようシンプルな服装で出かける、貴重品は自分自身から離れず、目が届く位置に保持できるものがベストです。また、財布も2つ以上に分けて予備のクレジットカードを用意しておくなどの対策方法も、万が一の時に焦らないためにも有効かと思います。

ぼったくりタクシーに注意!

ベンタイン市場に集まる観光客をターゲットに、ベンタイン市場の周辺にはタクシーやバイクタクシーが待機しています。中にはぼったくりタクシーも紛れており、車体が汚かったり、社名や電話番号をシールで貼っていたりする場合には注意が必要です。ぼったくりタクシーに乗車してしまうと、法外な高額請求をされてしまうケースもあるようです。

ベトナムで比較的安心な大手タクシーは 白い車体に赤い線の入った「VINASUN」 全体が緑の車体または緑と白の車体の「MAI LINH」 が有名です。会社によって異なる部分もありますが、初乗りは10,000ドン、追加料金は15,000ドン/1kmが相場だそう。ベトナムの通貨は単位が非常に大きいため、メーター表示では10,000ドンの場合は「10.0」のように表示されることが多く、これに1,000を掛けた数字が金額となります。メーターが動いているか、メーターが急激に上がっていないかチェックしながら乗車しましょう。

ぼったくり回避するのにおすすめなのが、 配車アプリ「Grab」 です。ベトナムではUberがGrabに買収されているため、Uberは使用できません。Grabのアプリをダウンロードし登録し、乗車地と目的地を入力すると事前に料金が確定するため、ぼったくりの心配はありません。

ベンタイン市場でベトナムを楽しもう

今回はベトナム・ホーチミンの必見スポットでもあるベンタイン市場の楽しみ方について解説してきました。ホーチミンでの旅行の際にはベトナムらしい空気を味わいに、また自分や家族、友達へのお土産をゲットしに、ぜひ足を運んでみてください!

出典・参考

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