フィンランド視察訪問手配＜日本語／ヘルシンキ発＞の参加体験談 | フィンランド（フィンランド）旅行の観光・オプショナルツアー予約 VELTRA (ベルトラ)

実際の教育現場を訪れて

幼稚園poco
郊外の街にある幼稚園での見学でしたので、自然が豊かで子供達が寒い中でも元気に遊ぶ姿を見学することができました。最初に園長先生から幼稚園独自の取り組みをわかりやすく写真などで説明してくださったことで、その後の授業の見学も理解しやすかったです。読み聞かせを拝見したいと依頼していたため、読み聞かせの様子を見ることができました。物語に合わせて電気を暗くしていたり、絵本の中に出てくる道具(おもちゃ)を実際に手に取りながら読み進める様子が印象的でした。このようにすることで先生方は子供達の聞き取る力を把握できるそうです。フィンランド語とスウェーデン語のそれぞれを母語とする子供達が通っているため、絵本も2つの言語で普段から読み聞かせをしているそうで、どちらの言語も生活の中で自然に理解できるようになることが素敵だと思いました。

トーロ中高学校
YouTubeの音源を元に実際にドラム、キーボード、ギター、エレキギターで演奏する授業を見学させて頂きました。先生は生徒の意見を聞いて、生徒がどのように演奏をしたいかを常に聞きながら進めている印象でした。そのため生徒たちも積極的に自分の意見を述べていて、7人ほどと少人数のクラスであることもあり、対話的な場面が非常に多かったです。
クラスが終わると担当の先生に質問する時間をたくさん頂きました。「あえて授業の着地点や答えを決めることなく、子どもに答えや解決策を委ねている」という言葉が印象的でした。大人が答えを決めてしまうと意見を言えなくなったり、それ以上の発想力や創造性のある答えが出なくなってしまうため、型にはまるような授業をしないことはとても大切だと感じました。

幼稚園の方では30年日本に住まれて、子育てをなさった方が通訳をしてくださったため、日本とフィンランドの教育や学校現場のこともお話できてありがたかったです。
学校の方の通訳さんは細やかな日常会話も同時通訳してくださり、子供達同士のたわいもない会話も知ることができて楽しかったです。
どちらの通訳さんもとても優しく、温かい方で案内して頂けてとても嬉しかったです。

※顔写真は私の個人の記録用ならということで撮らせて頂きました。