北海道大学札幌キャンパスでエコサイエンス体験イベント「カーボンクエスト！炭素になって地球を冒険！」＜2時間／札幌市内＞

合同会社エゾリンク　代表社員　安東義乃博士
理学博士
専門：都市における生物の進化・昆虫と植物の相互作用のネットワーク
日本生態学会北海道地区役員(2024年～)。

合同会社エゾリンク　代表社員　風張 喜子博士
環境科学博士 / 北大
専門：行動生態学・霊長類学

※博士の指定はできませんので、ご了承ください。

ハルニレの巨木が多いことで有名な構内のエルムの森に徒歩で向かいます。

カーボンクエストは、参加者一人一人が炭素分子となってロールプレイしながら、炭素の行く先（以降、ステーション）である大気や土、植物、動物、海などを旅してめぐるという、自然のシステムを体感できるオリエンテーリングゲームです。北大のエルムの森を楽しくウォーキングしながら、人間活動がない時代と現代のバージョンで炭素のめぐりを体感します。

北海道総合博物館に戻り、カーボンクエストで自分が（炭素として）どのようなステーションを旅したかを矢印で書き込み、オリジナルの冒険記を作ります。親子２組のグループでそれぞれの冒険記を共有しながら、旅の違いや共通点等を話し合い、人間活動によって炭素のめぐりがどのように変わってしまったかについて、気づいたことを話し合います。

自然界の炭素の役割や環境への影響を学びましょう。博士が、炭素の旅から得られるヒントを楽しい図で紹介し、気候変動と私たちの関係について、自発的に考察しようとする意識を促します。
温暖化をもたらす原因やメカニズムを自然のしくみから知ることで、脱炭素やゼロカーボンの取り組みの大切さを根本から実感することになります。

親子２組のグループで、未来の地球のためのネイチャーポジティブなアイデアを共有します。温暖化をこれ以上進めないためにできることを考え、ポストイットにアイデアを書き、参加者全員で共有します。博士といっしょに、みんなのアイデアをピックアップしながら、地域全体や世界へのアクションにどのようにつなげられるかを考えていきます。

最後に、今日の体験から学んだことや感じたことを整理しながら振り返り、未来の環境への思いや感想をシェアします。