テーブルマウンテン国立公園は、南アフリカのケープ半島にあるテーブルマウンテン一帯に広がるランドマークです。切り立った断崖と３kmに渡る平坦な頂上部分がテーブルのような形をしているのでこの名前がついています。このような地形は、岩山の麓の軟らかい地層が浸食されてできたものです。北にはケープタウン、西には大西洋があり、南側には低い山々が岬へと続いています。ハイキングかロープウェイで山頂に登ると、海抜1,067mからの大パノラマが眼前に広がり、珍しい植物も多く見られます。
歴史
断崖絶壁の多いテーブルマウンテンは、トレッキングが好きな人にはとても魅力的な場所。ロッククライミングや懸垂降下も楽しめて、自然を満喫できます。一般向けには、ハイテク技術を駆使したロープウェイが10分で頂上まで連れて行ってくれます。65人乗りで秒速10m、さらに360度回る回転式で、ここから見下ろす大西洋とケープタウンの眺めはとても壮大です。頂上では1470種類あると言われる植物や珍しい生き物が待っていて、舗装された遊歩道で快適な散策を楽しめます。
見どころ
テーブルマウンテンがニューケープ半島国立公園になったのは1990年。そして現在のテーブルマウンテン国立公園として指定を受けたのが1998年です。標高300mから頂上を結ぶロープウェイは、ノルウェー人のエンジニアの提案によるもので、初代は1926年に着工、1929年に開通しました。現在のハイテクを用いたロープウェイは1997年に作られました。テーブルマウンテンの初登頂は1503年で、アントニオ・デ・サルダナという人がプラッテクリップ峡谷を通るルートで踏破しました。
