アマルフィイタリア南部のカンパニア州サレルノ県にある人口約5200人程度の自治体です。断崖絶壁が続く海岸に面して築かれた都市で、アマルフィ海岸はその美しさや独特の地形からユネスコ世界遺産にも登録されています。町は周囲を高い崖に囲まれた小さな湾の奥に作られた港を中心に断崖上に向かって形成されたユニークな作りで、曲がりくねった狭い道路はすれ違いも大変です。大聖堂や上から見下ろす湾の眺め、全体の街並みは必見です。
歴史
古代ローマ時代まで遡る古い歴史を持つ町は、中世には独立した共和国として勢力を拡大し、海洋貿易で富を得て強さを誇った海洋国家でした。一時はピサやヴェネチア、ジェノヴァなどと地中海の覇権を争ったこともあるほどで、11世紀に最盛期を迎えます。海洋に関する法典の作成や、中国からシチリアを経て伝わった製紙法による製紙産業などでもその名が知られるようになり、現在でもイタリアの海事関係の旗にはアマルフィの紋章が入っています。
見どころ
アマルフィは狭い土地を有効活用するために上へ上へと建て増して断崖にへばりつくように密集した建物が印象的です。複雑に入り組んだ道を散歩するのは楽しく、どこを見ても絵になる風景です。特産品は地元のレモンを使ったリキュールの「リモンチェッロ」で、アルコール度数が高くレモン色の甘酸っぱいお酒はよく冷やして食後に飲むと胃がさわやかになります。手漉き紙も有名で、様々な色を付けたものや押し花などを加えた紙はお土産にも最適です。