札幌から車で片道3時間弱、旭川から1時間弱の距離にある大雪山国立公園は、北海道の中央部に位置し、日本最大の国立公園です。断崖絶壁から落ちる優雅な滝や天空に広がる湖、咲き誇る高山植物、燃えるような紅葉など、アイヌの人々はその美しい大雪山を「カムイミンタラ」(神々が遊ぶ庭)と呼びました。公園内には多くの人気観光スポットがあり、旭岳温泉から旭岳ロープウェイに乗ると、噴煙を上げる火口が見えます。ここから姿見の池や鏡池、すり鉢池の夫婦池などを経由して、北海道最高峰の旭岳山頂まで約2.5時間の登山コースが整備されています。また、黒岳はロープウェイで「黒岳五合目駅」まで行き、五合目からはペアリフトで標高1,520mの「黒岳七合目」までアクセスすることができます。その他にも渓谷美が美しい温泉地・層雲峡や十勝岳を望める望岳台など美しいポイントが点在しています。大雪山は、全国で一番早く紅葉が見られる場所としても有名で、赤や黄色に染まった鮮やかで燃えるような紅葉を望むことができ、見頃時期は9月中旬頃です。札幌発のツアーでは、黒岳、旭岳に加え、美瑛の四季彩の丘へ立ち寄るプランもあるので、便利です。