東大寺は8世紀に聖武天皇によって建立された寺院ですが、最初から「東大寺」であったわけではなく、建立当初は金鍾山寺という寺院でした。これが後に昇格して大和金光明寺となり、この大和金光明寺が東大寺の直接の前身寺なのです。大仏が作られたのも、東大寺という名になったのも、これより後となります。その後も東大寺は戦国時代に主要堂塔が焼失したり、明治の廃仏毀釈で経営が困難になったり、紆余曲折しながら歴史を歩んできましたが、大仏殿昭和大修理によって大規模な修繕が行われたのです。
東大寺の見どころは、やはり「東大寺盧舎那仏像(とうだいじるしゃなぶつぞう)」です。この長い正式名称を聞いても何が何だかわからない人も多いかもしれませんが、「奈良の大仏」といえば、日本人の誰もが知るところでしょう。じつはこの奈良の大仏と大仏殿は、過去に何度か焼失してしまっており、東大寺建立当初のものが現存しているわけではありません。大仏殿に関しては1709年に落慶したものが現存していますが、これは752年当時の大仏殿と比較すると3/4の大きさとなっています。
服部タクシーの鈴木さんの案内で観光しましたが、何処へ行っても非常に分かりやすく説明、案内頂き楽しい1日でした。
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