メキシコのジャングルに佇むウシュマルは、まるで野外美術館のような美しいマヤ遺跡です。
ここに足を踏み入れると、まず目に飛び込んでくるのは、伝説が宿る「魔法使いのピラミッド」。丸みを帯びたそのユニークな姿は、一夜にして小人の魔法使いが創り上げたと語り継がれています。
ウシュマルの最大の魅力は、「プウク様式」と呼ばれる精緻で洗練された建築デザイン。建物の壁面は、雨の神チャークの顔や幾何学模様の石のモザイクで埋め尽くされ、その芸術性の高さに誰もが息をのむでしょう。
有名なチチェン・イッツァの力強さとは対照的に、ウシュマルはどこか穏やかで優美な雰囲気に包まれています。比較的観光客も少なく、静かな環境でじっくりとマヤ文明の神秘に浸れるのも嬉しいポイント。
古代マヤの建築美の最高傑作と称されるウシュマルで、神々と人間の創造力に思いを馳せる、特別な時間を過ごしてみませんか?