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三保松原は、日本らしい美しさを象徴する風景のひとつ、羽衣伝説が残る松林が広がります。松林の先に、雄大な富士山と、穏やかな駿河湾が織りなす絶景が待っています。
三保松原3ringsプロジェクトはこの松原は未来へ伝えていくべきものとの想いから、松林の保全活動を行っています。
古から続く松原を
松葉かきで未来へ繋ぐ
三保松原は、古くから多くの人々に親しまれてきた景勝地、その歴史は平安時代にまで遡ります。江戸時代には、徳川家康をはじめとする歴代将軍の庇護を受け、広重や北斎といった浮世絵師たちによってその美しい風景が描かれ、さらに広く知られるようになりました。伝説や文学、芸術の舞台としての一面もあり、天女が羽衣を松に掛けたとされる「羽衣伝説」は、この地の神秘性をより高めるストーリーのひとつです。
明治維新により、一時的に伐採の危機に面した時期もありましたが、地元の人々の努力によって保全が進められ、大正時代には日本新三景に選定されました。
かつては生活に利用されていた松葉ですが、現代ではその機会がほとんどありません。落ち葉を放置すると、この美しい景観が損なわれる可能性があるため、松葉かきは松林の保全に不可欠な作業となっています。

三保松原3rings 代表 藤田尚徳さん
三保松原は風光明媚な景勝地として、万葉集の時代から多くの人に愛されてきました。2013年には世界遺産「富士山」の構成資産に認定されました。
この場所には5キロに渡って約三万本の松林が広がっています。これらの松は、人の手で落ち松葉を集め、適切な環境を守ることで美しい松原を未来に残すことができます。
「世界遺産を守り、未来に繋ぐ体験」の和を広げるべく、活動を始めて7年。是非三保松原で、世界遺産を未来に繋げる1人になりませんか?
















