アメリカ・アリゾナ州の国立公園であるグランドキャニオン。数億年という気の遠くなる歳月をかけて作られた大渓谷のスケールを体感できる場所としてあまりにも有名な観光地です。世界中の観光客を引き付けるグランドキャニオン国立公園に着いてまず訪れるのがビジターセンター。その裏手に1番目に行くであろうマーサポイントがありますが、すぐそばにあり2番目のスポットとなるであろう場所がヤバパイポイントです。キャニオンに突き出した崖の上にあるヤバパイポイントからの眺めには、数日間通い詰めたとしても見る都度圧倒されると言われるほどの絶景が広がっています。
歴史
グランドキャニオンとはコロラド川の浸食によって削りだされた巨大な渓谷のことで、1979年に世界遺産に登録されています。 断崖の深さは1200mもあり、コロラド川がある最深部までは1800mもあります。長さは446km、幅6km~29mまでに及び、今なお削られる続けている浸食の中で最も古いのものになると約20億年前から始まっていたと言われています。ヤヴァパイポイント(Yavapai Ponit)とは、1540年に初めてグランドキャニオンに訪れた欧米人であるスペイン遠征隊員たちが初めてこの偉大な渓谷に対面した場所なのです。
見どころ
ヤバパイポイントは素晴らしい夕日の眺めでも有名な地点であり、シャトルバスが停車することもあって多くの観光客が集まるビューポイントの1つです。そこからはキャニオンの谷底を見下ろすこともできます。ポイント近くにあるガラス張りの建物のヤバパイ・オブザべーション・ステーションからは窓からの絶景を楽しむこともできます。180度広がる絶景や窓から眺める大パノラマは常に訪れる観光客に驚嘆と感動を与えています。