ホルス神殿は、エジプトのアスワン県、ナイル川の西岸のエドフの町にある、エジプトで最も保存状態の良い神殿の一つです。神殿は、ハヤブサの神ホルスに捧げられており、紀元前237年から57年のプレトマイオス朝時代の間に建てられました。壁に書かれている碑文には、古代エジプト時代のプレトマイオス朝時代の言語、神話、宗教の重要な情報が記されています。また、ホルスとセトの積年の対立に関する神聖なドラマの碑文や重要なシーンも記されています。
歴史
ホルス神殿は、プレとマイオス朝時代に建てられたいくつかの神殿の中の一つで、プレトマイオス3世の時代に建築がはじまり、プレトマイオス12世の治世、紀元前57年に完成しました。西暦391年になると、ローマ帝国内における非キリスト教の礼拝を禁止するテオドシウス1世の通達に従い、ホルス神殿は宗教的な儀式に使用されなくなりました。その後、砂漠の砂やナイル川の堆積土によって神殿は埋もれてしまいましたが、1798年に神殿の一部が発見され、1860年から発掘作業が始まりました。
見どころ
ホルス神殿の見どころは、ほとんど無傷で残されている神殿で、精密な壁画が描かれた壁に囲まれた至聖所、壁面のレリーフ、大きな柱に囲まれた中庭など、古代と変わらぬ風景が見られます。入り口の一番目の柱には、神殿のシンボルであるホルス神の像が立っています。また、2006年からは、夜間照明が導入され、ライトアップされた美しい神殿の姿を目に焼き付けることができます。全てにおいて、壮大なスケールの神殿に圧巻されます。