ブラーノ島は、イタリアのベネチア近くにある、人口3,000人ほどの小さな島です。ベネチアから船で約45分の島へは、定期的に船が出ているので、気軽に訪れることができます。こぢんまりとした島なので、徒歩で1時間もあれば一周できてしまいます。ブラーノ島は、漁師の町です。美味しいシーフード料理を食べられるレストランもあります。最大の魅力は、どこを撮っても美しい写真が撮れることです。ぜひ、忘れずにカメラを持っていってください。
歴史
ブラーノ島は、繊細で美しい「レース編み」が有名です。15世紀、16世紀から特産品として名物となり、今でも高級品として取引されています。女性たちは、家でレースを編みながら、漁に出ている男性たちの帰りを待ち、代々伝統技術を引き継いできました。島の東側には、レース博物館があります。19世紀に建設された、レース学校の建物を転用したものです。また、この島の家はカラフルで、まるでおもちゃのようにも見えます。これは決して観光客向けのPRではなく、船から自分たちの島や家が、冬の霧の中でもよく見えるように、といった昔からの生活の知恵です。
見どころ
ブラーノ島の見どころは、何と言ってもその美しい街並みです。どの家もビックリするほど色鮮やかで、個性的です。オシャレな運河を挟んで、クレヨンのようにカラフルな家が並んでいる写真を、観光ガイドなどで見たことがあるかもしれません。観光客向けのメインストリートには、お土産屋さんやレストラン、カフェなどが並んでいます。また、小さな路地や地元の人が集まる公園なども非常に趣があります。ぜひ足を運んでみてください。