サンパウ病院の正式名称は、サンタ・クレウ・イ・サンパウ病院です。この病院の起源は、1401年までさかのぼります。もともとあった6つの病院がサンタ・クレウ病院という1つの病院に統合されました。19世紀末になると街が発展するのに伴って病院も大きくする必要にせまられ、資産家パウ・ジルの寄付で1902年から1930年にかけて増築工事が行われました。設計を担当したのはカタルーニャ音楽堂で有名なルイス・ドメネク・モンタネールです。1997年には「バルセロナのカタルーニャ音楽堂とサンパウ病院」としてカタルーニャ音楽と共に世界遺産に登録されました。2009年までこの病院で診療が行われていましたが、建物の老朽化のため閉鎖されました。改修工事のため長期間見学のできる場所が限られていましたが、無事終了して2014年3月から一般公開されています。
カタルーニャ・モダニズムのシンメトリーが美しいサンパウ病院の外観も素晴らしいですが、入場して庭園を歩いてみてください。計画的に配置された病棟やデザインのひとつひとつが美しく、独特の世界観をかもしだしています。入口の美しいアーチ、廊下天井に施された絵つきタイル、小さな破砕タイルを円状に並べたアラブ風の天井など、細部に注目してみてください。見学コースには、修復作業の様子のビデオや、増築当時の写真パネルも展示されていています。
女性のガイドの方のお話がとても面白かったです。音声ガイドではこんなに詳しい話は聞けなかったと思います。エレベーターに乗った後解散なので、博物館や聖堂内をガイドの方のお話を思い出しながらゆっくり見て回ることができました。
ガイドさんの詳しい知識に圧巻でした。やはり何度も行ける場所ではないので、日本語で詳しく聴けるのがありがたいと思いました。
ガイドさんの説明を聞きながらのサグラダファミリア観光は勉強にもなり楽しかったです。
今回の旅の目的だったので参加してよかったです。