18世紀のスペイン継承戦争でバルセロナが陥落したのち、フェリペ5世が市内の監視を目的に要塞の建設を命じました。この要塞が現在のシウタデリャ公園で、建設に際して地元住民を強制退去させた移転先が、ここバルセロネータだったのです。19世紀には工場が集中するエリアとなりましたが、1992年にバルセロナ・オリンピックが開催されたことを機に大規模な開発整備が行われ、現在ではスポーツや文化、レジャー施設が集まる観光スポットになっています。
このエリアを訪れる観光目的は主に3つあります。ひとつはビーチで夏のバカンスを過ごすことです。2つ目は、バルセロナ・オリンピックの際につくられた建築物や現代美術作品の鑑賞です。3つ目は、18世紀バルセロネータ地区の都市整備にまつわる、いわば地元住民の「負の歴史」を知ることです。現在では、美しく整備されたこのエリアでその面影をみることはほとんどありませんが、博物館「カサ・デ・ラ・バルセロナ 1761」でその一端に触れることができるでしょう。
サクラダファミリアの外も中も圧巻されました。
上階からのパノラマ撮影、下り螺旋階段全てが計算されてました。