カサ・リェオ・モレラ(Casa Lie Morera)が完成したのは1906年です。この建物は、モデルニスモの代表的建築家の一人で、カタルーニャ音楽堂やサンパウ病院を手掛け、花の建築家とも呼ばれたリュイス・ドメネク・モンタネールの作品です。もともとは1864年に建設された建物で、モンタネールがリェオ・モレラ家から依頼を受けてリフォームしたものです。1階は残念なことに市民戦争で破壊されてしまいましたが、その後新たに修復されました。
以前は外観のみの見学しかできませんでしたが、現在ではガイドツアー(1時間~1時間15分)に参加すれば館内の見学もできます。ツアーでは、当時の巨匠たちが装飾を施したモザイクやステンドグラス、彫刻、天井などが美しい2階の部屋も見学可能です。ぜひツアーに参加して、繊細で気品あるデザインを見てください。内装は撮影もできます(フラッシュ厳禁)。
当日は生憎の天気でしたが、公共交通機関を使いつつ巡らせてもらいました。
ツアーグループの中に脚の悪い方がいらっしゃいましたが、ご配慮も十分されており、良い雰囲気で廻れました。
地下鉄などの交通機関を利用しながら、ゆっくりと実際の街に溶け込んだ散策はとてもありがたかったです。特に日本人のガイドさん(平野さん)は非常に親切に細かく説明をしてくれたので最高のツアーとなり、感謝です。