ボルン地区は、ゴシック地区の東側の旧市街にあります。小さな路地が入り組んだ古い町並みの中にバルやカフェ、ブティックなどが集まり、おしゃれなエリアを形成。観光客だけでなく、地元の若者もたくさん訪れる場所です。特に夏は夜遅くまで賑わっています。また、ここにはピカソ美術館やサンタ・マリア・デル・マル教会などバルセロナを代表する観光名所もいくつかあります。ショッピングやバル巡りなどと一緒に楽しみましょう。
歴史
ボルン地区は、もともと地中海貿易が盛んだった時代に海岸に作られた街です。サンタ・マリア・デル・マル教会Iglesia de Santa Mar?a del Mar教会のある少し南側が当時の海岸線で、そこから先は全て埋立地です。かつては港に荷揚げされた荷物をさばく商店や問屋が軒を並べていました。一時期治安の悪い地区でしたが、現在は、バルセロナのおしゃれな地区として人気のエリアでいつも賑わっています。
見どころ
【ピカソ美術館】バルセロナ滞在中にぜひ訪れてほしい美術館です。ピカソの作品約4000点が展示されています。ベラスケスの「ラス・メニーナス」をピカソ風にアレンジした作品や陶器の作品など、見逃せない作品ばかりです。【サンタ・マリア・デル・マル教会】1329年に建築されたゴシック様式の教会です。石造りの重厚なこの教会は、漁師たちの航海の安全を祈るために建てられました。教会前の広場には、バルがたくさん集まっています。【ボルンカルチャーセンター・遺跡博物館】1920年-1971年までバルセロナの中央市場として利用されていた場所です。建物の改装工事中に遺跡が見つかったため様々な議論を呼び起こしましたが、2013年に市民が見学できるカルチャースペース＆博物館としてオープンしました。新しい観光スポットとして注目を集めています。
