江の島岩屋は、神奈川県の藤沢市に存在している天然の洞窟です。この洞窟は江の島の北部に存在していて、相模湾を一望できる島の突端に形成されています。洞窟の中へは沿岸沿いに通路が設置されていて、その通路から相模湾を望むことが出来ます。江の島岩屋への交通アクセスとしては、電車での場合には、小田急電鉄江ノ島線の片瀬江ノ島駅から徒歩30分、車を利用した場合、横浜横須賀自動車道の逗子Ｉ.Ｃから40分の位置にあります。
歴史
江の島岩屋はもともとこの地域において、民間信仰の対象として、神聖な空間として存在していいました。そのためこの洞窟では、様々な伝説や言い伝えが今でも残っています。その一つが平安時代初期の僧である、弘法大師にまつわるもので、江の島岩屋での様々な修行や、またその修行の中での、弁財天との伝説的なエピソードが数多く残っています。また鎌倉時代初期の武将である源頼朝は、大きな戦の前の戦勝祈願で、この洞窟に訪れたという記録があります。
見どころ
江の島岩屋は、洞窟の内部は大きく二つに分かれていて、それぞれ50メートルから150メートルほどの奥行きがあります。それぞれの洞窟の内部は、石の造形物や竜のモニュメントなどが複数設置されていて、音響や照明などで様々な演出がされています。この洞窟は奥に進むほど灯りが少なくなるので、洞窟の奥へと探索をする場合には、洞窟内で渡されるローソクを持って、その灯りを頼りに探索をするのが、この洞窟の醍醐味になっています。
