2014年現在、志摩市と鳥羽市には755人の海女さんが活動しています。海女さんは水中メガネやウェットスーツを身に着け、ノミと呼ばれるヘラ状の道具を使ってアワビやサザエを採ります。志摩や鳥羽の海女歴史はとても古く、伝統的な道具を継承し、男女の役割分担を生み出す地域性や女性の素潜り漁が継続されてきた歴史などの特色を示しています。さらに、古代から続く伊勢神宮と地域との関係にも大きな関わりをもっており、日本最古のキャリアウーマンと呼ばれることも。そんな海女さんが漁に必要な準備や着替えに限らず、漁で疲れた体を癒やしたり、火を焚いて体を温めたりする小屋を海女小屋といいます。現役の海女さんのお話を聞きながら、ランチを楽しむこともできます。さざえやスルメイカ、干物など、伊勢志摩で獲れた新鮮な魚介類を炭火で焼いたり、あおさやひじきを使ったご飯をご堪能いただけるツアーをご用意しています。海女さんの貴重なお話は、きっと伊勢志摩での時間をより意義あるものにしてくれることでしょう。