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タイの世界遺産を巡るには?一度は行きたい観光名所とアクセス方法

タイ旅行には首都バンコクでの観光をはじめ、多くの楽しみ方があります。グルメやリゾート以外にも、「アユタヤ」や「バンチェン遺跡」といった世界文化遺産巡りや、「ドンパヤーイェン - カオヤイ森林地帯」といった世界自然遺産など、世界遺産巡りをメインにするのもおすすめです。今回は、そうしたタイの世界遺産の紹介に加え、世界遺産の定義や、訪れるときのマナーについても紹介します。

世界遺産とは?

日本にも数多く存在する世界遺産。この世界遺産とは一体どのようなものなのでしょうか。まずは世界遺産の定義やタイの世界遺産について簡単に説明します。

定義

「世界遺産」とは、 過去から現代へと受け継がれてきた貴重な有形遺産 で、未来に向けて守るべき人類の宝です。世界遺産の種類には、 「文化遺産」「自然遺産」「複合遺産」 の3つがあります。

文化遺産に分類されるのは遺跡や建物など。エジプトにあるクフ王のピラミッドなどが挙げられます。自然遺産に分類されるのは、風景や地形、貴重な動植物が生息する場所など。アメリカのグランドキャニオンなどが挙げられます。また複合遺産とはこの2つを併せ持つ遺産のことで、日本ではエアーズロックで有名なウルル・カタジュタ国立公園が挙げられます。

タイの世界遺産は合計5つ

タイには、文化遺産の 「スコータイ」、「アユタヤ」、「バンチェン遺跡」 、自然遺産の 「ドンパヤーイェン - カオヤイ森林地帯」「トゥンヤイ - ファイ・カ・ケン野生生物保護区群」 の合計5つの世界遺産があります。いずれも人気の観光スポットです。

タイにある3つの文化遺産

ここからは、タイにある3つの文化遺産を紹介します。いずれも一般に公開されており、世界各地から観光客が訪れます。個人で行くのが難しい場所は、現地オプショナルツアーなどを利用していくとスムーズですよ。

スコータイ

スコータイはバンコクの北に位置し、文化庁が管理しているスコータイ歴史公園の中にあります。 タイの歴史上初めての王朝である「スコータイ王朝」が繁栄した場所 で、「スコータイ」には多くの寺院や仏塔、王宮などが建立されています。ちなみに「スコータイ」とは、サンスクリット語で「幸福のあけぼの」という意味です。

スコータイは、アユタヤ王朝に吸収されたあと、荒廃して放置されていました。しかしユネスコの支援で遺跡の修復が行われ、1991年に城壁などに囲まれたエリア一帯が世界遺産に登録されました。スコータイの広大な敷地は、 東西南北と城壁内の5つのエリア に分かれています。

アクセス方法は、飛行機、鉄道、バス などがあります。バンコクから飛行機を利用する場合、スワンナプーム国際空港からスコータイ空港まで約1時間15分。遺跡まではシャトルバスを利用してさらに1時間かかります。鉄道の場合は、国鉄フアランポーン駅から約7時間かけてピッサヌローク駅かサワンカローク駅まで向かいます。その後、バスターミナルまで約2kmトゥクトゥクや徒歩で移動します。そこから遺跡までは、バスで約1時間かかります。バンコクからバスで行く場合は、北バスターミナルの「モーチット2」からスコータイのバスターミナルまで約7時間かかります。バスは毎日8時~22時30分まで運行しています。そこから遺跡までは、トゥクトゥクやソンテウで移動する必要があります。時間に限りある旅行の中でスコータイに向かうなら、 飛行機が現実的 でしょう。

アユタヤ

アユタヤはバンコクの北側、約80kmの場所に位置する世界遺産。バンコクから日帰りで訪れることができる遺跡です。1351年にウートン王が建都した古都アユタヤは、1767年にビルマ軍によって破壊されるまで、 タイの中心だった場所 です。チャオプラヤー川など3つの河川に恵まれていることから、17世紀初頭にはヨーロッパとの国際貿易都市として繁栄。当時の中央集権制度や都市計画などは後のバンコク王朝に受け継がれていきました。現在は歴史公園として整備されていますが、ビルマ軍に破壊された仏像などをそこかしこで見ることができます。巨大な木の根が絡みついている仏頭のある 「ワット・マハタート」 、王宮寺院 「ワット・プラ・シーサンペット」 などでは、戦禍の名残を感じることができるでしょう。一方で、「エレファント・ライディング」といったアトラクションや、毎年12月には世界遺産登録記念のお祭りなども楽しめます。

アクセス方法は、鉄道やロットゥー、タクシー などがあります。鉄道を利用する場合は、バンコクの国鉄フアランポーン駅から、アユタヤ行きに乗車。所要時間は1時間半から2時間程度で、料金は座席の等級によって異なります。 アユタヤ駅から遺跡までは、タクシーやトゥクトゥクなどで移動 します。ロットゥーで行く場合は、BTSモーチット駅から少し離れた場所にある、チャトゥチャック・ミニバス・ステーションから乗車。所要時間は約1時間半です。タクシーでも同じくらいかかると見てよいでしょう。料金は、ロットゥーで60バーツほど、タクシーチャーターで1,000~1,500バーツほどです。

バンチェン遺跡

バンコクの北東、ラオスとの国境近く にあるバンチェン遺跡は、1992年に世界遺産に登録されました。 先史時代の貴重な集落跡 で、築かれたのは紀元前2000年とも3000年ともいわれています。当時の東南アジア地域の中では高度な技術と文明を所有しており、農耕を営んでいたと思われる跡や、土器、青銅器なども出土。遺跡の隣にあるバンチェン国立博物館では、それら出土品が展示されています。

アクセス方法は、飛行機や鉄道、バス などいくつかありますが、バンコクから ウドーンターニー まで飛行機で向かい、そこから約50km離れた遺跡までソンテウなどで移動するのが一般的です。バンコクからウドーンターニーまでの所要時間は1時間ほど。ウドーンターニーから遺跡まではさらに約1時間かかります。

タイにある2つの自然遺産

タイには2つの自然遺産があり、動物園などでもなかなか見ることのできない、現地ならではの動植物が見られます。トレッキングコースがある自然遺産もあるので、自分の足で自然を満喫するのもいいですね。ここからは、タイにある2つの自然遺産を紹介します。

トゥンヤイ - ファイ・カ・ケン野生生物保護区群

「トゥンヤイ - ファイ・カ・ケン野生生物保護区群」は、バンコクから北西に約350km離れた場所にある タイ最大の原生地域 です。1991年に世界自然遺産に登録されました。 古代からの大自然 がそのまま残されており、 絶滅危惧種の動植物も生息 しています。

バンコクからは車で約5時間かかります。個人で行くには難しい場所なので、現地オプショナルツアーなどを利用していくとよいでしょう。

ドンパヤーイェン - カオヤイ森林地帯

カンボジアとの国境近くまで広がる「ドンパヤーイェン - カオヤイ森林地帯」は、2005年に世界自然遺産に登録されました。公園内は 1つの野生保護区と、4つの国立公園 から成ります。国立公園は、 カオヤイ国立公園、バーンシーダー国立公園、タープラヤー国立公園、タップラーン国立公園 です。

公園内には絶滅危惧種も生息していますが、遊歩道やリゾートホテルが整備されており、観光しやすくなっています。また、カオヤイ公園ではトレッキングコースを利用したツアーやバードウォッチングなどが楽しめると人気です。

バンコクから車で約2時間半ほどなので、貸切チャーターを予約するか、現地オプショナルツアーなどを利用するとよいでしょう。また、バスで行く場合は、バンコクでナコーンラーチャシーマー行きのバスに乗車し、パークチョン郡で下車。パークチョン・マーケットから国立公園行きのローカルバスに乗って現地まで行きましょう。

世界遺産を観光する際のマナー

タイの世界遺産は現地の人々にとって特別な場所であることも多く、日本のマナーや習慣とは異なるルールがあることも少なくありません。世界遺産を観光する前に、タイにおける一般的なマナーを確認し、現地の人に失礼のないよう訪問しましょう。

文化遺産の寺院や王宮

タイでは近代化が進んでいますが、 古くからの信仰が強く根付いている国 です。王族などの位の高い人や、宗教に対しても心からの敬意を払っています。そのため、スコータイやアユタヤといった、古代の王族が統治していた文化遺跡や信仰の対象である寺院などを観光、見学するときには、 現地の人々の気持ちを大切にし、神聖で偉大な場所であることを意識 することが大切です。

たとえば、 大声で騒いだり、露出の多い服装で訪れるのはNG です。神聖視されている場所や人物にはしっかりと敬意を払い、 静かに観光、見学 を行いましょう。

また、タイの仏教における僧侶は、一度仏門に入ると結婚できないだけでなく、女性に触れることすら禁止されています。そのため、 場所を問わず女性は僧侶に触れてはいけません。 また、 仏像に触れることも禁止 されています。

自然遺産の森林

自然遺産は手つかずの自然を有する場所なので、未舗装の道や急こう配などが少なくありません。そのため、自然遺産を訪れる際は 動きやすい運動靴と露出の少ない服を着用 し、トレッキングなどに備えましょう。 ゴミを捨てたり、汚したり、自然遺産内にあるものを持ち帰ることも禁止 です。

バンコク周辺の世界遺産巡りは現地オプショナルツアーを利用しよう

タイには歴史的価値のある5つの世界遺産があり、多くの観光客が一目見ようと訪れます。世界遺産を巡る際は、マナーや決まりをしっかり守り、現地の人も観光客も、ともに気持ちよく過ごせるように配慮しましょう。

個人で行くのが困難な世界遺産もあるので、そうしたスポットを訪ねたい場合はツアーなどを利用するとスムーズです。ベルトラでは、世界遺産を巡る現地オプショナルツアーも用意していますので、ぜひチェックしてみてくださいね。

※交通機関や施設の料金、時間等は予告なく変更になる場合があります。最新情報は公式サイトも合わせてご確認ください。

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