東メボンは、10世紀ラージェンドラヴァルマン2世の統治時代に、ヒンドゥー教のシヴァ神と、王の両親に敬意を表して建てられました。ラテライトの基壇の上にレンガの祠堂が並んで建っています。基壇部の大きさは東西126m、南北121mで、四隅には砂岩でできた象が立っています。 基壇上にある外周壁は東西108m、南北104mで、外周壁には東西南北の四方向に塔門があります。外周壁の内側には細長い建物が並んでいて、その内部には、ラテライトの基壇があり、周囲には低い周壁があります。その中心には更に基壇があり、中央祠堂と四つのレンガの塔堂が立っています。レンガとラテライトの素材感、構成ともに、同じラージェンドラヴァルマン2世が建てたプレ・ループによく似ています。
東メボンの彫刻は多様で、かつ優れています。1段目と2段目の角には高さ2mの独立した石のゾウがあります。ピラミッド型の寺院ではありますが、アンコール遺跡の中では比較的穏やかな階段であるために、登りやすくなっています。さらに、上層からの眺めもよく、かつて水で湛えられていたという東バライに思いを馳せることが出来ます。この東バライからの水を周囲の水田に供給することで、アンコール地方のコメの収穫高を爆発的に伸ばしたとされています。
日本語が堪能なガイドさんと楽しくツアーをまわることが出来ました。暑い中でのツアーでしたが、ガイドさんと運転手さんのホスピタリティがとても良く、何度もお水の配布をしてくれ、トイレも気をつかってくれました。楽しく遺跡巡りを出来ました。
日本語での説明もわかりやすく写真も色々撮ってもらえました。満足です。また車に携帯を落としてましたが、窓口の方に連絡したらドライバーさんはちゃわ返しにきてくれてホントに助かりました。