12世紀前半、寺院建設に熱心だったアンコール王朝のスールヤヴァルマン2世によって、建てられました。ヒンドゥー教最大の寺院と言われ、建てるために30年を費やしたと言われています。その後アンコールが放棄されるとアンコールワットも忘れられましたが、後年発見され、14世紀に仏教寺院へと改修されました。カンボジア内戦では寺院は破壊されました。内戦が収まりつつある1992年に世界遺産に登録され、1993年にはこの寺院を描いたカンボジア国旗が制定されています。カンボジアが安定した現在、各国が協力して修復をしています。
アンコールワットの見どころの一つは、精巧なレリーフです。神聖な寺院を飾るため、老化や壁面は精緻な薄浮き彫りで埋め尽くされています。その中でも特に素晴らしいのは「乳海攪拌」という壁画です。これは第1回廊にあり、ヒンドゥ教の天地創造の神話が50mほどもあります。また、巨大で美しく均整のとれた建物は、遠目に外観を見ることも楽しめます。この寺院は西を向いて建てられているので、午前は逆光になると言われています。日の出が美しく、早朝に訪れる人もいます。
混載だと思ったら、私1人でした。
アンコール遺跡群のパスを買ってなかったので、一緒になった方をお待たせしたらどうしよう…と考えましたが、心配は無用でした。
アンコールワット前の池に映る逆さアンコールワットがよかったです。