プノン・バケン寺院は、カンボジアにあるアンコール遺跡のひとつです。標高65mのプノン・バケン山の上に建つヒンドゥー教の寺院で、アンコールワット寺院の北西1,300m、アンコールトムの南400mの位置にあります。プノン・バケン山はプノン・クロム山、プノン・ボック山とともに、アンコール三聖山のひとつです。山のふもとまでシェムリアップ中心部からトゥクトゥクで10分、ふもとから寺院までが徒歩で10分ほどです。寺院の高さは約47mで、主祠堂は、アンコール遺跡のなかで最も高い位置に建っています。
歴史
プノン・バケン寺院は、10世紀初頭ヤショヴァルマン1世により建てられました。王都をロリュオス川流域からシュムリアップ川流域に13km遷すのにあたり、その中心寺院として建てられたものです。この新都は王の名前をとってヤショダラプラと呼ばれて、プノン・バケン寺院は第1次アンコール王都の中心寺院となりました。寺院は5層になっていて、小塔と祠堂が並んでいます。最上層には5つの祠堂があり、須弥山の5つの頂を示すともいわれています。
見どころ
プノン・バケン寺院は、360°の展望が望めることで人気のスポットになっています。市街地をはじめ、東にアンコールワット、西にシェムリアップ空港、西バライ、トンレサップ湖、遠方にアンコール三聖山のプノン・ボック、プノン・クロムまでもが遠望できます。特に夕日がきれいに見えることでも知られ、時間が近づくと賑わいも増します。この寺院は登れる人数制限もあり、時間を待つこともあるので注意が必要です。また、象に乗って登ることもできます。