10世紀末にジャヤーヴァルマン5世により建設が開始されました。11世紀初頭に王がなくなると建設が中断され、そのまま建設が再開されることはなく、未完のまま放置されることになりました。建設途中に中央祠堂に雷が落ちて、神の怒りだと信じた人々が建設を中止したという説も残っています。アンコール遺跡のクメール建築のなかでも、初めて回廊を設置した寺院です。建設が途中で中断されたため、他のアンコール遺跡にみられるような彫刻がほとんどされていないままです。
寺院の建設が途中で中断されたため、他のアンコール遺跡で見られるようなレリーフや飾りがほとんど見られないことが、返ってこの寺院の見どころになっています。それは、材料である左岸の構造材が積み重なったまま露出をしていて、当時の寺院がどのようにして作られていったかを知ることが出来るからです。特に最上層にある中央祠堂と四つの副祠堂は、打ちっぱなしコンクリートのような独特の雰囲気を出しており、工事の中断されたままの状態がよくわかります。
ガイドさんは日本語が堪能で歴史に詳しいので説明が分かりやすく、またドライバーさんの運転も丁寧で、快適でした。アプサラダンスディナーショーはバッフェで種類が多く、様々な食べ物を楽しめました。アプサラダンスも見ごたえがありました。
初めて行くならガイドがあると、遺跡について詳しく知ることができるし、移動もスムーズでおすすめです。ガイドさんは日本語が通じるので安心して回ることができました。朝から夜の夕食までの長時間のツアーだったので、体力は少し必要かもしれません。
ガイドのピトゥさんが、とても丁寧にわかりやすくガイドしてくださったので、すごくよかったです!
楽しみつつも、子供だけでなく大人にとっても勉強になる事ばかりでした。