プレ・ループは961年に、ラージェンドラヴァルマン王により、ヒンドゥー教の寺院として建てられました。このラージェンドラヴァルマン王は首都をコー・ケーからアンコールに戻した王で、首都が戻って最初に作られた国家寺院がプレ・ループです。もともとこの土地は、ヤショヴァルマン1世がアンコールに都を作った時に僧坊が建っていた場所であったとする説があります。三層の基段が重ねられていて、登ると四方に祠堂があります。それに囲まれて二層の基段が重なり、最上層に中央の祠堂がそびえるという構造をしていて、主に煉瓦とラテライトで建てられています。
プレ・ループの見どころは、最上層からカンボジアの平原を見渡すことができ、夕日とアンコールワットを一緒に見られるところです。この夕日スポットを目指して、夕方にはツアー客をはじめとして多くの観光客が訪れ、上層を目指して上っていきます。プレ・ループの建築様式は、コー・ケーの様式から、バンテアイ・素例様式への移行時期に当たります。中央部のピラミッド状の基壇部を囲むように配置された長方形の建物が特徴的です。
日本語が堪能なガイドさんと楽しくツアーをまわることが出来ました。暑い中でのツアーでしたが、ガイドさんと運転手さんのホスピタリティがとても良く、何度もお水の配布をしてくれ、トイレも気をつかってくれました。楽しく遺跡巡りを出来ました。