ボロブドゥール寺院遺跡群は、大乗仏教を奉じたシャイレーンドラ王朝によって造られました。建造が始まったのは8世紀頃、完成は9世紀とみられています。人々の信仰を集め栄華を極めますが、メラピ火山の大噴火による火山灰に埋もれ、忘れ去られてしまうのです。1814年、イギリス人ラッフルズによって偶然発見されるまで、これらの遺跡は千年以上も密林に埋もれていました。長い年月をかけた発掘調査により、驚くべき規模の遺跡が全貌を現します。しかし1960年代、遺跡は崩壊の危機に陥り、多くの国の資金協力を得て、1973年から修復工事が始まります。1982年にようやく工事が完了し、この素晴らしい遺跡を見ることができるのです。
その巨大さと建物を彩る濃密な彫刻に圧倒されるボロブドゥール遺跡。建物そのものが仏教的宇宙を表現する曼荼羅ともいわれます。504体の精緻な仏像、回廊に彫り込まれた1460面にも及ぶ仏教説話のレリーフは見飽きません。頂上から眺める、遺跡を囲む山々や樹海は絶景、忘れられない光景になるはず。ムンドゥ寺院の内部に安置される穏やかな表情の石造仏は「世界で最も美しい仏像のひとつ」、必見です。パオン寺の威厳ある祠はインドラ王の遺灰を埋めた場所といわれ、美しいレリーフが施されています。
やっぱり世界遺産にいくなら日本語でガイドさんをつけるべき!今回のガイドさんは親切だし物知りで本当に良かった!
ジャコウ猫コーヒーやガムランボールが買いたいとのリクエストにも答えていただき大満足です。