セーチェニー鎖橋はブタペストのドナウ川にかかる9つの中でも最も古い橋で、それ以前は浮橋や仮設橋が使われていましたが、1939年から1849年に初めて固定の橋が建造されたのがセーチェニー鎖橋です。イギリス人の設計士ウィリアム・クラークと技師アダム・クラークが橋の建造を手がけました。橋の建設費用はセーチェーニ・イシュトヴァーン伯爵が私財を投じたもので、「ブダペスト」(ブダペシュト)という新たな街を最初に提言した人物とされており、1872年にはブダ、オーブダ、ペシュトの3地区が統合され現在のブダペスト市が成立しました。
セーチェニー鎖橋は他の橋がケーブルを使う吊り橋であるのに対して、チェーン式の吊り橋で、ブタペスト最古の美しい橋です。チェーン式の吊り橋ということで、そのまま「鎖橋」との名前がつきました。第二次世界大戦中にソ連軍と交戦していたドイツ軍によって破壊されましたが、橋の建設100周年にあたる1949年に再建されたときもチェーン吊り橋としての構造をそのまま再現されました。ドナウ川に浮かびあがり、中世の面影を色濃く残すその姿は美しく、日没の夕景に染まる姿の優美や、夜にライトアップされた鎖橋の夜景はブタペストでも必見のスポットです。
流暢な日本語を話すハンガリー人のガイドさんから色々な話を聞きながらの観光で、すごく良かったです。交通渋滞で終了時間がオーバーしてしまいましたが、丁寧にご対応頂きありがとうございました。楽しかったです。