ウェストミンスター宮殿は英国議会が議事堂として使用している現英国会議事堂です。ロンドン中心部にあり、テムズ川のそばに存在しています。テムズ川のほとりから、ビッグベンとヴィクトリアタワーとともに眺めることができ、ロンドンを代表する美しい景色となっています。全長は約265メートルあり、1100以上の部屋や11ヶ所の中庭を持ち、非常に豪華な内装となっていて、世界で最も有名な国会議事堂とも言えます。
歴史
11世紀にエドワード懺悔王が宮殿を建設し、1529年の大火災までは王の宮殿として使われていました。修復後は国会議事堂として機能してきました。当時の建物は1834年の火災によって大部分が焼失してしまい、現在の建物は1860年に再建されたものです。このときの宮殿の火災を免れた数少ない建物の一つでもあるウェストミンスターホールは、初期の議会が行われ西ヨーロッパ最大の建築物とも言われています。またウェストミンスター宮殿は1987年に世界文化遺産に登録されました。
見どころ
【テムズ川沿いからの眺め】テムズ川からビッグベンとヴィクトリアタワーとともに眺めるウェストミンスター宮殿は必見です。夜になるとライトアップされるために、夜景はとてもきれいで幻想的です。
【ビッグベン】イギリスの象徴で有名な時計塔でもあるビッグベンは、ウェストミンスター宮殿に併設されています。ビッグベンからは、学校などで聞いたことのあるチャイムのメロディが、毎日正午に時計台の鐘から流れてきます。