世界自然遺産の森あるきと島暮らし体験1日ツアー 地元の方と触れ合い徳之島らしさを体感＜環境保全への貢献活動付き／1日＞ by NPO法人徳之島虹の会

認定エコツアーガイド：松村博光ガイド

◆得意分野◆
集落歩き（天城町）、民族文化案内、林道散策、ナイトツアーなど

◆ひとこと◆
約40年前からシマノ自然保護に取り組んでいます。アマミノクロウサギがやってくる当部地区の癒やしの里づくりも手掛けています。

※ガイドの指名はお受けできかねます。当日は掲載ガイド以外が担当する場合がございます。

ガイド同行でないと立ち入ることのできない世界自然遺産の森へ、車で向かいます。

剥岳（はげだけ）林道～三京（みきょう）林道は、照葉樹の森に多様な動植物が息づく生き物の宝庫です。一帯の森は清流に恵まれ、国の特別天然記念物アマミノクロウサギをはじめ、希少な動植物が暮らしています。

徳之島の世界自然遺産は、集落に近い場所にあることも大きな特徴です。かつては集落総出でパルプ材用に伐採もしていた森ですが、大きな木は大切に残されていたため分厚い根が特徴のオキナワウラジロガシの巨木が残されています。周囲にはたくさんのオキナワウラジロガシが群生し、木漏れ日が美しい森の景色を作り上げています。

琉球（奄美沖縄）地域の固有種で、最近数が減少しているため環境省のレッドリストに絶滅危惧種(VU)として指定されています。
通常は森の中で暮らしていますが、家の庭先でみられることもあります。鮮やかな緑の体色は、それだでけで目を惹かれます。

徳之島と奄美大島にしかいないクワガタで、条例で採集が禁じられている希少種です。
秋になるとみられるようになりますが、数が非常に少ないため、出会えた時は幸運が訪れることでしょう。

寒緋桜(カンヒザクラ)ともいわれ、通常は1月頃開花します。本土では１月は冬真っ盛りですが、こちらでは春の兆しを感じることができます。
ただ近年は気候変動の影響なのか、年が明ける前に咲くこともあります。

ウジルカンダともいい、イルは色、カンダは葛(かずら＝蔓＜つる＞)、ウジルは三線の太い弦を指す琉球(奄美沖縄)地域の方言です。
春に開花する、見た目に存在感のある花ですが、強い匂いで気が付くことも。

徳之島の主産業は、農業です。温暖な気候と豊かな土地を生かして、サトウキビのほか、タンカン、ばれいしょ、落花生などの栽培も盛んです。

島の人と一緒に畑やハウスで農作業を体験してみましょう。収穫や植え付け、草取りなどの農作業や、家族同様に愛されている闘牛の世話や散歩は、島に家族ができたような嬉しい気持ちになります。地元の方と話がはずんだり、思わぬ発見があったり、きっと心に残るひとときになりますよ♪

島の人は、当たり前のように島の自然を守り、美化に努めています。ツアー中のごみ拾いは島の暮らし体験の一部でもあります。