JR・近鉄松阪駅から藤の木台行き、川井町行き、阿坂・小野行きバスで約5分、市民病院前バス停の目の前、またJR・近鉄松阪駅から徒歩だと約15分程にある松阪城跡、その松坂城跡の奥に「古事記伝」で有名な本居宣長記念館があります。またその隣には宣長が12歳から亡くなるまで暮らした旧宅「鈴屋」があり、偉大な国学者の当時の生活が偲ばれます。また本居宣長記念館敷地内専用駐車場もあります。
歴史
本居宣長は18世紀最大の日本古典研究科で、当時既に解読不能に陥っていた古事記を研究して解読に成功。古事記注釈の集大成である古事記伝を著し、国学の源流を形成していくこととなりました。12歳から72歳で没するまで60年間に渡って暮らした本居宣長旧宅は、松阪職人町に建てられ、その後宇尾町に移築されました。明治42年に保存のために松阪城跡の現在地に移築され、当時の姿に復元し公開され、この建物の二階の書斎が「鈴屋」と呼ばれています。
見どころ
本居宣長記念館には「古事記伝」で有名な本居宣長の自筆稿本類や遺品、自画像など約16,000点を収蔵。また関連資料の収集や、宣長に関する調査や研究も行われています。そしてその隣には移築された旧宅と書斎が「鈴屋」があり、偉大な国学者の当時の生活が偲ばれます。二階の「鈴屋」は保存のために上がっていただくことが出来ませんが、石垣の上に見学場所を設置していますのでそこから観ることができます。本居宣長旧宅は国特別史跡、土蔵は国特別史蹟、本居宣長奥墓は国史跡に指定されています。