賢島から車で約25分、バスなら近鉄鵜方駅から｢御座港｣行きバス20分「大王崎灯台」を下車し10分ほど歩いたところにある大王埼灯台は遠州灘と熊野灘の分界にあたる海の難所と呼ばれている大王崎を見下ろす断崖に建つ灯台です。志摩スペイン村からは約30分、鳥羽駅からは約50分、伊勢神宮からは約1時間の位置にあり自然を感じ、歴史を学び、地域を楽しむをコンセプトにした大王埼灯台ミュージアムがあります。
歴史
遠州灘と熊野灘の分界にあたる大王崎周辺は暗礁・岩礁が多く、「伊勢の神崎、国崎の鎧、波切大王なけりゃよい」と唄われたほどの古くからの航海の難所でした。2004年に、波の高さを自動で観測する高性能の最新レーダーが設置されたことにより、東海地方で最後まで残っていた「燈台守」の姿が消えることになりましたが、灯台は今も参観灯台としての観光スポットと、海の安全を守る道標として活躍しています。
見どころ
眼下に大王の歴史ある町並みを見下ろせる大王埼灯台は全国有数の参観灯台の一つで。階段を伝って頂上まで上ることができます。 また沖から来る船がマストの先端から現れるところを実際観ることができ、地球の丸さが実感できることでも知られています。また太平洋から昇る初日の出の美しさでも有名で、毎年大王埼灯台へは観光客の方々が初日の出を見るために大勢やってきます。 また、大王埼灯台ミュージアムでは建物の特徴を活かし各部屋ごとに灯台の面白さをいろいろな角度から、幅広い年齢層が思い思いに「灯台の魅力」を発見できる形で紹介されています。
