長崎市内発着貸切観光タクシー　島原巡礼 武家屋敷＋島原教会＋雲仙岳災害記念館＋吉利支丹墓碑＋有馬キリシタン遺産記念館など＜7時間＞ byブルーキャブ

島原城の西側に扶持取70石以下の武士達の屋敷、約700戸が軒を連ね、戦のときは鉄砲を主力とする徒士（歩兵）部隊の住居だったので、「鉄砲町」とも呼ばれていました。
屋敷内には四季の果物が自給できるよう、藩命で梅、柿、蜜柑類、枇杷などが植えられ、街路の中央には、生活用水として大切に守られてきた水路が残っています。
現在では、山本邸､篠塚邸､鳥田邸の3軒が一般に無料開放され､当時の武家生活を伺うことができます。

島原の乱後、キリシタンが絶滅したとされる島原半島。
1902年（明治35年）からようやく宣教が再開され、1932年（昭和7年）「島原二の丸教会」が建立、1997年（平成9）に現在のドームの教会が建てられました。
敷地内にはローマに渡った天正遣欧使節の一員で、禁教下に口之津を拠点に、九州の信徒を訪問した中浦ジュリアン神父の像があります。

古くから水の都と言われる島原。中でも新町一帯は特に湧き水が豊富で、地面を50センチほど掘ると湧き水が出てくるほどなのだとか。
地域の町内会が中心となり、子どもたちの感性をはぐくみ、水路を活かしたまちづくりのため1978年（昭和53年）に水路に色とりどりの鯉を放流たことから、「鯉の泳ぐまち」と呼ばれています。
今でも地域の人たちに大切にされる水路に優雅に泳ぐ鯉の姿は水の都島原のみどころの一つです！

雲仙普賢岳の噴火による土石流が海を埋めてできた新しい陸地に建てられたのが、雲仙岳災害記念館。
2018年に、島原地方の方言で「がんばる」という意味の「がまだす」ドームとしてリニューアルしました。
火山や防災、ジオパークまで幅広く学べ、ワクワクドキドキがいっぱいの体験型火山ミュージアムです！

戦国時代の有馬晴信の居住跡です。
現在は仏式の墓石などを利用した階段遺構が発見され、大手門付近には石垣が残っています。
近年の発掘で、キリシタンとなった有馬義貞・晴信の時代の状況をかたる仏式の墓石等も利用して作った階段遺構などが発見されました。

有馬晴信の跡を継いだ有馬直純の迫害により、有馬家の重臣3人と子どもを含むその家族が棄教を拒んだとして、日野江城前の浜で火刑となり殉教しました。
現在では、日野江城を臨む田園の中に白い十字架が建てられ、当時を偲ぶことができます。バチカン公式巡礼地の一つです。

有明海に三方を囲まれ、難攻不落の天然の要塞だった原城。当時、別名「日暮城」と呼ばれる美しい城だったそうです。
その後、廃城となった原城に天草四郎を総大将とした数万人のキリシタンや農民が立て篭った「島原の乱」の舞台になりました。
世界文化遺産『長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産』の構成資産の1つです。