初めての宮古島で絶対に参加したかったツアーが「パンプキン鍾乳洞&シーカヤック」でした。こちらのツアーは59歳までの受け付けですから、年齢が間に合ううちに行かなくちゃ!と思っていました。
波が普通にある海の上、小舟を自力で漕いで鍾乳洞の入り... 続きを読む口まで向かうとは、なんという原始的な行為なのでしょう。素敵すぎます。
潮位が高いと入口がふさがってしまって入れないという点もなんかいい。全面的に自然にこちらが合わせないと実現しないところが野性味あふれていてとてもいいです。
さて、6/4(水)の7:45にピピ駐車場に集合。申込時は9:00ごろスタートのツアーでしたが、その日の潮位に合わせて集合時間が早まりました。
残念ながらこの日は朝から大雨で、潮位が高く、強風で波が高く、雷注意報まで出てしまい、スタッフさんが鍾乳洞の入り口まで確認してくださったそうですが、やはり無理で、ツアーは中止となりました。私たちは翌日のツアーに変更してもらいました。
6/5(木)は8:00集合。この日はツアー参加枠満員の8名で出発です。少し雨がぱらつきますが、昨日に比べて風が弱いし、曇天ではありますが空は明るさがありました。
今日で本当に良かったと思いました。前日は車内でこんな会話が・・・。
私「けっこうすごい天気だけど、これで行くってなったらどうする?」
夫「気合を入れて行くしかないでしょ」
私「そうだよね、頑張るしかない」
夫「よっしゃ、気合を入れて行くで~」
シーカヤックに乗る場所までオールを持って急な下り坂を歩きます。海が見えてワクワクしてきました。
二人乗りのカヤックで一生懸命漕ぎます。当たり前ですが海だから波はそれなりにあって、ちょっと高めの波が来た時は転覆しないかと緊張しました。岩と岩の間を通り抜ける時が一番緊張しました。スリルがあって楽しかったです。
鍾乳洞の入り口付近でカヤックを降りました。入り口は小さくてこれは知らなきゃ入り口が見つけられないレベル。狭い入り口の周りの岩はトゲトゲしているところもあるし波もあり、素人が下手に入ろうとするのは危険かも。スタッフの方が一人ずつ手を引いて中に入れてくれたから怖くなかったです。
中に入るとすぐにパンプキン型の鍾乳洞がありました。すご~い!いきなり感動です。その横を3メートルくらいロープを使ってよじ登ります。スタッフの方が先に上にいって、一人ずつロープで引き上げてくれます。これ重労働だろうな~。スタッフの方には感謝しかない(汗)
よじ登った部分はザラザラとした硬い質感でしたので滑ることはありませんでした。前日の大雨の影響で、鍾乳洞内は水量豊富でした。
鍾乳洞はいつも水が流れているそうですが、大雨のあとは水量が増すそうです。足元の水はたっぷり流れているし、シャワーのようにザバザバと上から水が出ているところもありました。
少し先に進んで奥の方を見せてもらいました。ユタ様と呼ばれる島民しか入ることのできない場所にある祠の説明を受けたり、集合写真を撮ったりして、最後は先ほどのパンプキン型の鍾乳洞の上から海に飛び込みます。
あとから知ったことなのですが、ユタ様は現在5人、全て90代女性なのだそうです。今後どうなるんだろう。何もかも神秘的よね~。
最後の飛び込みが一番怖かった!たかが3メートルのはずなのにもっと高さがあるように感じるし、周りの岩が狭さを醸し出してぶつからないか不安になるしで、飛び込むのにだいぶ躊躇しました。
夫は特攻隊長よろしく躊躇なくザブーンと飛び込み、私は怖かったので座った状態から飛び込みました。鼻に海水が入りましたが海水だから痛みはありません。これも楽しかったです。
ラッキーなことに鍾乳洞付近でレアな滝を見ることができました。これも前日の大雨のおかげ。滝の出現は半年ぶりで、年に10回ほどだそう。
カヤックで岸まで戻って、来た道を歩いて戻ります。急な上り坂が疲れた体に堪えますが、いつの間にか仲良くなった8人でサザエさんのエンディングのマネをしたりしながら楽しく帰ることができました。
私たちの担当スタッフはカナメさん22歳。カナと呼んでくださいと言ってくださったのでカナさんとお呼びしました。見た目はキラキラと華やかですが、とても気さくで親しみやすく人懐こく、説明はわかりやすく、明るい声掛けもあって、場のムードが終始明るかったです。曇天でもカナさんのおかげで晴天のような雰囲気でした。ポイントを押さえた写真撮影も有難かったです。
担当がカナさんで良かった!もちろん他のスタッフさんもみなさん明るくて素敵でしたよ。
この度は楽しいツアーを提供してくださってありがとうございました。いつ閉鎖されるかもわからない、年齢制限もあるツアーに参加できて嬉しく思います。心から楽しめて大満足しています!
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