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秋の夜長に 旅にまつわるコラム本 3選

だんだんと日が暮れるのも早くなり、秋本番を迎えつつありますね。秋の夜長にはコラムを読んで将来の旅に思いを馳せてみませんか。本記事では、旅にまつわるコラムを3冊紹介します。

次の旅はどこに行こう おすすめコラム3選

表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞

著者はご存知オードリーの若林さんです。本書は若林さんがひとりでキューバに行かれた時のことを書かれたエッセイです。それまでひとりで海外旅行に行ったことが無かった若林さんが、自分で目的地を決め(それもキューバ!)、旅行代理店の「特殊な旅先担当」の方からいろいろ話を聞いたり、ビザを取りに行ったり、ホテルを予約したものの本当に予約できているのか不安になったり、と、 一人旅初心者あるあるを若林さん独自の視点で語っています。

目的地のキューバ―に着いてからは「人見知り」なキューバ人コーディネーターを逆に気遣ったり、元将軍に闘鶏に連れて行ってもらったりと、 くすりと笑わせてくれるような内容ばかり です。本のタイトルにもなっている「表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞」ですが、 「カバーニャ要塞内ではよく野良犬を見かけた。野良犬たちは、通りすがりの観光客に媚びてエサをもらっていた。東京で見る(中略)飼い主に、甘えて尻尾を振っているような犬よりはよっぽどかわいく見えた」 という場面から来ています。

カバーニャ要塞の野良犬が飼い慣らされるよりも貧困とひきかえに自由を選んでいるように見えて魅力されたことから、この場面がタイトルになっているようです。

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グアテマラの弟

著者は女優の片桐はいりさんです。本書では片桐さんがグアテマラに住む弟さんを訪ねた際のことについて書いていらっしゃいます。演技だけではなく文章も片桐さんならではの独特で、文才の溢れるもので、読んでいるとご本人から直接お話を聞いているような気分になります。

片桐さんの弟さんは大学生の頃に中南米へ放浪の旅に出かけ、一度日本にもどり大学院を卒業したのちに中米のグアテマラに移住されたそうです。本書ではラテン特有の明るい性格の人たちや生活を描きながら、外国に行くことなくお亡くなりになった父親や、日本に残してきた母親のことを思い出したり、郷愁を感じさせる場面もあります。 心地の良い郷愁はひとり旅の醍醐味の一つだと思いますが、本書を読んでいるとそんな心地良さに浸ることもできます。

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国境のない生き方

著者は『テルマエ・ロマエ』で有名なヤマザキマリさんです。ヤマザキマリさんはなんと14歳!でヨーロッパへの一人旅に送り出されます。目的は母親に代わって母親の友人たちに会いに行くこと。現代でも14歳でヨーロッパ一人旅は相当難易度の高いものだと思いますが、ヤマザキマリさんが行かれたころは1980年代前半で、携帯電話もなければ、当然スマホもありません。当時は「英語もろくにしゃべれ」なかったそうなので、不安だらけの旅だったようです。

頼れるのは自分自身しかいない、そんな旅路の中で「自分を支えるもう一人の自分」を意識できたことで、 どれだけ過酷な状況に置かれても客観的に自分状況を見つめることができるようになり、そしてこのことがその先の人生でも大きな力になったと語っていらっしゃいます 。このヨーロッパ一人旅の中での出会いがヤマザキマリさんのその後のイタリア留学へも繋がっていきます。 その出会い方がとても面白くまさに運命、という感じなので、ぜひご自身で確かめてみてください。

本書では最初のヨーロッパ一人旅からその後のイタリア留学、シリアでの居住経験などヤマザキマリさんの貴重な旅の軌跡を楽しむことができます。

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次の旅は、どこに行こう

どの本も読むと旅に出たくなること必至です。コロナが落ち着いたらどこに行こうか、秋の夜長の読書で作戦を練るのも良いかもしれませんね。

それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。

出典・参考

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