はじめてのバラ栽培！私が経験した間違いだらけの栽培方法４つ【スノーシャワー・プチシャンテ】
初心者にありがちな間違いだらけの栽培方法で育てはじめたバラ「スノーシャワー・プチシャンテ」は、18年後の今も咲いています。
スノーシャワー・プチシャンテがどんなバラなのか、でたらめなことをしても枯れなかったことも踏まえて、詳しくご紹介していきましょう。
1,000円以下
道具(難度) ■■
事前準備(難度) ■■
経験(難度) ■スノーシャワー・プチシャンテ
「プチシャンテ」シリーズの白花「スノーシャワー」
苗についていた札には「スノーシャワー・プチシャンテ」と書いてありましたが、正確には、2種あるプチシャンテシリーズの中の白花の「スノーシャワー」です。プチシャンテシリーズには、スノーシャワーのほかに、濃いピンクの「ハッピートレイルズ」もあります。
スノーシャワー・プチシャンテは、1996年、アメリカJ＆P社作出の、白い可憐なポンポン咲きの花が咲く四季咲きのバラです。
小さな花びらが70枚
花径3～4cmの小さい花は、薄く小さい花びら70枚でできています。修景バラなので、少々手入れが荒くてもよく育ちます。花殻摘みも、小さい花をいちいち摘むのがめんどうなので、茶枯れた花が増えたら、その枝をまとめて取り除いていますが、問題ありません。
横に広がり垂れ下がって育つ
細くとげが多いつるを横へ垂れ下がるように伸ばしていきますが、根をあまり大きく広げないので、8号鉢より小さな鉢でも長く育てられます。茎は長く伸びても50㎝くらいで、何年たっても太くならず、細い挿し木枝をぎっしり寄せて植えたような株に育ちます。
株の中ほどの枝が毎年何本か枯れますが、枯れ枝を引っ張ると地際から取れて手入れが簡単です。
よくぞ枯れなかった！間違いだらけの栽培の歴史
購入当初は借家に住んでいたので、鉢植えで育てようとスノーシャワー・プチシャンテを選びました。花が小さいから小さく育つと思ったのですが、花が小さくても巨大化するバラもあることを知りませんでした。
栽培に慣れてからも、刈り込みすぎて芽がなかなか出なかったり、真夏に水切れして枯れかけたり、根瘤病が出たりと、いろいろなアクシデントがありました。18年、もうすぐ19年になりますが、よく枯れなかったとしみじみ思います。
中でも特に、栽培しはじめのころの失敗がひどすぎたので、 絶対にまねしないように 、ご紹介しましょう。
失敗その１：小さすぎる鉢で育て始めた
ポリポットに入っていた小さな苗だったので、ポリポットがすっぽり入った5号鉢に植えました。スノーシャワー・プチシャンテは丈夫でも大きく育たないので、小さすぎる鉢でも枯れませんでしたが、せめて8号くらいで育てる方がよかったと思います。
失敗その２：真夏に庭植えにした
その後、庭を手に入れたので、さっそく庭植えにしてみました。でも、真夏！寒冷地とはいえ、素人がバラの植え替えに挑戦するのに適していません。
幸いなことに、素人の自覚があったので、鉢を外してそのまま穴を掘った地面に植えました。根をいじってみようと考えなかったことが不幸中の幸いでした。
失敗その３：葉っぱが泥だらけに
スノーシャワー・プチシャンテは茎が垂れ下がり、地面を這うように育ちます。
バラは、葉っぱに泥がはねると病気になりやすい性質があります。
雨が降ったあと、スノーシャワー・プチシャンテは泥だらけでした。庭植えにすべきではないし、どうしてもしたいなら、周りから数段高いところに植えるべきでした。
失敗その４：真夏に掘り起こした
泥だらけになったスノーシャワー・プチシャンテを見つけて、このままじゃ枯れてしまう！と慌てて掘り起こし、鉢植えに戻しました。
バラの根をいじっていいのは、休眠している厳冬期のみ。真夏に素人がいじっていいものではありません。
スノーシャワー・プチシャンテはもともと根を広げないし、庭植えにして数日しか経っていかなったので、そのまま掘り起こして根をいじらず、大き目の鉢に植え替えることができました。
初心者でなくても枯れるバラはなくならない
はじめて自分で購入したバラは枯れずに今も咲いていますが、毎年バラは数株、枯らしています。枯れるたびに原因を突き詰め、徐々に栽培もうまくなっていったと思いますが、それでも全く枯らさずに育てられるようになる日はないと思います。
バラが枯れるのは悲しいことですが、元気に育つバラの方が圧倒的に多く、こんなに間違いだらけでも枯れないバラもあります。
誰でもはじめは初心者で失敗が多いもの。失敗を恐れずに、バラ栽培に挑戦してみましょう。バラに囲まれた生活も、はじめは一鉢から始まります。
出典元
やってみよっか？
