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世界遺産「東寺」に行こう!見どころや基礎情報、観光ルート完全解説

真言宗の総本山である東寺は、教王護国寺(きょうおうごこくじ)とも呼ばれ、東寺真言宗の総本山でもあります。本尊を薬師如来としている東寺は、実は日本仏教の歴史において非常に重要な場所とされており、真言宗の開祖、空海とも深いゆかりがあります。「古都京都の文化財」として世界遺産にも登録されており、高い歴史的価値が認められている東寺は、京都観光のスタートにもピッタリ。この記事では、そんな東寺の基本情報、歴史、見どころを徹底的に紹介します!

東寺の基本情報

拝観料

有料となる金堂、講堂、観智院以外の御影堂、食堂などは無料で拝観できます。有料エリアにはお得な料金の共通券も販売されているので、全て拝観されたい方は共通券の利用がおすすめです。

なお五重塔の初層内部や宝物館は、普段は一般公開されていません。春期や秋期など、限定で公開されることがあります。詳細は公式サイトにて事前にご確認ください。

金堂、講堂:500円

観智院:500円

共通券:800円

拝観時間

境内の開門時間は5:00~17:00です。金堂、講堂の拝観時間は8:00~17:00(16:30受付終了)、宝物館、観智院の拝観時間は9:00~17:00(16:30受付終了)までとなっています。

アクセス

住所:京都府京都市南区九条町1

東寺は観光の中心となる JR京都駅から近くアクセス良好 なため、観光の始めや帰る前の最後の観光などにもぴったりです。JR京都駅の八条口から歩いて約15分、京都駅から1駅の近鉄東寺駅からは徒歩約10分です。

また目の前には「東寺東門前」「東寺南門前」「九条大宮」「東寺西門前」と複数のバス停があるため、市バスの利用も便利です。16、18、19、42、71、78、202、207、208系統をご利用ください。

車での参拝者向けに、駐車場も用意されています。利用料金は自家用車の場合2時間600円で、その後1時間ごとに300円が加算されます。なお新春特別拝観の期間中は料金が異なりますので、公式サイトなどでご確認ください。

弘法大師空海

東寺は真言宗の開祖、 弘法大師空海にゆかりの深い寺 です。元は平安時代の794年(延暦13年)に平安京鎮護のために官寺として創建されましたが、823年(弘仁14年)に嵯峨天皇は東寺を空海に託しました。唐で密教を学んだ空海は、この東寺を真言密教の東寺を根本道場して、講堂や五重塔の建立や、市井の人々を対象とした学校を設立し、熱心に教育を行いました。

以降、東寺は弘法大師の寺として、庶民や武家などから厚い信仰を集め、幾度となく復興が繰り返されてきました。現在になっても五重塔が京都のシンボルとして愛されているのも、空海が東寺に重きをおいていたからと言えます。

おみくじ

拝観受付の横にある売店では、猫の置物つきのおみくじがあります。1回300円でできるこのおみくじは、 愛らしい猫の表情が写真映えすると人気 です。表情は数種類あるので、お気に入りを見つけて是非チャレンジしてみてください。

東寺の見どころ

講堂

講堂は東寺の中心となる建物で、当初の建物は839年(承和6年)に建設されました。当時の建物は周囲を回廊に囲まれ、金堂とつながっていたといいます。1486年(文明18年)に焼失されてしまいましたが、1491年(延徳3年)に再興され現在まで残されています。本瓦葺の入母屋造りで、国の重要文化財に指定されています。

立体曼荼羅

曼荼羅とは、密教の教えをわかりやすく絵で表現したものです。仏や神が体系的に配置されており、悟りの境地を表しているといいます。 空海はそれをよりリアルに体感できるように、仏像を用いて曼荼羅を3Dという形で再現 しました。講堂にはその立体曼荼羅が安置されています。密教の本尊である大日如来を中心として五智如来、右側に五大菩薩、左側に五大明王、須弥壇に四天王、そして梵天、帝釈天が守るように配置されています。計21体にもなる仏像の圧倒的な迫力には、畏敬の念を感じずにはいられません。

なお、2019年6月24日より金剛波羅蜜多菩薩坐像は修理が行われており、当分の間、美術院国宝修理所にて保全が行われています。

不動明王

不動明王は大日如来の化身とされ、五大明王の中心となる存在です。唐で密教を学んだ空海が初めて日本にもたらしたとされ、 東寺の不動明王像は日本最古 のものです。憤怒の形相を表す不動明王ですが、悪を封じて正しい道に導き人々を救済する、慈悲深い明王であるとされています。平安時代の作で、不動明王像を含む木造五大明王像は すべて国宝 に指定されています。

五重塔

京都のトレードマーク的な存在として親しまれている東寺の五重塔は、高さ55mと 木造の建築物としては日本一の大きさ を誇ります。東寺では講堂の次に重要な建物で、空海が桓武天皇に直々に建設補助の依頼をしたという文献が残されています。落雷などの火災で4度焼失されましたが、その度に復興を繰り返してきました。現在の塔は江戸時代の1644年(寛永21年)に、徳川家光によって再建されたもので、 国宝 に指定されています。

中には空海が唐から持ち帰った仏舎利が収められており、初層内部には極彩色の密教空間が。普段は一般公開されていませんが、特別公開時にはその中を拝むことができます。

御影堂

御影堂(みえいどう)は空海の住居として使われていたお堂で、現在は生身供(しょうじんく)など法要が行われる場所です。 空海が身近に置いて礼拝していた念持仏である不動明王が祀られている とされ、現在でも護摩法要が行われています。また御影堂には木造弘法大師坐像が安置されており、作者は運慶の第4子である仏師康勝(こうしょう)と伝えられています。

御影堂で毎朝6:00から行われる生身供は、入滅した弘法大師空海にお膳を届ける儀式です。真言宗では、いまも弘法大師が瞑想したまま仏様になられているという考え方であるため、一の膳、二の膳、お茶といった食事をお供えします。参拝は無料で、希望する方は5:50までに御影堂の唐門、または西門前に集合します。法要の最後には、弘法大師が持ち帰った仏舎利のお授けを受けることができます。

南大門

南大門は九条通に面した東寺の門で、1895年(明治28年)に平安遷都1100年記念として、三十三間堂から移築されました。元は東寺で建てられたものがありましたが、焼失してしまったため1601年(慶長6年)に作られたこの門が移設されたといいます。桃山時代の特徴を周到した建築様式で、重要文化財に指定されています。

東寺のイベント

春季特別公開

例年3月20日から5月25日 にかけて、特別展が開催されます。空海が最澄に当てた手紙「風信帖」を始めとする寺宝や重要文化財の一般公開がされ、4月後半から5月後半にかけては五重塔初層の特別公開なども行われます。 普段見ることができない、貴重な文化財を観賞 することができます。

夜桜ライトアップ

境内にある八重咲きのしだれ桜が咲く頃には夜間ライトアップが行われ、夜桜を楽しむことができます。 見頃は3月中旬ごろから4月中旬ごろ 。期間中は境内が特別公開となり、 開門時間が延長 されます。

弘法市

弘法大師空海の命日である、21日に毎月行われる骨董市です。 朝8:00から骨董、古道具、着物など1000店以上の出店 があり、毎月20万人もの人が訪れています。お店はすべて古物商の業者が出しているので、骨董市が初めての人でも掘り出し物探しを楽しめます。 毎月第一日曜日にも「がらくた市」という縁日 が開かれており、地元の人から観光客までたくさんの来場者で盛り上がります。

東寺周辺観光おすすめルート

東寺周辺には、他にも京都らしい歴史深い寺社がたくさん。東寺をスタート地点とした、 おすすめの神社仏閣満喫コース を紹介します!

東寺の観光が終われば、歩いて約15分の 西本願寺 へ。西本願寺は浄土真宗本願寺派の本山で、親鸞聖人が祀られています。 国宝や特別名勝の枯山水庭園 も有名で、世界遺産にも登録されているので、世界遺産めぐりをしている方は一見の価値あり。

続いて、西本願寺から歩いて約15分の 東本願寺 に向かいましょう。真宗大谷派の本山で、ご本尊は阿弥陀如来。境内の御影堂門は 京都三大門 のひとつに数えられます。東本願寺の御影堂は世界最大級の木造建築と言われており、広さはなんと927畳。圧倒的なスケールを体験してください。

東本願寺のあとはバスに乗って 京都国立博物館へ 。さすがは1000年以上の歴史を誇る京都の博物館だけあって、所蔵品は仏像や絵巻物、水墨画など日本に古くから根づく芸術品とその文化を語り継いでいます。特別展も個性的なラインナップが多く、 仏像ファンは要チェック です!ミュージアムカフェは老舗の喫茶店、前田珈琲が手掛けており、ランチやカフェで休憩するのにもぴったりです。

京都国立博物館を満喫したら、 目の前にある三十三間堂 にぜひ立ち寄りたいところ。三十三間堂はなんと言っても 国宝の千体千手観音立像。1001体もの仏像が立ち並ぶ風景は、厳かでありながら美しさも感じることができます。

三十三間堂で心が洗われたあとは、七条駅から京阪電車に乗って伏見稲荷大社に向かいましょう。最寄り駅の伏見稲荷駅で下車して徒歩約3分、するとそこには真っ赤な鳥居がお出迎え。全国に3万社あるといわれている「おなりさん」の総本宮で、 幾多にも続く朱塗りの鳥居は写真映えもばっちり です。鳥居をくぐりながら稲荷山をぐるっと1周する「お山めぐり」にもぜひ挑戦してみてください!

東寺の周辺グルメ情報

東寺餅

東寺の門前にある、100年の歴史を持つお餅専門店。店名にもある 「東寺餅」はこしあんがたっぷり 詰まっていて、疲れた体に染み渡ります。毎月21日、弘法市の縁日にはよもぎ大福を鉄板で焼くサービスもあって、シンプルながらバリエーションのある味が楽しめます。

住所:京都府京都市南区東寺東門前町88

東寺うどん

東寺餅のお隣りにある、 京風のおだしがおいしいうどん店 。大きな海老天が2尾乗った「東寺うどん」は、京湯葉、九条ネギなど京都の名産品をたっぷり味わえる一品。優しいおだしは次の観光地へ出発する前のエネルギー補充にもぴったりです。

住所:京都府京都市南区東寺東門前町87

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