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北海道ワインの基礎徹底ガイド|主な産地や有名ブドウ品種を紹介!

山梨や長野に続き、日本で3番目にワイン生産量が多い北海道。大雪や野生動物の被害により難航したワイン造りですが、多大な努力が重ねられた結果、近年では国際的なコンクールで入賞するまでになりました。

広大な北の大地で造られる北海道ワイン。気候特性やブドウ品種、そして主な産地について詳しく紹介します。

北海道ワインの基礎知識

北海道ワインの主な産地

世界にも認められるワインを生み出す北海道では、特に2つのエリアでワイン造りが活発に行われています。

まず1つ目は、夕張市などを含む 空知地方 。こだわりのワイナリーやヴィンヤードが続々と増えており、「空知ワイン」として親しまれています。2つ目は 後志地方 。小樽市や余市町などを含むこのエリアでは、北海道最大級のワイナリー「北海道ワイン」をはじめとした実力派ワイナリーが集まっています。

このほか帯広市が位置する 十勝地方 、旭川市や富良野市を含む 上川地方 でも生産が行われており、「十勝ワイン」の池田町ブドウ・ブドウ酒研究所(池田ワイン城)、「ふらのワイン」の富良野市ぶどう果樹研究所(ふらのワイン工場)などが有名です。

北海道の気候特性

北海道は、南部を除くほぼ全域が年間を通じて気温が低い 「亜寒帯気候」 に属しており、ワイン造りがさかんなフランス北部のシャンパーニュ地方やドイツと気候風土が似ているといわれています。 梅雨や台風の影響を受けにくく、昼夜の寒暖差が激しい ことから、冷涼ながらもワイン造りに適した風土といえます。なかでも後志地方は日本海に面した海洋性気候のため、対馬海流の影響によって比較的温暖な気候に恵まれています。

地理的表示制度(GI)

2018年、「北海道」が地理的表示として国税庁に認められました。地理的表示制度(GI)とは、 その土地の生産物を財産とし、産地の表示を法的に認めること で、ラベルに記載された原産地とその品質が保証されます。認定を受けるには「 北海道産のブドウを100%使用している 」「 北海道内で製造、貯蔵、ボトル詰めを行っている 」といった条件を満たす必要があります。

北海道ワインの有名なブドウ品種

ナイアガラ

“日本ワインの父”とも呼ばれる川上善兵衛によって日本に持ち込まれた、アメリカ原産の白ブドウ品種。小粒で爽やかな黄緑色をしており、 糖度が非常に高く、独特の華やかで甘い香りが特徴 です。白やロゼのほか、デザートワインやスパークリングワインとしても楽しむことができます。甘口のナイアガラはシチューなどの洋食、フルーツやアイスクリームといったデザートにもよく合います。

キャンベル・アーリー

先述のナイアガラと同じく、川上善兵衛によって日本にもたらされたアメリカ原産の黒ブドウ品種。小~中サイズのブドウは黒に近い紫色で、甘酸っぱくジューシーな果汁をたっぷり含んでいます。北海道産のキャンベル・アーリーは 豊かな酸味とイチゴのキャンディのような香りが特徴的 。多彩な料理と合わせることができ、ハンバーグなどの肉料理や、軽く冷やして魚介類と合わせるのもおすすめです。

ケルナー

リースリングとトロリンガーの交配によって生まれた、ドイツで広く親しまれている白ブドウ品種。ワインが登場する詩歌を作ったドイツの詩人の名前からその名がつきました。粒は中程度サイズで、藁のような金色を帯びています。耐寒性が高いことから北海道にも導入され、余市を中心に栽培が行われています。北海道産のケルナーは 芳醇な香りとフルーティーな味わいが特徴 で、寿司や野菜料理と合わせて楽しめます。

ピノ・ノワール

フランス・ブルゴーニュ地方を原産とする国際品種。粒は大きめで、冷涼な土地での栽培に適しています。寒冷地の北海道ではピノ・ノワールの栽培が難しいとされてきましたが、気候変動の影響により栽培に成功し、空知地方や後志地方などで醸造が行われています。 ルビー色で心地よいタンニン(渋み)を感じられる 北海道のピノ・ノワールは、肉料理を中心とした和食に合わせて楽しむことができます。

北海道ワインの代表的産地の特徴

空知地方

札幌市から見て北東に広がる空知地方。北海道で有名な ナイアガラやケルナー のほか、国際品種の ピノ・ノワールやソーヴィニヨン・ブラン なども栽培され、「空知ワイン」として親しまれています。生産者のほとんどが家族経営で生産量が限られていることから、 ワインの希少価値が高い のも特徴です。人気ワイン漫画『神の雫』に掲載され、全国で公開された映画『ぶどうのなみだ』のロケ地にもなった 「宝水ワイナリー」 をはじめ、近年続々とワイナリーやヴィンヤードがオープンしています。

後志地方

札幌市から見て西部に位置する後志地方。先に紹介した アメリカ原産のナイアガラやキャンベル・アーリー、ドイツ系品種のケルナー など多彩なブドウを使ったワインが生産されています。鶴沼に自社畑を持ち、おたるワインで有名な 「北海道ワイン株式会社」 や、ミシュランガイドに掲載されたレストラン併設の 「オチガビワイナリー」 、そして余市産ブドウを使った地ワイン造りにこだわる 「余市ワイナリー」 など、有名ワイナリーが揃っています。

北海道グルメとも相性バッチリ!実力派ワイナリーが続々オープン

冷涼な気候を活かし、進化を続ける北海道ワイン。魚介類やジンギスカンなど、北海道グルメと合わせて飲んでみるのもおすすめです。ベルトラでは、今回紹介した空知地方や後志地方、さらに富良野のワイナリーなどを快適な貸切観光タクシーで巡るツアーを用意しています。北海道へ訪れる際は、ぜひワイナリー見学を通してお好みの北海道ワインを見つけてみてはいかがでしょうか?

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