秋冬キャンプで重要なシュラフ・マットの選び方
キャンプの必需品であるシュラフとマットですが、これからの寒くなる季節においては、特に重要なアイテムです。
せっかくのキャンプで「寒くて寝られない!」ということがないように、シュラフやマットの基本的な選び方をご紹介します。
- 20,000円超
- 道具(難度) ■■■ 難易度の目安
シュラフの選び方
中綿を選ぶ
ダウンは、 軽くて暖かい のが特徴です。ダウンのかさ高を示すフィルパワーによっても異なりますが、化繊よりも暖かいため冬キャンプで使用する場合や、軽量性やコンパクトさが重視されるツーリングや徒歩キャンプにはダウンが適しています。
私は登山でも使用するため、ダウンのシュラフを愛用中。ただし、化繊よりも価格が高いほか、濡れに弱いためシュラフカバーを使用するなど、濡らさないように注意が必要です。
一方で、化繊はダウンよりも 安価で水濡れにも強くて扱いやすい のが特徴。しかし、ダウンよりもかさばる上に重量があるため、オートキャンプや車中泊に向いています。
形を選ぶ
頭の上までフィットするように覆われる マミー型は、保温性が高い ので冬キャンプに適しています。ただし、素材によっては窮屈に感じて寝心地が悪く感じることもあるため、ストレッチ性のあるシュラフを選ぶと快適です。
封筒型は、布団のように使用できる ため、春夏のオートキャンプやファミリーキャンプに適しています。中には、手を出して服のように着られるシュラフもあるため、シチュエーションに合わせて選んでくださいね。
コンフォート温度を確認
シュラフ選びで重要なポイントが、対応温度です。シュラフによって、使用可能な温度帯が異なるため、使用する季節の気温に対応しているシュラフを選びましょう。男性よりも冷えに弱い女性が快適に眠れる温度とされている コンフォート温度を目安に選ぶ と安心です。寒さに強い自信があるという人は、リミット温度も参考にしてみてください。
ジッパーの位置にも注目
モンベルのシュラフのように、ブランドによっては ジッパーの位置が左か右か選べる ケースもあります。一般的には、 利き手側にジッパーがある方が使いやすい といわれているので、右利きの人は右ジッパー、左利きの人は左ジッパーのものを選ぶと使い勝手がいいかもしれません。
ちなみに私はモンベルのシュラフを愛用していますが、右ジッパーと左ジッパー2つのシュラフを合体して使用できるため、一人では寒い時や子どもと寝る時に便利ですよ。
マットの選び方
寒さ対策にはシュラフが大切といったイメージが強いですが、実はシュラフと同じくらいマットも重要な役割を果たします。
素材・構造を選ぶ
マットには、大きく分けると 発泡タイプとエアータイプ の2種類あります。
発泡タイプの代表といえば、安価で手に入る銀マット。私もオートキャンプの時は、一番下に銀マットを敷いています。秋冬の寒い時期に使用するなら、 断熱性のあるウレタンマット がおすすめ。コンパクトに折りたためるものもあり、ツーリングキャンプや徒歩キャンプにも最適です。
一方で、オートキャンプで寝心地にこだわりたい人には、空気を入れる手間はかかりますが、エアーマットがおすすめです。私は登山でも使用するため、携帯性も考慮しつつ、適度な寝心地の良さも確保できるインフレーターマットを使用しています。 インフレーターマットは半自動式でエアーが注入される ため、エアーマットよりは膨らますのが楽ですが、それでもやっぱり疲れるのは、私の肺活量が低いからでしょうか…。
重ね使いもおすすめ
私は地面の状態や季節によって、マットを重ね使いすることも。オートキャンプの時は、一番下に銀マットを敷いた後、状況によってウレタンマットを敷いたり、インフレーターマットを敷いたりと使い分けています。
最適なシュラフとマットで快適な夜を過ごそう
キャンプで快適な夜を過ごすために、シュラフとマット選びは重要です。シチュエーションに合わせて、最適なシュラフとマットを見つけてくださいね。
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