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【山梨県】桃源郷のような世界!桃と桜の花が同時に楽しめるスポット2選

「桃源郷」とは、中国における俗界を離れた別世界や理想郷のこと。その桃源郷は桃林に囲まれた平和で豊かな別天地だったそうです。

そんな桃源郷の世界のような景色が春の山梨には姿を現します。

今回は、春の時期だけに姿を現す「山梨桃源郷」の景色をご紹介していきます。

山梨の春は桃源郷

山梨県の甲府盆地は、 日本一の桃の産地 として広く知られています。特に甲府盆地の東部地域である笛吹市、山梨市一帯は桃の栽培が盛んな地域です。

毎年4月上旬になると濃いピンク色に咲く桃の花が一斉に咲き誇り、ピンク色の絨毯を敷き詰めたような景色が広がります。ここに ほぼ同時期に咲く桜の花が一緒に重なり、まさに「桃源郷」の世界 となるのです。

笛吹市や山梨市周辺のなだらかな斜面に桃畑が多く広がっているので、斜面の上の高台から眺めると、盆地をピンク色に染め上げた絶景を楽しむことができます。

この高台にある桜の名所が今回紹介する「甚六桜」と「八代ふるさと公園」です。桜と桃の花がコラボレーションした「桃源郷」の景色を是非訪れてみてください。

八代ふるさと公園(甲州蚕影桜)

基本情報

八代ふるさと公園は、山梨県笛吹市八代町の小高い丘にある、眺望の良い公園です。

坂道を登った先にある公園からは甲府盆地や周辺の山々を一望することができ、 桜だけでなく夜景観賞にもおすすめなスポットで す。

公園内には県内でも屈指の古墳「岡・銚子塚古墳」「円盃塚古墳」があり、古墳のそばに咲く大きな2本のソメイヨシノが「甲州蚕影桜(こうしゅうこかげざくら)」です。

その他、公園内には約300本の桜が咲き誇り、県内でも屈指の桜スポットとしても有名です。

地元の方には「ちょうしっぱら」という愛称でも知られています。

公園周辺には桃畑が広がっていて、桜の時期に合わせて桃の花が咲き誇ります。眼下もピンク色の絨毯の景色が広がり、まさに「桃源郷」の世界を感じることができます。

  • 住所:山梨県笛吹市八代町岡2223-1
  • 開花時期:3月下旬~4月上旬
  • 交通アクセス:
    中央自動車道八代スマートICから車で10分
    JR中央本線石和温泉駅から車で20分
  • 駐車場:無料駐車場あり
  • 入場料:無料

歴史

甲州蚕影桜は、直径23mの盃塚古墳(さかずきづかこふん)のすぐ隣に咲いている2本のソメイヨシノです。

大変大きく立派な桜なのですが、この桜の樹齢はわかっていません。

名前の由来は、かつてこの地域は養蚕が盛んな場所で、養蚕守護の神様を祀った「蚕影山神社(こかげさんじんじゃ)」の一つがこの場所にあったことから名付けられています。

桜と古墳という歴史の風情ある景色も撮影スポット として人気があります。

見どころ

一番の見どころは、やはり 桜と桃のコラボレーションされた甲府盆地の景色 です。

一面満開の桜が広がる公園の展望のすぐ先に、満開の桃の花が咲き乱れます。一面ピンク色に染まった甲府盆地の美しい景色は思わず時間を忘れるくらいうっとりします。

公園内は桜の開花期間は桜祭りも行われています。屋台も出店していて、ビールやおつまみを食べながら、お花見を楽しむことができます。

また 夜はライトアップ も行われます。幻想的な桜の景色もさることながら、眼下には新日本夜景100選にも選ばれた甲府盆地の夜景を見ることができます。

甚六桜

基本情報

甚六桜(じんろくざくら)は、山梨県甲州市勝沼町の高台に位置しています。ここにはJR中央本線勝沼ぶどう郷駅前にある広場に広がる桜の名所です。

線路沿いの歩道には 約600本の桜 が立ち並び、満開の桜のトンネルを電車が走り抜ける光景は、鉄道愛好家たちにも人気の撮影スポットになっています。

高台に位置しているので眼前には甲府盆地を一望することができ、 満開の桜の先にはピンク色に染まった桃畑の絨毯が広がっています

広場から線路沿いの歩道は、廃線になった線路跡であり、当時の鉄橋や旧勝沼駅のホーム跡が残っていて、当時の面影を偲ばせています。

  • 住所:山梨県甲州市勝沼町菱山3052
  • 開花時期:3月下旬~4月上旬(2022年の満開日は3月31日)
  • 交通アクセス:
    中央自動車道勝沼ICから約7分
    中央本線勝沼ぶどう郷駅降りてすぐ目の前
  • 駐車場:駅前に無料駐車場あり
  • 入場料:無料

歴史

甚六桜の歴史は昭和時代に始まります。昭和49年に地元菱山地区の後継者の集まり「甚六会」によって長年、植え育てられてきて、今日の立派な桜の名所として県内外から多くの観光客が訪れる桜の名所となりました。

「甚六桜」の名はこの地元の集まりである「甚六会」から名付けられています。

見どころ

見どころとしては、高台にある駅前広場から眺める甲府盆地と南アルプスの山々の景色です。

桜の時期には、時期を合わせるように桃の花が一斉に咲き、甲府盆地をピンク色に染め上げます。

満開の桜の先にはピンク色の絨毯の景色を楽しむことができ、まさに「桃源郷」の景色 です。盆地の先にある残雪の残った南アルプスの名峰との景色に感動することでしょう。

そして甚六桜ならではの見どころは、 桜のトンネルを列車が通過 することです。

駅のホームの先端には常に写真愛好家たちがカメラを待ち構えており、中央本線の特急「あずさ」「かいじ」が通過するたびに一斉にシャッターを押し始めます。

電車マニアでなくとも是非写真に収めておきたい、 フォトジェニックなスポット です。

また開花中は夜になると桜のライトアップも行われます。昼とは違った幻想的な桜の景色を楽しむことができ、眼下に広がる甲府盆地の夜景もとても美しいのでおすすめです。

合わせて訪れたい周辺桜スポット

慈雲寺のイトザクラ

山梨県甲州市塩山にある慈雲寺は樋口一葉の文学碑があることでも知られています。

ここに 樹齢300年にもなるイトザクラ が咲いています。山梨県指定の天然記念物でもあります。

高さ14mもある巨木から、糸が垂れたように濃いピンク色の花を咲かせるイトザクラは、壮大でとても華やかな姿を見せてくれます。

恵林寺

武田信玄公の菩提寺でもある臨済宗の名刹で、夢想国師の庭園も有名です。

境内には 約60本の桜 があり、特に三門のそばに咲く桜は、三門とのバランスが良く咲いているので、写真撮影に適したスポットになるのでおすすめです。

石和温泉さくら通り

山梨県内屈指の温泉地である石和温泉の温泉街用水路沿いには、 約900mにわたって桜並木が広がっています

桜並木の両脇には温泉旅館が立ち並び、風情のある街並みを散策することができます。

夜にはライトアップも行われているので、石和温泉に宿泊の際は是非散策したいスポットです。

日本の「桃源郷」に行ってみよう

日本一の桃の産地でもある山梨県の甲府盆地は春になると桃の花が一斉に開花し、一面をピンク色に染め上げます。

桜の時期とも同じ時期に咲くので、甲府盆地の春はさながら「桃源郷」の景色になります。

普段見ることができないピンク色の世界は、訪れた人たちをきっと魅了することでしょう。

この時期だけしか見ることができない「桃源郷」の世界を是非体験してみてください。

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