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【山梨県】桜の季節到来!南アルプス・八ヶ岳山麓地域のおすすめ桜スポット6選

厳しい寒さも過ぎ去って、暖かい春の季節が近づいてきました。

この季節の楽しみは桜ですね。日本では昔からお花見や桜見物を楽しむ風習があり、桜というと日本の春の訪れを感じさせてくれる風物詩になっています。

日本全国に桜の名所はありますが、今回は山梨県の北部地域にあたる南アルプス・八ヶ岳山麓地域にある「桜スポットを紹介していきます。

都会や街の中とは違った里山の雰囲気の中でお花見をすることで、心もリフレッシュすることができるでしょう。

今年のお花見は是非この記事を参考にしてみてくださいね。

南アルプス・八ヶ岳山麓地域について

地域の概要

南アルプス・八ヶ岳山麓地域は、山梨県の北部にある北杜市・韮崎市を中心に広がる地域で す。

標高が400m~1,300mと標高差が大きく、南アルプスの東面、八ヶ岳の南面の傾斜に広がっているので、日当たりが良いのが特徴 です。そのため高原には古くから集落が形成されていました。

南アルプス・八ヶ岳の豊かな森、きれいな水、富士山をはじめとした山々の眺望にも恵まれた自然の美しい地域です。都心からも近く、アクセスしやすいため、近年は都心からの多くの移住者も来ています。

気候は標高が高いため、平地よりも涼しく、夏場は過ごしやすいですが、その分冬場の寒さは厳しくなります。

晴天率が高く、冬場は晴れる日が多いのも地域の特徴 です。

南アルプス・八ヶ岳山麓の桜の見ごろ

南アルプス・八ヶ岳山麓地域は前述の通り、標高差が大きいため、場所によって開花時期がかなり変わってきます。

早い場所では3月下旬から開花が始まり、標高の高い場所では4月中旬から下旬に開花する場所もあります。桜スポットによって開花時期が違ってくる分、長くお花見を楽しむこともできるのも魅力の一つ です。

ただし近年は温暖化の影響もあり、例年の開花予想より早く咲く傾向になってきました。桜を見に行く際は、ネットなどの桜開花情報をチェックしてから行くようにしましょう。

南アルプス・八ヶ岳山麓の桜スポット6選

山高神代桜(北杜市)

山高神代桜(やまたかじんだいざくら)は、山梨県北杜市武川町にある、実相寺というお寺の中に咲くエドヒガンザクラです。

福島県の三春の滝桜、岐阜県の根尾谷淡墨桜と合わせて 日本三大桜の一つ にも選ばれています。

樹高10m、幹回りは約12m、推定樹齢1800年~2000年と日本でも最古・最大の巨木で、 国指定天然記念物第1号にも選ばれている名木 です。 伝説では日本武尊(ヤマトタケルノミコト)が東征の際に植えたと伝えられていて、これが「神代桜」の名前の由来 にもなっています。

見どころは、神代桜だけでなく、周辺のロケーションも合わせておすすめです。

神代桜のある北杜市武川地区は南アルプスの麓にある町です。境内の後ろには日本百名山である甲斐駒ヶ岳や鳳凰三山をはじめとした南アルプスの山々、向かい側には八ヶ岳の景色を眺めることができ、 桜と残雪の残る山々との絶景を楽しむことができます。

また実相寺境内には神代桜を中心に約30本のソメイヨシノが植えられていて一緒に花見を楽しむことができます。また周辺には約8万本のラッパ水仙が桜と同時に昨季、ピンクと黄色のコントラストが楽しめます。

また毎年桜の開花時期に合わせて 「神代桜まつり」 が行われていて、実相寺周辺には露店が並び、地元の新鮮な野菜や山菜、花卉や土産物などの販売を行っていますよ。

山高神代桜の詳細情報

  • 開花時期:4月上旬(2023年の満開日は3/24~4/5)
  • 住所:山梨県北杜市武川町山高2763
  • 標高:550m
  • 駐車場:寺周辺に有料駐車場有
  • 入場料:なし

交通アクセス

  • 車の場合:中央自動車道須玉ICより約15分、小淵沢ICより約30分
  • 電車の場合:中央本線日野春駅からタクシーで約15分

眞原桜並木(北杜市)

眞原桜並木(さねはらさくらなみき)は山梨県北杜市武川町眞原地区の牧草地の道路脇にあるソメイヨシノの桜並木です。

桜並木が形成されたのは、昭和20年代に入植してきた人たちが土地の発展を願い、昭和40年代にソメイヨシノを植樹したのが始まりです。 約750mの一本道に約200本の桜 が植えられています。

満開の時期はまっすぐな道にピンク色に染まった桜のトンネルが出来上がり、この時期しか見ることができない絶景を楽しむことができます。

眞原地区は、 南アルプスの名峰・甲斐駒ヶ岳の麓に広がる地域で、残雪の残る南アルプスの絶景と桜のコラボレーションした風景は、写真映えすること間違いなし です。また、眞原桜並木は 地元山梨では「さねっぱら」と呼ばれています 。地元の人々にも愛され続けている桜スポットです。桜の咲く時期には桜並木沿いに露天も出店していて、地元で採れた新鮮な野菜や山菜の販売も行っています。

また前述した山高神代桜とは近距離にあるので、同時に訪れることができますが、神代桜より若干標高が高いため、見ごろの時期が少し遅れるので注意が必要です。

眞原桜並木の詳細情報

  • 開花時期:4月上旬~4月中旬(2023年は4/1~)
  • 住所:山梨県北杜市武川町眞原3567地内
  • 標高:680m
  • 駐車場:無料の市営駐車場有
  • 入場料:なし

交通アクセス

  • 車の場合:中央自動車道須玉ICより約20分、小淵沢ICより約30分 ※カーナビで検索の場合は「アグリーブルむかわ」で検索すると便利です。
  • 電車の場合:中央本線日野春駅からタクシーで約20分

清春芸術村の桜(北杜市)

清春芸術村(きよはるげいじゅつむら)は、山梨県北杜市長坂町にある文化複合施設です。元々は小学校であり、廃校になった跡地に造られました。

ここには大正時代に同行の校舎落成を記念して児童たちによって校庭に植樹された 約30本のソメイヨシノがあり、桜の時期になると樹齢80年以上の木々が満開に咲き誇ります。

芸術村の中央に位置する十六角形の建物「ラ・リューシュ」をはじめ、清春白樺美術館、安藤忠雄設計の光の美術館、ルオー礼拝堂などの建物とソメイヨシノの群生が、甲斐駒ヶ岳などの南アルプスの山々を背景に美しく咲き誇り、 芸術と自然の調和された圧巻の景色 を描き出しています。

清春芸術村の詳細情報

  • 開花時期:4月上旬~中旬(2023年は4/1~)
  • 住所:山梨県北杜市長坂町中丸2072
  • 標高:740m
  • 駐車場:普通車約30台(駐車場のみ利用の場合1,000円、美術館利用の場合無料)
  • 入場料:桜見物のみの場合は無料

交通アクセス

  • 車の場合:中央自動車道長坂ICより約15分
  • 電車の場合:中央本線長坂駅からタクシーで約5分

谷戸城址の桜(北杜市)

谷戸城跡(やとじょうせき)は、山梨県北杜市大泉町にある城址で、平安時代末期に武田氏の祖である黒源太清光が築いたとされる山に建てられてた城で、国指定の遺跡でもあります。

春になると 山全体に約400本のソメイヨシノや八重桜が時期をずらして咲き誇り、見事な景観を作り出してくれます 。見晴らしの良い土塁の上に立つと、 桜越しに里山の景色を眺めることができて、絶景スポットとして人気 を集めています。

外苑には遊歩道が巡らせてあり、木々の間からは南アルプス・八ヶ岳・遠方には富士山、眼下には田園風景が広がっていて、春の散策にはうってつけのスポットですよ。

谷戸城跡の詳細情報

  • 開花時期:4月上旬~中旬(2023年は4/4~)
  • 住所:山梨県北杜市大泉町谷戸字城山
  • 標高:850m
  • 駐車場:無料駐車場有(普通車35台)
  • 入場料:なし

交通アクセス

  • 車の場合:中央自動車道長坂ICより約10分 ※カーナビでは「北杜市考古資料館」で検索すると便利です。
  • 電車の場合:中央本線長坂駅からタクシーで約15分

わに塚の桜(韮崎市)

わに塚の桜は山梨県韮崎市にあるエドヒガンザクラで、 田園地帯の中にある盛り上がった塚の上に咲く見事な1本桜 です。

以前は全く無名な桜だったのですが、郵政省「さくらメール」のポスターや2004年に放送されたテレビドラマのタイトルバックに使用されたことから一躍注目を浴びるようになり、近年多くの観光客が訪れる桜の名所になりました。

桜の推定樹齢は約330年、幹回りは3.6m、樹高は17mあり、周りには遮るものがないため、のびのびと大きく枝を伸ばした桜の姿は圧巻です。

わに塚の桜の見どころは何といっても周辺にある残雪の残る山々とのコラボレーション です。

北には八ヶ岳、西には鳳凰三山を始めとする南アルプスの山々、南には富士山を眺めることができ、 残雪の残る山々と1本桜の風景はフォトジェニックなスポットとして大変人気 があります。

特に人気が高いのは八ヶ岳をバックにした風景で、撮影場所も設置されています。また周囲はのどかな田園風景で、里山の景色がどこか懐かしく感じることもできますよ。

開花時期には夜間のライトアップも行われていて、昼間とはまた一味違った幻想的な桜の景色を楽しむことができます。

わに塚の桜の詳細情報

  • 開花時期:4月初旬(2023年は3/27~)
  • 住所:山梨県韮崎市神山町北宮地624
  • 標高:450m
  • 駐車場:無料駐車場有(専用・臨時合わせて150台)
  • 入場料:なし

交通アクセス

  • 車の場合:中央自動車道韮崎ICより20分
  • 電車の場合:中央本線韮崎駅よりタクシーで15分

新府城跡の桜(韮崎市)

新府城跡(しんぷじょうあと)は、山梨県韮崎市にある城跡です。武田勝頼が築いた戦国時代末期の城郭跡で、武田氏最後の城です。

釜無川を眼下に見下ろす断崖・七里岩の上にあり、城はさらに小山の上に築かれています。

現在は本丸跡付近には新府藤武神社があり、その 神社の周りにソメイヨシノの桜が30本近く咲いています。

この 城跡の周辺は桃畑が広がっており、「新府桃源郷」とも呼ばれています。 小山の上にある城跡から眼下に広がる 桃畑と桜のコラボレーション がこの時期にしか見ることができない絶景を楽しむことができます。

桃と桜を同時に眺めることができる、山梨県ならではの景色を楽しめることができるおすすめスポットです。

新府城跡の詳細情報

  • 開花時期:4月上旬~中旬頃
  • 住所:山梨県韮崎市中田町中条3513周辺
  • 標高:524m
  • 駐車場:無料駐車場有(普通車約30台)
  • 入場料:なし

交通アクセス

  • 車の場合:中央自動車道韮崎ICより20分
  • 電車の場合:中央本線新府駅より徒歩15分、韮崎駅よりタクシーで15分

美しい山々と桜の絶景を見に行こう

今回は南アルプス・八ヶ岳山麓の桜スポットを紹介してきました。

このエリア一番のおすすめポイントは、残雪の残る南アルプス・八ヶ岳の山々を背景に桜の絶景を眺めることができることです。

またこのエリアには高い建物がなく、田園風景がひろがる里山なので、どこか懐かしくノスタルジックな気分にさせてくれるスポットです。

今度の春の旅行は都会の喧騒を離れて、里山で桜の絶景を楽しみに訪れてみてはいかがでしょうか。

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