ハンガリー王ベーラ4世の治世の1241年から1242年にかけて、ブダの街はモンゴル軍の侵攻を受けたことから、ベーラ4世は1242年にブダの丘に防衛のための砦を築きました。砦には居住用の塔を備えていましたが簡素なものでした。14世紀、神聖ローマ帝国からハンガリー王に迎えられたジギスムント王の時代に城壁を備えたゴシック様式の王宮に改築され、15世紀後半にはマーチャーシュ1世がイタリアから彫刻家を招き、ルネサンス様式に改築させましたが、その後オスマン帝国の支配の際にブダ城は火薬庫とされ、火薬の暴発で建造物のほとんどが失われました。現在の王宮は17世紀にオスマン帝国が撤退した後に再建されたものですが、その後も革命や第二次世界大戦、ハンガリー動乱で破壊され、1980年代以降にネオ・バロック様式で復元されて現在に至っています。
ブダの王宮はブダ地区にあるハンガリー王国の宮殿です。中世の面影を色濃く残す、美しく壮大な宮殿で、世界遺産に登録されています。王宮の丘一帯の地下には、迷路のような長大な洞窟が広がり、環境保護区に指定されている洞窟もあります。ブタの王宮は、現在は美術館や博物館として利用されていていますが、夜になるとライトアップされ、昼とは違った美しい姿を見ることができます。ドナウ川のナイトクルーズでは、ドナウ川の川辺にライトアップされた王宮が浮かびあがり、とても幻想的な美しさでおすすめです。
流暢な日本語を話すハンガリー人のガイドさんから色々な話を聞きながらの観光で、すごく良かったです。交通渋滞で終了時間がオーバーしてしまいましたが、丁寧にご対応頂きありがとうございました。楽しかったです。