車なしでも楽しめる那覇観光!おすすめの交通手段や観光スポットを紹介

首里城の西のアザナから眺める那覇の市街地

沖縄は公共交通機関が少なく、観光には車が欠かせないというイメージがあるのではないでしょうか。しかし、那覇観光であれば車がなくても十分に人気スポットを回ることが可能です。

本記事では、車なしで巡れる那覇観光地と飲食店を紹介していきます。

小銭を用意する心配なく
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目次

【那覇観光】レンタカー以外の交通手段は?

那覇空港の建物外観

モノレールやバスなどの公共交通機関が充実している那覇では、レンタカー以外でも納得できる観光ができることを覚えておいてください。慣れない土地や知らない道路を走り、駐車場の心配をするくらいなら、公共交通機関をうまく利用した方が充実した旅を満喫できるというものです。ここでは、車以外の移動手段の種類を紹介します。

ゆいレール

ゆいレールは愛称で、正式には沖縄都市モノレール線といいます。2003年8月に那覇空港駅~首里駅間で開業しました。現在は、那覇空港駅(那覇市)とてだこ浦西駅(浦添市)の19駅を片道約40分で結ぶモノレールです。

空港国内線ターミナルと那覇空港駅は連絡通路で直結しているため、那覇市内の主要な観光スポットへの重要な移動手段となっています。早朝の6時から最終23時30分まで、約8分間隔で運行しており、渋滞がなく時間も正確なため、効率的な観光を楽しむことができます。

沖縄限定の交通系ICカードだけではなく、県外のICカードを利用でき、観光にお得な乗り放題のフリー乗車券もあります。また、乗車券を提示することで割引サービスを受けられることも大きなメリットのひとつです。

路線バス

沖縄本島の路線バスは、北から南までほとんどの地域を網羅しているのが、沖縄の特徴といえます。路線バスの旅は、他の交通手段では味わえないローカルな旅を満喫できることが魅力です。運行本数や時間にある程度縛られるものの、自分好みの行き先を計画できるのも、路線バス利用のメリットといえます。

レンタカーや観光バスと比べて、安い料金で移動できます。乗り降り自由のフリーパスとうまく組み合わせれば、さらにお得に観光スポットを巡ることができます。沖縄限定の「OKICA」を利用すればさらに便利です。行き先を自由に変更できることは大きなメリットです。渋滞の時間帯を避けて、路線バスを効率的に利用し、かけがえのない旅の思い出をつくってみませんか。

レンタサイクル

最近、都市部での移動に人気が高まっているレンタサイクル。渋滞や駐車場の心配がなく、狭い道でもストレスなく移動することができます。近場の観光スポットを機動的、効率的に周遊するには最適の乗り物といえます。

特に、沖縄の自然や街並みをゆっくり眺めながら、のんびり観光スポットを訪れる場合などは、車では通り過ぎてしまうような場所でも、自由に立ち寄ることができます。歩くと時間がかかり過ぎる距離であっても、レンタサイクルであれば効率的に観光スポットを巡ることができます。

電動付き自転車や子ども用自転車などの提供も充実しているので、安価で手軽に利用できることも人気の理由です。

貸切観光タクシー

沖縄では、一般のタクシーのほかに、貸切観光タクシーも大活躍。最大のメリットは行きたい場所だけ効率よく観光できること!雨の日や夏の暑い日でも快適で、小さいお子様連れや高齢の方とのご旅行も周りに気兼ねなく過ごせますよ。運転手によっては、とっておきの地元情報を教えてもらえる可能性もあります。

観光タクシーは予約しておくと、事前に行きたい場所をリクエストすることができるので当日スムーズな観光が叶います。3時間から気軽に利用できて、モデルコースも豊富です。

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車なしでも巡れる那覇観光地を紹介

那覇のカラフルでにぎやかな街並み

那覇市内の移動には、ゆいレールを利用するのがおすすめです。しかも、那覇市内の主要観光スポットはほとんどゆいレールで行くことができてしまうのです。渋滞や駐車場のことを考える必要のない車なしの旅を満喫してみませんか。旅の途中で銘酒を味わうこともできます。那覇市内の車がなくても観光できるおすすめスポットを紹介します。

波の上ビーチ

那覇市内唯一の海水浴場です。都市部とは思えないほどの透明度の高さは、言葉では表現できないくらいの感動です。更衣室、シャワー、コインロッカーなどの設備も充実しているため、家族連れでも安心して海に入ることができます。空港や国際通りから車を利用してのアクセスがいいため、那覇の最終日を過ごすという観光客も多くなっています。

ビーチに隣接する「波の上うみそら公園」では、バーベキューを楽しむこともでき、ダイビング、シュノーケリングなどのマリンスポーツにより沖縄の海を堪能することもできます。

最寄り駅は、「県庁前駅」で、徒歩約30分です。

波上宮

波の上ビーチからも望める崖の上に建つ神社です。琉球八社の中で最も権威の高い由緒ある神社とされています。境内入口には鳥居があり、日本本土の神社とよく似ているのですが、拝殿は朱塗りで南国特有の雰囲気を醸し出しています。今でも地元住民に愛されており、初詣、七五三などの参拝客が多くなっています。

近年では外国人観光客に人気の観光スポットとなっており、多言語のおみくじや絵馬など、本土の神社とは趣が異なり、沖縄ならではの様子を強く感じ取ることができます。また、波上宮は、沖縄のパワースポットとしても人気があり、開運ビーチとも呼ばれる波の上ビーチともども、南国沖縄のパワーを大切に持ち帰りましょう。

最寄り駅は、「旭橋駅」で、徒歩約15分です。

海底観光遊覧船「アークレックス ワン」

グラスボートに乗り、サンゴ礁の海中を楽しめることから、観光客に人気を呼んでいます。那覇市にある泊港は「とまりん」の愛称で知られる離島航路の一大ターミナルです。那覇市内に宿泊する観光客に気軽に海中散歩を実現するために、2018年6月から運航を開始しました。泊港から1日8便が運航しています。

約40分の船旅は、ただ海中を楽しむだけではなく、シティクルーズの要素が含まれているのも見逃せないポイントです。泊港を出港して泊大橋をくぐって那覇新港埠頭の沖を目指して進んでいきます。この際、大型クルーズ船と出くわすこともあります。

海の散歩気分を味わいながら「サンゴ畑」と呼ばれるポイントに向かってさらに進みます。「サンゴ畑」に到着すると美しいサンゴ礁の世界が広がります。船底のガラス窓からは熱帯魚、天然サンゴが姿を現します。運が良ければウミガメに出会うこともあります。

金城町石畳道

琉球王国時代につくられた歴史ある道で、那覇市街を見渡すことができます。日本の道100選にも選ばれている約300mの古道ですが、今でも地元住民の生活道路として利用されています。琉球石灰石が敷き詰められた石畳、両脇に立つ古民家や石垣は南国特有の情緒があり、城下町の雰囲気を今に伝えています。

首里城から那覇港へ行く際に利用された真珠道の一部でしたが、沖縄戦で大半が損壊しました。1983年に整備されて現在の状態となりました。沖縄県の指定文化財であると同時に、石畳の途中には、国の天然記念物にも指定されている大アカギの木もあります。見どころがたくさんあり、ぜひ訪れてほしい場所です。首里城公園から徒歩約8分の場所にあります。

最寄り駅は、「首里駅」で、徒歩約15分です。

壺屋やちむん通り

沖縄の伝統的な焼き物である「やむちん」の個性的な工房やショップが集まっています。沖縄らしい商品がずらりと並び、沖縄にやってきた実感を覚えるエリアでもあります。昔ながらのなつかしさを感じるものから、自宅で普段使いできそうなものまで、豊富な品揃えが自慢のひとつです。

大切な方への土産やお気に入りの旅行記念にするものなど、見ているだけでも楽しいのですが、購入するとなおのこと、この芸術品の魅力に心を奪われそうです。国際通りと異なる落ち着いた雰囲気が漂っています。ゆっくり歩いたあとに、カフェに立ち寄るのも楽しい時間です。

最寄り駅は「安里駅」もしくは「牧志駅」です。

首里城公園

沖縄のシンボルである首里城は、やはり行きたい定番スポットです。沖縄を代表する世界遺産として2000年に登録されました。琉球王国時代の国王の居城ですが、2019年の火災により本殿などを含め、一部が焼失してしまいました。当時はマスコミなどでも大きく報道され、言葉を失うほどショックを受けました。現在は復元工事を行っていますが、「見せる復興」をテーマに公開されています。

公園内には、守礼門、琉球王国のグスク(城)、関連遺産群、見晴らしが抜群のアザナ(展望台)などがあります。優美な曲線を描く城壁のライトアップも見ることができます。首里城へのアクセスはバスやタクシーが便利です。首里駅からのバスを利用し、バス停「首里城前」から徒歩1分の距離です。

瑞泉酒造株式会社

琉球王府の泡盛職を始祖に、首里崎山の城下町で1887年に創業されました。「瑞泉」の名は、首里城瑞泉門の湧き水の名に由来します。県内に数多くある泡盛の醸造所の中でも老舗として知られ、首里を拠点に先祖代々の伝統的な製造方法を使用して、銘酒といわれる泡盛を出荷し続けています。

奇跡的に発見された戦前の黒麹菌により復活した泡盛「御酒(うさき)」は、沖縄の誇りともいえます。伝統を重視した製造にこだわる一方で、沖縄の特産品を使用した商品を開発するなど柔軟な姿勢を持ち合わせています。泡盛だけではなく、特産の黒糖やフルーツを使ったリキュールの商品開発も熱心に行っています。

泡盛の製造方法を学び、古酒の飲み比べやリキュールのテイスティングもできるので、無料の工場見学をおすすめします。ただし、飲食物の見学となるので事前予約が必要です。

所在地沖縄県那覇市首里崎山町1-35
営業時間小売販売 9時~17時半
見学・ご案内最終受付 16時45分
交通アクセスゆいレール:「首里駅」下車 徒歩約10分
バス:「鳥堀」下車 徒歩約10分
公式サイト瑞泉酒造

福州園

那覇市制施行70周年記念、中国福州市と那覇市の友好都市締結10周年を記念して、1992年9月に開園しました。福州市と那覇市の関係は、14世紀の鎌倉時代から続くといわれています。大貿易時代であった琉球王国に、福建省から移住してきた人々が、航海術や通訳などの専門技術をこの地に根付かせたとされています。

福州地方の伝統手法を使用し、福州の素材を有効活用した中国式庭園で、福州の代表的な風景や建築物の再現がされています。園内は春景色、夏景色、秋と冬景色という構成が採用されています。まるで福州を旅しているような錯覚にとらわれ、自然あふれる癒しの穴場的なスポットです。

最寄り駅は「県庁前駅」で、徒歩約10分です。

玉陵

琉球王国歴代の王と限られたその家族を埋葬する陵墓です。首里城をモデルにしたといわれる巨大な石造りで、骨を収める墓室が東西に連なり、周囲を高い石垣で囲んでいます。壮大な石造りの建造物は、沖縄独特の文化の特徴を如実に表しています。

沖縄戦で大きな被害を受けましたが、3年余りの年月をかけて修復工事が行われ、現在の荘厳さを取り戻しています。「琉球王国のグスク及び関連遺産群」のひとつとして、2000年に世界遺産に登録されています。2018年には沖縄県の建造物としては初めてとなる国宝にも指定されました。

最寄り駅は「首里駅」で、徒歩約15分です。

識名園

琉球時代に建設された識名園は、琉球王家の別邸として利用されていました。琉球王族たちの保養、外国からの来客があった際の接待施設として栄華を誇っていました。造園の方式は日本各地で通常使用されている回遊式の庭園です。園内を歩くと四季折々の景色を楽しむことができます。

ところが、中国風の東屋があったりアーチが配置されたりと独特な工夫を凝らしているため、日本と中国の文化が絶妙に交じり合った当時の様子がうかがわれます。現在の建物は復元されたもので、国の特別名勝に指定されています。「琉球王国のグスク及び関連遺産群」のひとつとして世界遺産にも登録されています。

比較的観光客も少なく落ち着いた風情があるので、穴場の観光スポットとしてのんびりと訪れるのもいいでしょう。アクセスは、牧志公設市場からのバスを利用するのが便利です。

那覇市内のおすすめ市場や商店街を紹介

沖縄のグルメスポットである国際通りのれん街の外観

国際通り

那覇のことにあまり詳しくない方でも国際通りの名前は知っているのではないでしょうか?それくらい有名な那覇の代表的な観光スポットです。人気ショップ、土産物店、飲食店などが多く立ち並び、何でも販売している那覇の中心地です。昼も夜も多くの観光客などでにぎわう那覇のメインストリート。

全長約1.6メートルの長いストリートですから、ただぶらぶらと歩き出すと目的の店に到達するのに時間がかかってしまいます。事前に行きたい店の位置関係を地図などで確認しておくことをおすすめします。

沖縄限定のスイーツを目指すのならば、ブルーシールアイス、マンゴースムージー、紅芋ソフトなどが大人気です。居酒屋などの飲食店も多く、泡盛や独特の島料理である沖縄料理などを楽しむことができます。

国際通りの最寄り駅は「県庁前駅」もしくは「牧志駅」です。いずれも徒歩1~3分程度で国際通りに行くことができます。

国際通りのれん街

2020年2月、国際通り沿いに、全館グランドオープンしました。日本と沖縄の食の両方を味わうことができる新たなグルメスポットです。全32店舗がコンセプトの異なる「国際通り横丁」、「那覇市場」、「琉球横丁」、「沖縄元祖ラーメン横丁」の4つのエリアに分かれて、2フロアで営業しています。

建物内はまるで路地裏のようなつくりで仕切りがほとんどなく、地元客同士の交流を深められるような雰囲気です。地元に愛される店を目指しているのれん街の各店舗は、せんべろやワンコイン飲み放題など、お得な価格で飲食が楽しめるように心がけています。ランチメニューや深夜まで営業している店もありますので、国際通りを歩いて疲れたら、骨休めに立ち寄ることをおすすめします。

最寄り駅は、「牧志駅」もしくは「美栄橋」です。

第一牧志公設市場

1950年の開設以来、多くの地元住民や観光客に愛されてきた那覇の台所といえる施設です。国際通りの横道から行けるこの市場は、沖縄ならではの魚介類、肉類、島野菜などのさまざまな新鮮な地元食材を販売しています。沖縄の特産品が多く、菓子類や加工食品も所狭しと並べられています。

1階の市場で購入した食材を2階の食堂で調理してもらう「持ち上げシステム」で、すぐに味わうことができます。観光客にはとてもありがたいサービスで、観光客を大切にする地元住民の習慣に感謝するばかりです。その2階では沖縄そば店、定食屋、サーターアンダギー販売など地元料理を提供しています。

食堂はだれでも自由に利用できるので、地元住民と交流しながら、沖縄の食文化に触れてみてはいかがでしょうか?

所在地沖縄県那覇市松尾2-10-1
営業時間8時~22時(店舗で異なります)
2階食堂ラストオーダー20時
交通アクセスゆいレール:「牧志駅」下車 徒歩9分
ゆいレール:「美栄橋駅」下車 徒歩10分
公式サイト那覇市第一牧志公設市場

栄町市場

昭和のレトロな雰囲気がそのまま残り、タイムスリップしたかのような感覚を与えてくれます。薄暗く細い路地は迷路のようで、ゆっくりぶらぶらと歩いているだけでノスタルジックな気分にしてくれます。細い路地が入り組んだ商店街の昼間は、青果店、雑貨店、豆腐屋、カフェなどのさまざまな店舗が営業しています。

夜になると昼間の顔が一変するように、居酒屋や立ち飲み屋がオープンします。安くておいしいと評判の店も多く、泡盛を愛する方にはぜひ立ち寄ってほしいスポットです。時間を忘れて歩いていると、思わぬ道とつながっていたり、昭和から店を切り盛りする元気なおばぁの野菜売りに出会ったりと、日常では味わえないハプニングに出会うこともあります。

那覇市内の歴史や文化を感じられる施設

首里城の守礼門

那覇市伝統工芸館

沖縄の伝統工芸である琉球ガラス、首里織、壺屋焼などの作品を展示・販売している工芸館です。人間国宝の作品をはじめとした伝統工芸品の展示は一見の価値があります。ここへ足を運べば、手づくりの個性的で温かみのある工芸品を実際に見て、購入することができます。実演施設では、伝統工芸の制作工程の紹介とともに、実際の制作現場を目の前で見学することができます。

予約をすることで、すべての伝統工芸の体験ができるのも見逃せないポイントです。琉球ガラス吹き体験が最も人気があります。デザインや色などを自分の好みに選ぶことができるグラスや一輪挿しをつくれるので、大切な沖縄の旅の思い出を持ち帰ることができます。

所在地沖縄県那覇市牧志3-2-10 てんぶす那覇2F
営業時間展示室 9時半~17時半(最終入館17時15分まで)
伝統工芸館販売所 10時~19時
入場料大人 310円
高校生 200円
小・中学生 100円
交通アクセスゆいレール:「牧志駅」下車 徒歩5分
ゆいレール:「美栄橋駅」下車 徒歩6分
バス:「てんぶす前」下車すぐ
バス:「牧志」下車 徒歩3分

沖縄県立博物館・美術館

全国的にも珍しい博物館と美術館が併設された施設です。愛称は「おきみゅー」で、琉球の文化や歴史を深く知ることができるだけではなく、同時に芸術にも触れることができます。

美術館では近現代美術を中心に、沖縄県出身の作家の作品を多く展示しています。

常設されている展示品が数多くあるため、ゆっくり見ると2時間以上の時間が必要です。期間限定で、特定の生物にスポットを当てた企画展示などが開催されることもありますので、興味のある方は、事前に確認することをおすすめします。

ふれあい体験室では、染織物の着衣体験や三線を弾く体験などさまざまな体験ができるような工夫がされています。各種イベントやワークショップなども随時開催されていますので、ホームページなどで確認してください。

所在地沖縄県那覇市おもろまち3-1-1
営業時間火・水・木・日 9時~18時(入館は17時半まで)
金・土 9時~20時(入館は19時半まで)
入場料一般   530円 
高大生  270円 
県外小中 150円
交通アクセスゆいレール:「おもろまち駅」下車 徒歩約10分 
バス:「県立博物館前」下車 徒歩約1分 
バス:「おもろまち1丁目」下車 徒歩約3分 
バス:「おもろまち3丁目」下車 徒歩約5分 
バス:「おもろまち駅前」下車 徒歩約12分 
バス:「上之屋」下車 徒歩約12分
公式サイト沖縄県立博物館・美術館

那覇市観光で立ち寄りたいグルメスポット

沖縄そばと炊き込みご飯

沖縄には独特の食文化があり、沖縄でしか味わえない島料理がたくさんあります。さまざまなメディアなどで紹介されている定番と呼ばれる料理も知名度が高くなってきました。沖縄の文化と生活を色濃く反映している沖縄料理をぜひ堪能してください。ゆいレールを利用して行ける那覇市内のおすすめの飲食店などを紹介します。

ジャッキーステーキハウス

ステーキ激戦区といわれる沖縄県内で高い人気を誇っています。沖縄でステーキを食べるならここといわれるほどにぎわっています。創業60年以上という老舗ながら、気軽に入れる店として地元住民だけではなく、観光客にも愛されています。最近は雑誌などのメディアで取り上げられたことにより、認知度がさらに高くなっています。

いつ行っても混雑しているので、行列を覚悟でチャレンジしてみましょう。アメリカナイズされた店内は、日本であることを忘れてしまいそうな雰囲気です。一番人気のメニューは、「テンダーロインステーキ」です。鉄板に載った赤身のヒレ肉は、やわらかくて味わいが深いものです。卓上においてある調味料が豊富なことも魅力です。

最寄り駅は「旭橋駅」で、徒歩約8分です。

首里そば

沖縄に行ったらおいしい沖縄そばを食べたいという沖縄そばファンが多いのではないでしょうか?那覇市内には沖縄そばの店が多くありますが、その中でも特に人気の高い店です。首里城近くで20年営業しているこの店は、行列必至です。行列を避けるには、早めの時間に訪れるのがおすすめです。麺が終了次第閉店となるからです。

麺は大、中、小の3種類あるので、好みに応じて選べることも人気のひとつです。固めにゆでられた手打ちの平麵は、噛めば噛むほど深い味わいが伝わってきます。やわらかい三枚肉とロース肉、豚とかつおをなじませた絶品スープとの相性は抜群です。

ここでは紅しょうがの代わりに、針しょうがが乗せられているので、透き通ったスープを最後まで味わえるのが特徴です。サイドメニューのジューシー、煮つけ、おにぎりなどもぜひ味わってみてください。

最寄り駅は「首里駅」で、徒歩約5分です。

首里ほりかわ

首里城近くの細い路地を進むと、閑静な住宅街の中に落ち着いた雰囲気の店があります。おしゃれな外観を見ると、ほかの沖縄そばの店と一線を画することが一目でわかります。のどごしがいい自家製麺と、素材にこだわったとんこつ、かつお節ベースのスープが絶品です。化学調味料を一切使用していない上品な味わいが口の中に広がります。

これまでの「ソーキそば」にはなかった極上の味わいに感動すら覚えます。一杯の沖縄そばに膨大な手間と時間をかけた職人技の仕込みにこだわりが詰まっています。肉みそジューシーなどのサイドメニューも充実しており、沖縄料理を堪能したい方にはもってこいのパフォーマンスです。

最寄り駅は「儀保駅」で、徒歩約15分です。

三笠 松山店

地元住民はもとより観光客にも人気の沖縄家庭料理の店です。創業45年以上の老舗であり、朝早くから夜遅くまで営業している便利な食堂です。値段もリーズナブルで、ボリュームたっぷりで、しかもどの料理もおいしいと評判です。メニューはとんかつやカツ丼、すき焼きなどの定番だけではなく、ソーメンチャンプルや沖縄そばもあり、地元料理も堪能できます。

特におすすめは「ポークたまご」。厚切りのスパムとたまご焼きは夢中になるほど箸がすすみます。朝からたっぷり満腹感を味わって、元気に活動したい方におすすめのメニューです。また、「ちゃんぽん」といえば長崎名物ですが、ここではご飯の上に炒め物が乗っているどんぶり料理です。一度味わう価値はあります。

最寄り駅は「県庁前駅」で、徒歩約5分です。

あめいろ食堂

那覇の閑静な住宅街にひっそりたたずむレトロな古民家で、のれんには見過ごしてしまいそうなほど控え目な文字で店名が書かれています。店内もどこか懐かしい昭和の香りが漂います。古道具などをインテリアとした店主のセンスが光ります。狭い階段を2階へ上がると、畳と板の間からなる10畳ほどの座敷席となります。

昼の定食は3~4種類で、日替わりとなります。その日の気分で沖縄の新鮮な食材をふんだんに使用した郷土料理を味わってください。どの料理も素材の旨味を活かした控え目な味付けですので、小さな子どもにも安心して食べさせられます。ご飯は無料で大盛りにできるので、食の細い方や子どもとシェアしやすいのも魅力です。

最寄り駅は「県庁前駅」で、徒歩約13分です。

山羊料理さかえ

国際通りから一本入った竜宮通りにあるレトロな昭和風の山羊料理専門店です。沖縄では昔から山羊を食べる習慣があり、沖縄県民の中でも好き嫌いが分かれます。この店は創業40年以上の山羊好きな地元住民はもちろんのこと、観光客の間でも人気の高い店です。山羊料理にハマる観光客も増えているといわれています。

名物女将との会話も楽しめる懐かしいムードが漂い、カウンター席でのひとりでの食事もおすすめです。ここの山羊は臭みがなく、クセが少なくて食べやすい刺身をオーダーしましょう。山羊料理以外にも豊富な沖縄料理が食べられるので、沖縄料理を堪能したい方はぜひ訪れてみてください。

最寄り駅は「牧志駅」で、徒歩約5分です。

うりずん

沖縄県内屈指の飲み屋街である栄町市場の中でもトップクラスの人気を誇っています。沖縄の家庭料理や琉球の宮廷料理が味わえる居酒屋です。沖縄独特の古民家を改装した店内は、沖縄ならではの雰囲気を感じられます。沖縄の情緒に触れたい方にはおすすめの店です。1階には、カウンター席、テーブル席、小人数用の個室、2階には40名用の座敷があります。

木のぬくもりが温かい、くつろげる店内には沖縄音楽が流れ、三線や地元の泡盛が沖縄ムードを最高潮にしてくれます。さまざまな沖縄料理や宮廷料理が提供されています。これらの料理と相性のいいのが泡盛。ほとんどの沖縄県内泡盛メーカーの銘酒が揃っているのもありがたいサービスです。

最寄り駅は、「安里駅」で、徒歩約5分です。

ゆうなんぎい

那覇市内で沖縄の家庭料理を堪能したいならこの店をおすすめします。国際通り近くにあり、大手観光サイトなどで紹介されているので、いつ行っても多くの客でにぎわっています。50年以上続く老舗の人気店で、観光客だけではなく、地元住民も多くがリピーターとなっています。

沖縄そば、ジューシー、チャンプルーなど有名な沖縄料理はほぼ揃っているのが魅力です。

特に、地元住民に大人気の3種の日替わり定食があり、一品料理をオーダーするとご飯と味噌汁をセットで付けてくれるサービスは最高です。豊富なメニュー、間違いない味付け、しかもリーズナブルな価格で提供となれば、人気があるのも当然です。

最寄り駅は「県庁前駅」で、徒歩10分です。

ポーたま

沖縄のソウルフードとして長い間、沖縄県民に愛されてきた「ポークたまごおにぎり」をオーダーを受けてから調理し、できたてのほかほかを提供する人気店です。ポークは沖縄の家庭では、なじみの深い食材です。

ポークたまごおにぎりのメニューも豊富にあります。ゴーヤ天ぷらや島豆腐の厚揚げ、沖縄そば、魚フライなど沖縄ならではの具材を挟んだスペシャルメニューも観光客を楽しませてくれます。

ポークたまごおにぎりは、コンビニやスーパーなどさまざまな店で売られているほど生活に密着しています。「ポーたま」は那覇空港国内線到着ロビー店のほか、那覇市に2店舗、北谷町のアメリカンビレッジにも1店舗あります。いずれもアクセス最高の場所にあるので、旅の途中でぜひ立ち寄ってみてください。

ブルーシールアイス

2023年で創業75周年を迎える沖縄地元ブランドの「ブルーシール」。南国・沖縄観光には、外すことのできない定番の人気アイテムです。もともとはアメリカ人向けのアイスクリームショップだったのですが、そのおいしさを沖縄の住民にも味わってもらおうと、1963年に浦添市に最初のショップをスタートさせました。

現在では沖縄のアイスクリームの超定番といわれるほど定着し、県民はもちろんのこと、観光客にも深く定着しました。アメリカでの製造を前提としていましたが、高温多湿な沖縄の気候に合わせて改良し、コクとなめらかさが自慢の商品に成長しました。ラインアップも豊富になり、さとうきび、シークワーサー、紅いもなど沖縄ならではのフレーバーが準備されています。

沖縄県内にブルーシールショップが3店舗ありますので、旅のどこかでぜひ立ち寄り、沖縄特有の味わいを堪能してください。

さーたーあんだーぎーの店 安室

沖縄で昔から愛されているドーナツ「サーターアンダギー」の専門店です。那覇市内で石領店、首里久場川店の2店舗を構えています。古くから受け継がれてきた沖縄の伝統菓子です。小麦粉を砂糖、たまごとを良くかき混ぜて油で揚げた沖縄独自のドーナツです。「サーター」とは沖縄の言葉で砂糖を意味し、「アンダギー」は油で揚げたものを指します。

株式会社安室養鶏場を設立後、サーターアンダギーの製造・販売を開始し、創業約50年を誇る老舗です。自社の安室養鶏場の新鮮なたまごを原料としているのが特徴です。他店の商品よりたまごの旨味がしっかりと感じられます。また、ふんわりやわらかく揚げるのが秘伝の技です。ノーマルのほかに黒糖味、紅いも味があるので、食べ比べをおすすめします。

最寄り駅は「儀保駅」で、徒歩約4分です。

まとめ|公共交通機関のメリットを最大限活用しよう

モノレールとその周辺

沖縄の旅は、車を利用したほうが便利という考え方が基本的にはあると考えられます。車利用のメリットを最大限活用して、効率的に観光スポットを周遊することを紹介しているインターネットの記事などが多いのも否定できません。

しかしながら、車を利用しなくても沖縄の充実した公共交通機関をうまく活用して、かけがえのない想い出をつくることは可能です。車にない良さを見出し、ぜひ那覇観光を楽しむ旅を計画してみてください。

ゆいレールやバスを使って旅をするならば、便利でお得なチケットもありますよ。周遊チケットで、思う存分沖縄の街を楽しんでくださいね。

小銭を用意する心配なく
\スムーズに乗り降り/

\小銭を用意する心配なくスムーズに乗り降り/

本記事では、車なしで那覇観光する際の交通手段の紹介をはじめ、車を使わず那覇を周遊する観光スポットとグルメスポットを紹介してきました。今回、紹介した施設や飲食店などに行くために、ゆいレールからのアクセスを記載しました。ぜひ旅の参考にしてくださいね。

よくある質問

車なしで那覇観光は可能?

はい、那覇市内の主要観光スポットは沖縄都市モノレール「ゆいレール」で行くことができます。公共交通機関をうまく使った観光なら、渋滞や駐車場の心配をすることなく、慣れない道での運転に疲れることもありません。旅の途中で沖縄グルメとともにお酒を楽しめるというメリットも。

那覇でレンタカー以外の交通手段は?

那覇市内でレンタカー以外の交通手段は「ゆいレール」「路線バス」「タクシー」「レンタサイクル」の主に4つです。公共交通機関が充実しているため、うまく利用すれば車がなくてもスムーズな移動が叶います。

車なしでも巡れる那覇の観光スポットは?

レンタカーなしでも楽しめる那覇の観光スポットをご紹介します。

  • 波の上ビーチ
  • 波上宮
  • 海底観光遊覧船「アークレックス ワン」
  • 金城町石畳道
  • 壺屋やちむん通り
  • 首里城公園
  • 瑞泉酒造株式会社
  • 福州園
  • 玉陵
  • 識名園
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