迷ったらここ!京都観光で必ず行きたい「エリア別モデルコース5選」

着物姿で京の街並みを歩く女性

京都の見どころは多く、時間が許すなら2泊3日以上、少なくとも1泊2日で訪れるのがおすすめです。この記事では京都の人気観光地の代表的なモデルコースをエリア別に5つご紹介します。人気エリアや見どころスポットを事前にチェックして、京都旅行を思いっきり楽しみましょう!

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目次

エリア別|京都を彩る名所・京都観光モデルコース5選

東山の二寧坂

世界的に名高く美しい都・京都は長い歴史をもち、古くからの日本文化や伝統、街並みを現代に伝えてきました。神社仏閣が数多く存在し、1994年には17か所の寺院などが「古都京都の文化財」として世界遺産に登録されました。

このように京都の見どころは大変多く、「どこに行くのがいいのだろう」と迷ってしまいませんか?

この記事では、はじめて京都を旅行される方にもおすすめの、京都の人気観光地の代表的なモデルコースを、エリア別に5つご紹介します。

  1. 「祇園・河原町エリア」
  2. 「清水寺エリア」
  3. 「嵐山エリア」
  4. 「金閣寺エリア」
  5. 「銀閣寺エリア」

1.~5.のモデルコースを参考に、京都の人気観光スポットを満喫しましょう!

京都観光モデルコース1|“はんなり”を楽しむ繁華街「祇園・河原町エリア」

舞妓の後ろ姿

京都駅からのアクセスがよい「祇園・河原町エリア」は、艶やかな着物をまとった芸妓さんや舞妓さんに出会える京都らしい繁華街です。宿泊、ランチ、スイーツ、ディナー、お土産などのグルメも観光も楽しめるスポットがたくさんあります。

また、伎芸上達にご利益がある「辰巳大明神」や双龍図・風神雷神で知られる「建仁寺」、悪縁を切り良縁を結んでくれる「安井金毘羅堂」などの仏閣も京都には数多く存在します。京都らしい街並みをカメラ片手にはんなりお散歩してみましょう!

祇園・河原町エリアは、1「白川南通」→2「花見小路通」→3「建仁寺」→4「安井金比羅堂」の順で回るのがおすすめです!

映画やドラマのロケ地として有名「白川南通」

花街・祇園は、お稽古場所へと足を運ぶ舞妓さんや芸妓さんの姿が見られる繁華街です。なかでも、白川沿いに約200m続く石畳の道「白川南通」は、映画やドラマ、CMのロケ地としても有名です。そこに立つと、まるで絵の中に飛び込んだような京風情溢れる光景が広がります。

石畳の道を着物をまとって歩くと、さらに京都らしい気分が盛り上がるでしょう。石畳越しの玉垣をバックにしたアングルが人気です。せっかくなので、ぜひ記念撮影してみましょう。

白川南通と新橋通が交わる場所に佇むのは辰巳大明神。見事な桜が咲き乱れる春の景色は、思わず目を見張るほどです。祭神がタヌキのユニークな神社で、伎芸上達にご利益があると、祇園の舞妓さんたちも足しげく拝観に訪れるそうです。

何か習い事をされている方や今からお稽古を始める予定の方も、上達を願って辰巳大明神を参拝してはいかがでしょうか。正面で拝んだあとに祠(ほこら)の裏に回り、一周すると、よりご利益があるそうです!

白川南通へは、京阪電鉄祇園四条駅から歩いて徒歩5分程度で到着します。

京都気分を盛り上げる着物を祇園でレンタルするなら「京あるき」!京都祇園店の人気プランをぜひご利用ください!

伝統芸能に親しめる花街「花見小路通」

祇園のメインストリート「花見小路通」は、四条通を中心に、南北に約1km延びる通りです。国の重要伝統的建造物群保存地区として街の景観を守るため、電線が地中に埋められています。道の両側には、京町家や寺社仏閣、おしゃれなお茶屋さん、飲食店が続きます。そして、夜になると料亭の灯がともり、日中とは違う幻想的な顔をのぞかせます。

日本人だけではなく外国人観光客にも人気が高いスポットの花見小路通。舞妓さんや芸妓さんの姿が見られ、また、さまざまな伝統芸能に親しめるコーナーもあります。昔ながらの京都の街並みが楽しめる通りは、外国人がイメージする日本そのもののようです!

花見小路通へは、京阪電鉄祇園四条駅から歩いて5分程度で到着します。

花見小路通を往来する舞妓さんや芸妓さんに変身してみたい方向けに、なりきりクイック体験が気軽に体験できるプランをご紹介します。踊り2曲を鑑賞したあと、写真撮影が楽しめるショートプランです!

躍動感の溢れる風神雷神図「建仁寺」

花見小路通を四条から南へ進み、しばらく行くと建仁寺の北門が見えてきます。鎌倉時代、栄西(ようさい/えいさい)により創建された京都最古の禅寺「建仁寺」は、多くの文化財を保有しており、見どころ満載の観光スポットです。

書院では絵師・俵屋宗達による「風神雷神図」が、また、方丈では海北友松による「雲竜図」などの障壁画が展示されています。小泉淳画伯により108畳の広さの天井に描かれた水墨画「双龍図」は、まるで生きている龍が天を舞っているかのようなリアルさや迫力さを誇り、一見の価値ありです。

見どころの1つに、中庭の「潮音庭」があります。四季折々、美しい表情を見せる厳かな庭を眺めると、心が洗われ、スーッと軽くなるでしょう。

所在地〒605-0811
京都府京都市東山区大和大路通四条下る小松町
受付時間10時~16時30分
拝観料大人600円
中・高生300円
小学生200円
小学生未満無料
※小学生以下のみでの拝観は不可
駐車場あり(250円/30分) ※本坊参拝者は60分無料
公式サイト建仁寺

紅葉シーズンに訪れた際には、艶やかに色づく紅葉越しに配置された風神雷神図を楽しみましょう!

悪縁を断ち切り両縁を結ぶ「安井金比羅堂」

地元の方々から「やすいのこんぴらさん」と親しまれている「安井金毘羅堂」は、縁切りと縁結びのご利益を求める参拝客で毎日賑わっています。戦で悲しい境遇に合い、後に主祭神となる上皇が、「誰もが自分と同じようなことが起こらぬように」と悪縁を切り、良縁を結んでくれると言い伝えられてきました。

神様の力は絵馬の形をした巨石の中央の亀裂を通し、円い穴に注がれているそうです。参拝手順は、御本殿でお祈りをしたあと、岩をくぐり、この石の好きなところに願いを託した形代(身代わりのおふだ)を貼ります。

安井金毘羅堂の縁切りとは、心を惑わす悪いものとの縁を断ち切り、身を清め、良縁を保つ縁結びのご利益につなぐ意味とのこと。仲良しのご夫婦やカップルでも縁を切られるわけではありません。どうぞご安心ください!

春に安井金毘羅堂を訪れたなら、近くにある円山公園の見事な枝垂桜も必見です!

京都観光モデルコース2|有名寺院をめぐる「清水寺エリア」

清水の舞台と新緑

毎年国内外から多くの観光客が訪れる「清水寺」の舞台は、京都を代表する風景として、テレビや雑誌で紹介されています。

徒歩圏内には、人気観光穴場スポットや伝統的なお寺、京都らしいお土産屋ショップ、抹茶やお団子などを出す和スイーツカフェなどが集まっています。そのためか、辺りは季節問わず多くの観光客で賑わいます。美しい清水寺の四季折々の景色を眺めながら、グルメも観光も満喫できる楽しいエリアです。

清水寺エリアは、1「ねねの道」→2「二寧坂・産寧坂」→3「清水坂」→4「清水寺」の順で回るのがおすすめです!

秀吉とねねゆかりの道「ねねの道」

「ねねの道」は、豊臣秀吉の妻・ねねの名前からつけられました。ねねは夫である秀吉が亡くなったあと、自らが創設した高台寺に秀吉の菩提を置きました。そして、その菩薩を弔うために、晩年の19年を過ごした圓徳院から高台寺までを毎日歩いたそうです。そのような道であることから「ねねの道」と呼ばれていますが、正しい名称は「高台寺道」です。

土壁や石畳が続く落ち着きのある通り・ねねの道では、春になると道沿いに桜が咲き誇ります。また、時折、観光客を乗せた人力車がゆっくりと走り行く様もまた趣きがある光景です。

ねねの道へは、京阪電鉄祇園四条駅から歩いて15分程度で到着します。

秀吉を想うねねの心情を想像しながら、圓徳院を参拝してはいかがでしょうか。

重要伝統的建造物群保存地区に指定されている「二寧坂・産寧坂」

「二寧坂・産寧坂」は、豊臣秀吉の妻・ねねがこの坂を上がり、清水寺で子どもの安産祈願をしていた説からその名がつけられました。清水寺の参道として古くから賑わいをみせています。別名、一念坂・二年坂とも呼ばれています。

坂と石畳、伝統的な家や建物が続く京都らしい和の街並みは、重要伝統的建造物群保存地区に指定されました。お土産物屋さんや八つ橋や抹茶、お団子などの和スイーツを出すお茶屋さん、カフェも多く軒を連ねています。グルメやお買い物も堪能できるので、半日でも、丸1日かけても楽しめます!

二寧坂・産寧坂には「ここでつまずいて転ぶと2年(3年)以内に死ぬ」といった都市伝説があります。これは、「坂道では足元には気をつけましょう」との警告からきた言葉のようです。実際、坂の途中には急な場所や段差があるので、ご高齢の方や妊婦さん、着物や浴衣で訪れる際、日没後などは注意しながら、歩きましょう。

二寧坂・産寧坂へは、バス停清水道から歩いて5分程度で到着します。

清水寺へとつながる参道「清水坂」

「清水坂」も二寧坂・産寧坂と同じく、清水寺の参道として多くの方に親しまれてきた通りです。道の両側には、食べ歩きにぴったりなグルメのお店が充実し、いつも多くの観光客が集まり、活気に溢れています。そして、清水寺へとまっすぐ伸びた大通りの先に見えてくるのは、仁王門と三重塔です。

清水坂へは、バス停清水道から歩いてすぐ到着します。

清水寺の参拝の合間にランチやお茶をするのもよし、ご当地ならではの八つ橋シュークリームや豆腐ドーナツ、豆乳黒蜜かき氷などを片手に食べ歩きをするのもよし! 京都風情溢れる坂道で楽しいひと時を過ごしましょう!

世界遺産認定「清水寺」

清水坂を上り詰めた先には、「清水寺」の仁王門と三重塔が迎えてくれます。清水寺は京都観光の定番人気スポットの1つで、1994年にユネスコ世界文化遺産に登録されました。

無病息災・立身出世・財福・良縁成就・子授けなどのご利益があるといわれ、毎日多くの観光客が参拝に訪れています。見どころはなんといっても、ことわざ「清水の舞台から飛び降りる」でおなじみの舞台でしょう。

本堂の全面が外へせり出すこの大きな舞台からは、京都の街を一望でき、圧巻の景色が広がります。実は、清水寺の舞台には釘が1本も使われていません。木材同士を編み込むように組み合わせる「地獄組み」と呼ばれる建築構造の舞台に立つと、かつての職人さんの熱い魂を感じ取れるかもしれません。

清水寺へは、バス停清水道、または五条坂から歩いて10分程度で到着します。

京菓子を食べるだけではなく、作ってみたい方必見!清水寺の近くにある京菓子の老舗「甘春堂」の職人さんと一緒に和菓子を作ってみませんか?

京都観光モデルコース3|京都の美しい四季を楽しもう「嵐山エリア」

秋の渡月橋

嵐山といえば、桂川に架かる渡月橋が有名です。嵐山エリアは、春は桜・秋は紅葉と四季折々さまざまな楽しみ方ができる観光名所で、半日から1日かければ徒歩で満喫できます。京都の修学旅行で、嵐山が必ずルートに入るのはさまざまな魅力が溢れる場所だからでしょう!

写真映えスポットとしても有名な竹林道にも連日多くの観光客が訪れ、その厳かで幻想的な雰囲気に酔いしれています。いつもとは違った観光の選択肢として、嵐山名物・人力車に乗り、各名所を駆け抜けるのもまたおすすめです。

嵐山エリアは、1「渡月橋」→2「天龍寺」→3「嵯峨野トロッコ列車」の順で回るのがおすすめです!

嵐山のシンボル「渡月橋」

嵐山のシンボルと呼ばれる「渡月橋」。映画やドラマのロケ地としても有名で、多くの方がその風景を瞬時に思い浮かべられるのではないでしょうか。

橋の上からの美しい山々や穏やかな流れの川の景色は、本当に美しく、思わずため息が出るほど。上流が保津川、下流が桂川である大堰川(おおいがわ)にかかる橋で、春は桜、秋は紅葉と四季折々さまざまな風景が楽しめます。

渡月橋の名は、平安時代初期に亀山上皇が「くまなき月の渡るに似る」(曇りのない夜空に、まるで満月が橋を渡っているかのように見える)と詠んだ歌に由来しているそうです。

渡月橋へは、京福電鉄嵐山線・阪急嵐山線嵐山駅から歩いて5分程度で到着します。

船上から嵐山の美しい四季を楽しめる遊覧船や貸しボートのご利用もできます。

天井に描かれた大迫力の龍「天龍寺」

臨済宗天龍寺派の大本山「天龍寺」は、京都を代表する禅寺です。足利尊氏が後醍醐天皇の冥福を祈るために建てました。特に秋の紅葉が大変美しく、連日多くの参拝者が訪れます。

見どころは、鮮やかな紅葉で華やぐ庭園「曹源池庭園(そうげんちていえん)」や、日本画家・加山又造(かやままたぞう)によって広大な天井に描かれた「雲龍図」など。360度どこから見ても、睨まれているように見えるリアルな「八方睨みの龍」は、ぜひ見ておきたいスポットの1つです。

天龍寺の基本情報は以下のとおりです。

所在地〒616-8385
京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町68
参拝時間8時30分~17時
アクセス京福電鉄嵐山線「嵐山」駅からすぐ
JR嵯峨野線「嵯峨嵐山」駅から徒歩13分
阪急電車「嵐山」駅から徒歩15分
参拝料【庭園(曹源池・百花苑)】
高校生以上500円
小・中学生300円
未就学児無料

【諸堂(大方丈・書院・多宝殿)】
庭園参拝料に300円追加

【法堂「雲龍図」特別公開】
500円(上記通常参拝料とは別)
駐車場あり(1,000円/1回 収容台数100台)
公式サイト天龍寺

秋に天龍寺を訪れたなら、ぜひ真っ赤な紅葉をお楽しみください。

自然を体感しながら四季折々の景色を駆け抜ける「嵯峨野トロッコ列車」

嵐山と亀岡を結ぶ「嵯峨野トロッコ列車」は、保津川沿いの渓谷美を駆け抜けるノスタルジックな装いの観光列車。観光客を乗せ、ちょっと速い自転車くらいの速さで、全長7.3キロの道のりを約25分かけゴトゴトゆっくり走ります。

5つの車両のうちのリッチ号と呼ばれる5号車は、窓ガラスがなく開放的で車内中に心地よい風が吹き抜けます。さらに屋根は透明のガラスなので、大自然に囲まれながら列車旅が味わえると大変人気があります。

春は桜、夏は深緑、秋は紅葉、冬は雪のトンネルをくぐりながら、渓谷の美しい景色をめぐる列車は、繁忙期になると当日現地で購入できない場合も多いそうです。事前のネット予約サービス利用が安心でしょう。JR西日本の主要なみどりの窓口でも購入できます。

嵯峨野トロッコ列車の基本情報は以下のとおりです。

所在地〒616-8373
京都府京都市右京区嵯峨天竜寺車道町
運賃(片道)大人880円 
小人440円
*乗車区間にかかわらず均一
公式サイト嵯峨野トロッコ列車

当日チケット購入にて嵯峨野トロッコ列車に乗りたい場合は、空席情報を確認してから向かうようにしましょう!

京都観光モデルコース4|京都の代表的な世界遺産を見るなら「金閣寺エリア」

龍安寺の庭園

京都のみならず、日本を代表する「金閣寺」の周辺には、世界遺産に登録されている見応えたっぷりの寺院が集まっています。

金色に輝く「金閣寺」、エリザベス2世が絶賛した「龍安寺」、皇室ゆかりのお寺「仁和寺」、迫力ある雲龍図が見られる「妙心寺」など、一度は行っておきたい見どころ満載の金閣寺エリアをゆったり散策しながら徒歩でまわってみましょう!

嵐山エリアは、1「金閣寺」→2「龍安寺」→3「仁和寺」→4「妙心寺」の順で回るのがおすすめです!

豪華なゴールドをまとった「金閣寺」

金色に輝く寺院「金閣寺」は、国内外から多くの観光客が訪れる日本を代表する京都の名所です。世界遺産「古都京都の文化財」の1つとして登録された金閣寺は、観光客や修学旅行生が必ず訪れる京都観光の王道です。

一般的に金閣寺と呼ばれていますが、正式名称「鹿苑寺(ろくおんじ)」はあまり知られていません。鎌倉時代、室町幕府三代将軍・足利義満が別荘として譲り受け、その後舎利殿を自らの住まいとしていました。その舎利殿が「金閣」と呼ばれることから、金閣寺の呼び名がついています。しかし義満の死後、遺言によって鹿苑寺の名前がつけられました。

室町時代以前は舟遊びを楽しむ場所だった「回遊式庭園・鏡湖池」は、どの角度から見ても湖面に金色の舎利殿が映るよう設計され、必見です。

金閣寺の基本情報は以下のとおりです。

所在地〒603-8361
京都府京都市北区金閣寺町1
参拝時間9時~17時
参拝料大人500円 
小・中学生300円
駐車場あり(60分まで400円 収容台数250台)
公式サイト金閣寺

「逆さ金閣」を見るには、最も美しく見える晴れた風のない日を選んで行くのがおすすめです。義光が残した感動的な絶景美を思いっきり堪能しましょう!

枯山水庭園で有名な「龍安寺」

「龍安寺(りょうあんじ)」もまた世界遺産「古都京都の文化財」の1つとして登録されています。宝徳2年(1450年)、応人の乱の東軍総大将・細川勝元が徳大寺家の別荘を譲り受け、建立した禅寺です。

見どころは何といっても枯山水庭園の石庭。白砂が敷き詰められた約75坪の広さの敷地に合計15個の岩があります。しかし、どの角度から見ても1個の石はほかの石に隠れて見えないように配置されていて、とても不思議です。そのような配置にした意図には諸説あり、今でも謎のままだとか。その岩々がまるで虎が子どもを連れているように見える様子から「虎の子渡しの庭」とも呼ばれています。虎の親子に見えるかどうかは実際に確かめましょう!

龍安寺の基本情報は以下のとおりです。

所在地〒616-8001
京都府京都市右京区龍安寺御陵下町13
参拝時間3月1日~11月30日:8時~17時
12月1日~2月末日:8時30分~16時30分
参拝料大人500円
小・中学生300円
駐車場あり(拝観者に限り60分無料 収容台数100台)
公式サイト大雲山 龍安寺

禅の精神「侘び寂び」の空気漂う厳かな環境に身を置けば、新しい自分に出会えるかもしれません!

皇室ゆかりのお寺「仁和寺」

仁和4年(888年)に創建された「仁和寺(にんなじ)」もまた世界遺産「古都京都の文化財」の1つとして登録されています。「御室御所(おむろごしょ)」の別名は、皇室との縁の深さを物語っているそうです。

春の仁和寺には、枝垂れ桜やソメイヨシノなどのたくさんの桜が咲き誇ります。そのなかでも国の名勝にも登録されている「御室桜(おむろざくら)」は圧倒的な美しさで境内を鮮やかに彩ります。4月中旬から下旬が見頃の遅咲きの御室桜を背景に思い出に残る写真をおさめましょう!

仁和寺の基本情報は以下のとおりです。

所在地〒616-8092
京都府京都市右京区御室大内33
参拝時間3~11月:9時〜17時
12~2月:9時〜16時半
参拝料【仁和寺御所庭園】
大人800円 
高校生以下無料
駐車場あり(500円/1回 収容台数 100台)
公式サイト世界遺産 真言宗御室派総本山 仁和寺

仁和寺の境内はとても広く、砂利部分もあるので、歩きやすい靴での参拝がおすすめです!

迫力ある雲龍図「妙心寺」

約10万坪の広大な敷地をもつ臨済宗妙心寺派の大本山「妙心寺」は、日本最大の禅寺。境内にある多くの寺院が妙心寺周囲を取り囲むようなデザインで、桜・紅葉・苔の名所も有しています。

また、江戸時代の天才絵師・狩野探幽が8年がかりで天井に描き上げた龍も見どころです。雲竜図としては日本一のサイズといわれ、圧巻のスケールを誇ります。どの角度から見ても目が合い、見る位置や角度によって表情が変わる龍を見上げて、観察しましょう!

妙心寺の基本情報は以下のとおりです。

所在地〒616-8035
京都府京都市右京区花園妙心寺町1
参拝時間9時~16時
参拝料境内無料

【法堂・大庫裏】
大人    700円
小・中学生 400円
駐車場あり(700円/1回 参拝者・花園会館利用者は無料)
公式サイト臨済宗大本山 妙心寺

妙心寺では、坐禅会や写経道場、御詠歌など各種行事にも参加できます。ぜひ妙心寺の禅の教えに触れてみましょう!

京都観光モデルコース5|京都の「わび・さび」を感じる「銀閣寺エリア」

桜と平安神宮

金閣寺とペアで人気の観光名所になっている「銀閣寺」。日本の美意識の1つ「わび・さび」の文化を色濃く残す銀閣寺から、哲学者・西田幾多郎が思慮にふけりながら歩いた「哲学の道」を通り、紅葉の名所・南禅寺へ。そして、平安京を縮小サイズで再現した「平安神宮」へと向かうモデルコースと穴場スポットをご紹介します。

銀閣寺エリアは、1「銀閣寺」→2「哲学の道」→3「南禅寺」→4「平安神宮」の順で回るのがおすすめです!

東山文化のシンボル「銀閣寺」

「銀閣寺」は、室町幕府八代将軍・足利義政によって造営された相国寺の塔頭寺院の1つです。美意識の高い義政の精神が今もなお受け継がれる美しい銀閣寺の見どころをみていきましょう!

正式名称は「慈照寺(じしょうじ)」。金閣寺が金色に輝いているように、銀閣寺も銀色をしているのかと思いきや、そうではありません。派手できらびやかな金閣寺がある北山文化に対し、飾り気はないけれど中身が充実している東山文化を象徴する寺院として銀閣寺と呼ばれるようになったといわれています。境内東側の山にある展望台からの眺望は必見です!

四季折々の風景を眺めながら、観音殿・東求堂・方丈・庭園・展望所・お茶の井などたくさんの見どころを満喫したあとは、銀閣寺から南へ続く「哲学の道」へ進みましょう!

銀閣寺の基本情報は以下のとおりです。

所在地〒606-8402
京都府京都市左京区銀閣寺町2
拝観時間3月1日〜11月30日:8時30分〜17時
12月1日〜2月末日:9時~16時30分
参拝料大人500円 
小・中学生300円
駐車場なし(市営駐車場あり)
公式サイト銀閣寺

半日かけて、京都の三大名所である金閣寺・銀閣寺・清水寺をバスでゆったりめぐりたい方は、次のバスツアーへ参加しましょう!

四季を感じながら歩く「哲学の道」

「哲学の道」は、銀閣寺から南禅寺へ向かう約2キロの散歩道。哲学者・京都大学教授の西田幾太郎が毎日この道を通り、思慮にふけっていたことが名前の由来となりました。

琵琶湖から引かれた疎水が流れる運河沿いの道を、春はピンクの桜、夏には鮮やかな緑、秋にはさまざまな紅葉が彩ります。

レトロな装いのカフェやお土産物屋さんでちょっと一息休憩をはさみながら、ゆったりと美しい小道を進みましょう!

哲学の道へは、バス停銀閣寺前、または銀閣寺道から歩いてすぐ到着します。

椿の名所である「霊鑑寺(れいかんじ)」や、訪れる方に幸せを与える幸せ地蔵が佇む「弥勒院(みろくいん)」など、哲学の道から寄り道できる穴場スポットもたくさんあります!

石川五右衛門も認めた絶景「南禅寺」

京都岡崎にある臨済宗南禅寺派の大本山「南禅寺」には、重要文化財の勅使門や三門、国宝に指定されている方丈、江戸時代初期の代表的な枯山水庭園、琵琶湖から京都市内へと水を引いた疎水などの見どころが多くあります。

歌舞伎で石川五右衛門が見得を切りながら発する台詞「絶景かな、絶景かな」を聞いたことがありますか?この台詞は、「南禅寺」の三門楼上の景色を眺めて発する言葉。五右衛門と同じ場所に立ち、同じ絶景を眺めれば、もしかすると同じ台詞を叫びたくなるかもしれません!

南禅寺の基本情報は以下のとおりです。

所在地〒606-8435
京都府京都市左京区南禅寺福地町
拝観時間12月1日~2月28日:8時40分~16時30分
3月1日~11月30日:8時40分~17時00分
拝観料【方丈庭園】
一 般  600円
高校生  500円
小中学生 400円

【三門】
一 般  600円
高校生  500円
小中学生 400円

【南禅院】
一 般  400円
高校生  350円
小中学生 250円
駐車場あり(1,000円/120分)
公式サイト南禅寺

南禅寺では、写経会や暁天坐禅、独秀流御詠歌、団体坐禅など体験会にも参加できます!

華やかな朱塗りの宮殿「平安神宮」

平安遷都1100年を記念し創建された「平安神宮」は、鮮やかな朱塗りの建築で有名です。かつての平安京の約8分の5の規模で再現している社殿、京都を代表する建築物の大鳥居、魚や鳥などのさまざまな生命が息づく1万坪の神苑(しんえん)など、どこを切り取っても優雅で美しいパワースポット。

平安神宮のご利益といえば、縁結び。昔から多くのカップルが結ばれてきたといわれています。また、開運・厄除け・学業成就のご利益もあり、各種かわいいデザインのお守りを求めて、観光客で賑わっています。

谷崎潤一郎など名高い文豪たちも訪れていた八重紅枝垂桜などの桜の名所・平安神宮に参拝して、たくさんのパワーをもらいましょう!

平安神宮の基本情報は以下のとおりです。

所在地〒606-8341
京都府京都市左京区岡崎西天王町97
拝観時間境内:6時~17時30分 神苑:8時30分~17時
*季節によって変動あり
拝観料境内無料

【神苑】
大人600円 
小人300円
駐車場なし(市営駐車場あり)
公式サイト平安神宮

見どころいっぱいの京都の観光名所を効率よく回りたい方は、タクシーチャーターを検討してはいかがでしょうか?

まとめ|京都観光はこれで決まり!エリア別モデルコース5選

京都を観光する女性

京都の見どころは多く、時間が許すなら2泊3日以上、少なくとも1泊2日で訪れるのがおすすめです。この記事では、京都の人気観光地の代表的なモデルコースをエリア別に5つご紹介しました。

  1. 「祇園・河原町エリア」
  2. 「清水寺エリア」
  3. 「嵐山エリア」
  4. 「金閣寺エリア」
  5. 「銀閣寺エリア」

「どこに行けばいいのだろう」と迷っている方や「半日や日帰りで行って楽しめるだろうか」と心配している方も、気になるエリアを事前にチェックして、楽しい旅の思い出をつくってください!

広範囲に観光名所が点在する京都では、ドライバーさんによる見どころの解説がついた貸切観光タクシーがとても人気です。快適に効率良く行きたい場所を回りたい方におすすめですよ!

よくある質問

京都で行ったほうがいい場所は?

清水寺や金閣寺、銀閣寺など1994年に「古都京都の文化財」として世界遺産に登録された17か所の寺院などはぜひ言っておきたいスポットです。

清水寺エリアのモデルコースは?

清水寺エリアを効率よく堪能するには、1「ねねの道」→2「二寧坂・産寧坂」→3「清水坂」→4「清水寺」の順で回るのがおすすめです。

京都の通な楽しみ方は?

ひと味違った京都を楽しむためのアイデアをご紹介します。

  • 着物をレンタルして京都の歴史的な街並みを散策する
  • 京のお惣菜、おばんざいを楽しむ
  • 昭和レトロな老舗喫茶店でコーヒータイム
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