【8月8日はエッグタルトの日】エッグタルトの名店を紹介!焼きたてトロトロのエッグタルトを堪能しよう
8月8日のエッグタルトの日。エッグタルトを食べたこと、誰しも一度はあるのではないでしょうか。
しかしエッグタルトとはどんなお菓子?というと、実はよくわからないというケースも。
今回はエッグタルトの成り立ちから、エッグタルトが産まれた本場・ポルトガルやマカオの名店までを紹介していきます。
今は行けなくてもいつか行きたい、本場の名店のエッグタルトは絶品!
日本でもできたてトロトロの美味しいエッグタルトを提供しているお店があります。
最近エッグタルトを食べていなかったという方も、この機会にぜひ食べてみてはいかがでしょうか。
エッグタルトの日とは?
8月8日はエッグタルトの日。日本でエッグタルト専門店を展開する、「アンドリューのエッグタルト」が2020年に制定した新しい記念日です。
エッグタルトをひとつの文化として日本に根付かせることが目的として申請され、認定されました。
エッグタルトの歴史発祥をひもとく
エッグタルトはマカオ発祥だと思っている方もいるかもしれませんが、それはマカオがポルトガル領だったから。 エッグタルトはもともとはポルトガルのお菓子、「パステル・デ・ナタ」 です。
「パステル・デ・ナタ」は、ポルトガル・リスボン西部の ジェロニモス修道院 で生まれました。
閉鎖された世界の修道院では楽しみが少なく、修道士や修道女はお菓子をこっそりと作り、食べるのが唯一の楽しみでした。そんな中革命がおこり、ジェロニモス修道院は閉鎖。追放されてしまった修道士・修道女は職がなく、今までこっそりつくっていたお菓子を作り売ることを思いつきます。
そのお菓子は評判をよびたちまち大人気に。これが「 パステル・デ・ナタ 」の発祥です。
今でも ポルトガルでは略して「ナタ」と呼ばれ 、親しまれているお菓子です。
一方ポルトガル領であったマカオにも、「 パステル・デ・ナタ 」は伝わりました。しかし形は少し異なり、 「エッグタルト」というかたちにアレンジを加え完成させたのは英国人アンドリュー・W・ストウ氏 です。
アンドリュー氏は ロード・ストウズ・ベーカリーを創業 し、名物として売り出したエッグタルトはたちまち人気に。マカオや香港で広く食べられるお菓子になりました。
エッグタルトの有名店を紹介
エッグタルト発祥の地・ポルトガルとマカオの名店をご紹介します
<リスボン>元祖エッグタルトの店「パスティス・デ・ベレン」
ジェロニモス修道院の近くにあり、 元祖「パステル・デ・ナタ」を生み出した のがこの店、「パスティス・デ・ベレン」です。
観光ガイドなどにもよく掲載されているので知っている人も多いかもしれません。
場所はジェロニモス修道院のすぐ近く。トラムで向かうと最寄りからジェロニモス修道院に向かうその途中にあるのでわかりやすいです。
店はいつも行列!
しかし実はイートインの列とテイクアウトの列が別にあり、テイクアウトの列はスイスイ進むので意外に待ち時間は短いです。
こちらのナタは濃厚なカスタードがたっぷりで、特に生地のザクっとするような食感は最高。何個でもいけちゃいそうなほどの美味しさです。
その場で出来立てを食べるのも良いですが、後で絶対また食べたくなるのでお持ち帰りも同時に購入するのもおすすめ。
リスボンを訪れた際にはマストで立ち寄りたいお店です。
<リスボン>Manteigaria
こちらもリスボンのナタ専門店。目の前でナタを作っている作業を見ることが出来ます。
行列ができている時間もありますが、持ち帰りの人が多く捌くのはかなり早い印象。いつも常連さんでにぎわっているお店です。
ぷるんとした中身は優しい甘みで、生地はパリパリとした仕上がり 。1個じゃ足りない!と思う人が多いのか、皆さん複数個を購入して食べていました。
「パスティス・デ・ベレン」とはまた違った味わいなので、ぜひ食べ比べてみてください。
<リスボン>Pastelaria Aloma
パステル・デ・ナタのコンテストで優勝 したお店。写真は少し古く、今はきれいに改装済のようです。
地元に根付いた小さなお店という店構えですが、その実力はお墨付きです。
実はこの ちょっと焦げたところも絶妙に美味しい とのことで、焦げを指定して注文もできるそう。確かに香ばしさが合って絶品でした!
店内で出来立てをいただけば、あたたかくパリパリの生地がたまらない美味しさでした。
<マカオ>アジアでエッグタルトを広めたお店「ロード・ストウズ・ベーカリー」
マカオ名物のエッグタルト 。ナタからエッグタルトに進化させ、広めた発祥の店として知られるのがロード・ストウズ・ベーカリーです。
本店はマカオ南部のコロアネ地区という場所にあります。
創業者のアンドリュー氏は亡くなりましたが、その娘や妹が引継ぎ、おいしいエッグタルトを提供しています。今は中心部のホテル内にも店舗を出店しており、気軽に購入できるようになりました。
しかしコロアネ地区は雰囲気も良いので、 散歩がてら本店を訪れてみるのもおすすめ 。
優しいエッグタルトに出会うことができます。
<日本>ロード・ストウズ・ベーカリーの本流を継ぐ店「アンドリューのエッグタルト」
先ほど紹介した、「ロード・ストウズ・ベーカリー」が今から 約20年前に日本に出店したのが「アンドリューのエッグタルト」 。創業者の名前をとってつけられました。関西を中心に店舗を展開しています。
今でも元祖の「ロード・ストウズ・ベーカリー」の製法や味を守り続け、おいしいエッグタルトをつくり続けています。卵とタルトの配合なども本店と同じレシピなのだとか。
ちなみに衛生上要冷蔵で提供している店舗もありますが、冷やしてもパリパリの生地の食感は変わらずおいしいです。
日本でマカオの人気店の味が堪能できるのは嬉しいですね。本店にはない日本オリジナルのエッグタルトもあるので、ぜひチェックしてみてください。
日本でも本格的なエッグタルトが食べられる!
本場・ポルトガルやマカオの名店で食べるエッグタルトも格別ですが、日本でもベーカリーや中華レストラン・スイーツ店などたくさんのお店がエッグタルトを提供しています。
エッグタルトは素朴で飾らない、親しみやすいお菓子 。どんなシーンにも食べられるのが嬉しいポイントです。
リスボンやマカオのお店にはいつか行ってみたいですが、しばらくは機会があれば日本のエッグタルトを食べ比べして回ってみるのも楽しいかもしれませんね。
8月8日にはぜひエッグタルトを食べてみましょう!
出典・参考
やってみよっか?