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【7月は祇園祭】2023年は完全復活!祇園祭を楽しむためのポイントを紹介

毎年7月に京都で行われる「祇園祭」。2023年は、コロナ禍で縮小していた部分が元に戻り、完全に近い形で行われる予定です。日本三大祭のひとつでもある祇園祭には例年多くの人が訪れます。京都が熱く盛り上がる季節が近づいてきました。

しかし、祇園祭はそもそもどんなお祭りなのか、ご存知ない方も多いかもしれません。祇園祭には宵山、山鉾巡行などさまざまなイベントがあり、楽しみ方もそれぞれです。今回はそんな祇園祭の楽しみ方や準備の仕方をご紹介していきます。

祇園祭の意味は?

祇園祭は千年以上の歴史がある祭りで、 「ユネスコ無形文化遺産」 としても登録されています。

元々は京都・ 八坂神社の祭礼 であり、起源は平安時代にまでさかのぼります。当時都で起こった疫病をおさめるための 疫病退散祈願 から始まっていて、今でも祇園祭は 「疫病除け・厄除け」の祭り として続いています。

数年間コロナに悩まされてきた中で、ご利益にあずかりたいですね。

祇園祭の日程の詳細

京都の夏の風物詩ともいわれる祇園祭。開催期間は 7月1日の「吉符入」から31日の「疫神社夏越祭」まで、約1か月間 にわたって祭事が行われます。

17日は「前祭」があり、この日に山鉾巡行が行われます。

24日は「後祭」の山鉾巡行が行われ、「宵山(よいやま)」は山鉾巡行の前夜祭としてそれぞれ行われます。宵山には屋台が出店して賑やかな雰囲気になります。

祇園祭のハイライトといえば山鉾巡行

宵山や巡行は、前祭と後祭の2回 行われます。祇園囃子の中、山や鉾が通りを勢いよく周る山鉾巡行は、祇園祭のハイライトのひとつです。山鉾が京都のメインストリートを練り歩く行事の山鉾巡行ですが、豪華なタペストリーで飾られた山車の様子や、"稚児"が乗っている長刀鉾などみどころがたくさんです。

通りの近くには多くの観客が訪れ、 御池通りには観覧席 も設けられます。一度は見たい迫力の光景です。

「宵山や巡行は、前祭と後祭の2回行われる」とお伝えしましたが、1966年からはひとつになり17日にあわせて行われるようになりました。しかし 2014年に後祭が復活 し、本来の祇園祭に近い姿で開催されるようになったのです。

山鉾巡行を見るなら、やはり前祭の17日がおすすめ です。巡行する山鉾の数が多く、人出も多いため活気あふれる様子が見られるかもしれません。

人が多くて疲れるかもしれない、と不安がある方はツアーのご利用もおすすめです。

祇園祭の準備の仕方

ではそんな祇園祭を見に行くためにはどうすれば良いのでしょうか?

祇園祭には全国、世界から人が京都に集まって大賑わい。 京都中が混雑 する期間です。しっかりとスケジュールを立ててから訪れるのがおすすめです。

ホテル選びは重要!

多くの観光客が訪れるのでホテルは予想以上に早く埋まってしまいます。特に 山鉾巡行がホテルから見えるというホテルは大混雑で料金も高騰 。1年以上前から予約を受け付けているというホテルもあるほどなので、 山鉾巡行のルートは要確認 です。

また、祇園祭では 歩行者天国になる場所や通行止めになる通りが多数 あります。タクシーで訪れようとしている方や、バスで巡ろうと考えている方は気をつけて下さい。

歩行者天国の区域は、 例年だと四条通り、烏丸周辺 。曜日にもよりますが、 宵々山・宵山の18:00〜23:00頃 歩行者天国になる可能性が高いです。

詳細は祇園祭開催前に京都府警のHPより発表されることが多いため、要チェックです。

祇園祭真っ只中である付近にホテルをとってしまった場合、 ホテルから一歩も外に出れないほど混雑している…ということもあるかもしれません。 ホテルのレストランの営業も特別な時間に変更されているケースもあるのでご注意ください。

祇園祭を見に行きたいけれど、静かなところで過ごしたいと考えている場合、 京都駅周辺や丸太町など少し離れた場所のホテルに宿泊することをおすすめ します。地下鉄や阪急、京阪などの電車は問題なく動いているため祇園祭までは電車での移動がベストです。

一番盛り上がるのは?

祇園祭には前祭、後祭とありますが、いつ訪れるのが良いのでしょう。

はじめての方は前祭をおすすめ します。長く前祭の日程(17日)に統一されて開催されてきただけあって、後祭が復活した今でも盛り上がるのは前祭の方です。

山鉾巡行が見たい方は、前祭の山鉾巡行の17日に訪れるのがおすすめ です。

しかし実は17日は屋台が閉まっていることが多く、 宵山(16日)や宵々山(15日)に多くの出店が出店します 。鉾の写真も撮れるので、 いかにもお祭りという雰囲気を味わいたい方は宵山や宵々山に訪れるのがおすすめ です。

2023年は宵山が日曜日、宵々山が土曜日なので 大変な人出が予想されます 。屋台目当てという方はたっぷり楽しめますが、あまりの人の多さに疲れてしまいそう…という方は 少し離れた場所のお店を予約しておくなど、休憩できるように調整するのが良いかもしれません。

祇園祭で楽しみたいポイント

祇園祭には様々な楽しみ方があります。今回は抑えておきたいポイントをご紹介します。

屋台でわいわい楽しもう

通りに並ぶ屋台はお祭りの醍醐味。いろんな出店を巡ってみるのも良いのではないでしょうか?夜には山や鉾に提灯の明かりがと灯り、いかにも祇園祭の夜の風情を楽しめます。

また、屋台ではありませんが 山や鉾のテントでは粽(ちまき)が購入できます 。この粽は食べるものではなく厄除けの効果があるとされ、家に飾るものです。持ち帰れるという方は厄除け粽を購入してみるのもありかもしれませんね。

浴衣でフォトジェニックに

祇園祭では浴衣を着て巡る人がたくさん。最近京都では レンタル浴衣店がたくさん 増えているので、本場の雰囲気を楽しんでみてはいかがでしょうか。色とりどりの浴衣を着るとテンションもあがり、お祭り気分が盛り上がりそうですね。

祇園祭の日はとっても混雑するので事前予約を忘れずに。

祇園祭グルメを楽しむ

祇園祭にはその時期限定の祇園祭グルメが登場。 この時だけの祇園祭グルメを楽しんでみてはいかがでしょうか?

詳細はこちらの記事でもご紹介しているのでぜひ参考にしてみて下さい。

山鉾には上ることができる

巡行する山鉾には、実は上ることができるのです。

数多くある山鉾のうち、いくつかの山鉾に限られていますが、観覧券を購入したり、観覧券と粽(ちまき)とセットの購入などで入場できたりする機会があります。

17日は山鉾巡行で上ることができないため、 16日まで になりますが、上ってみたいという方は検討してみて下さい。鉾によって上れる時間も限られているので注意が必要です。

一度は体験して欲しい祇園祭の奥深い魅力

参加したことがない方は、どんな感じのお祭りなのかつかみにくいかもしれませんが、一度参加したらまた来たい!とハマる方もいるかもしれません。

花火など派手な演出はないのですが、とっても趣のあるお祭りです。迫力のある山鉾巡行を見たり、鉾を巡りながら屋台で遊んだり食べたり、祇園祭ならではの文化をぜひ楽しんでみて下さい。

やってみよっか?

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