私のベランダガーデニングのちょっと変わった収穫
夫の下宿のベランダは広いのですが、野菜は植物全体の１割程度しか育てていないので、野菜を中心に育てている方に比べると収穫物はぐっと少なくなります。
でも、野菜とは違う収穫物も隠れています。私のベランダガーデニングのちょっと変わった収穫物をご紹介しましょう。
1,000円以下
道具(難度) ■■
事前準備(難度) ■■
経験(難度) ■野菜栽培に後ろ向きなのは虫が嫌いだから
自家栽培の野菜の最大のメリットは、やはり無農薬で育てられること。でも、「無農薬栽培＝虫だらけになりやすい」のは間違いないこと。虫が大嫌いな私には、野菜栽培はあまり向いていません。
タワーマンションの最上階ならあまり虫害は生じないのでしょうが、そんな環境ではないし、ネットを全部にかぶせて育てるのも面倒くさい。そもそも、そこまでして自作したいとも思っていません。
虫に悩まされにくい植物を育てて収穫物も見つける
虫が嫌いなのに虫だらけになりやすい野菜を育てるよりも、虫がつきにくい好きな植物を育てていき、その過程で得られるものがあれば、野菜を育てなくても“収穫”と言えます。
収穫物は、何も野菜に限定する必要はなく、また、食べるものに限定する必要もないのではないかと思います。
野菜以外の私のベランダガーデニングの収穫
ハイビスカス原種「赤バナー」の花殻を収穫する
ハイビスカスの原種「赤バナー」は、茎が細く、花も全体的にハワイアン種に比べるとシャープな形です。油断すると樹高が高くなるため、がっつり剪定しつつ育てています。
この赤バナーの花殻に熱湯を注ぎ、さらにレモン果汁をぽとぽと落とすと、鮮やかな赤色になります。これをハイビスカスティーとして楽しむことができます。また、ここに白い布をひたしておくと、優しいピンク色に染められ、ハイビスカス染めも楽しめます。
流通しているハイビスカスティーはハイビスカスの仲間の「ローゼル」から作られていますが、自分ちでちょこっと楽しむ分なら、ローゼルではなく赤バナーでも十分じゃないでしょうか。
オリーブを育ててオリーブの実を収穫する
すらっとした樹形でシャープな葉っぱのオリーブは、長野でも庭木にしている人が多いほど、寒さにも強く育てやすい植物です。
オリーブの実は、あく抜きしてから食べたり、実をぐちゃぐちゃにつぶしてもみもみし続けてオイルを取ったりできると数年前に放送されたNHKあさイチで見て、もともと樹形が好きだったので、即！育てよう収穫までおよそ５か年計画を発動しました。
オリーブは１本だけでも実はなるけれど、２種類植えた方が実もよくつくというし、品種によって樹形や葉の雰囲気が異なり、それぞれ違った魅力があるのでルッカとオークランの２種を育てていましたが、鉢植えを浜松に持ってきたところ、あっという間に寒さに強いはずのオークランが枯れ、何とか持ったルッカも幹を持ったらすっぽ抜け、鉢底にセミのような幼虫を発見し、食べられたことがわかりました。
それでも、実の収穫が諦められず、１本でも結構収穫ができるというマンザロニを購入し、育てていました。マンザロニを育て始めて３年くらいですが、ようやく一粒立派な実がなりました。来年、もう少しなるといいなと思います。
ハーバリウム素材にするドライフラワー用の花を収穫する
バラや胡蝶蘭、デンドロビウム、パンジー・ビオラなど、育てていれば開花時期には蕾も８部咲きのいい状態の花も簡単に手に入れることができます。前出のオリーブの花のついた枝も含めて収穫し、ドライフラワー用のシリカゲル１週間くらい埋めておいてドライフラワーにします。
電子レンジでシリカゲルごと加熱すると数分でドライフラワーに仕上げられますが、急ぐ理由がないので、最近はずっと放置でドライフラワーにしています。
自作のドライフラワーでハーバリウムを作ると、短い期間で黄色く変色してしまいますが、見栄えが悪くなったら廃棄してまた新しいハーバリウムを作るといった楽しみ方もできます。単に瓶に入れて飾ってもいいし、楽しみ方は無限にあります。
ベランダガーデニングで収穫するのは野菜だけじゃない
ベランダガーデニングで野菜を収穫してはいけないわけではありませんが、野菜以外にも収穫はあるし、食べる以外の楽しみ方もあります。
野菜は短期間で収穫できるまで育てられるので手軽ですが、昨年、冬なら虫がつきにくいかもと思って白菜とキャベツを植えてみましたが、とってもとっても虫がついてほとんど食べられませんでした。
やってみよっか？
